最終更新:2021年1月5日

家賃8万円のお部屋に住むなら手取りはいくら必要?という疑問を解決します。
月収目安や、手取りいくらだとギリギリ家賃8万円のお部屋に住めるのか、手取りに対する家賃目安も紹介します。
また、手取りごとの生活費例や、東京都内だとどんなお部屋があるのか、家賃や生活費を抑える方法も紹介しているので参考にしてください。
家賃8万円にするなら手取りはいくらあると良い?
家賃8万円のお部屋に住むなら、手取り24万円以上あると良いです。
手取り金額は保険料や年金、税金などが引かれるので月収の目安は28万円ほどです。
手取り24万円もあれば食費や娯楽などの生活費にまわせる費用が多いので、無理に節約せずとも一人暮らしができます。
手取り24万円以下でも家賃8万円のお部屋に住めますが、急な出費がある月は家計が苦しくなるのでおすすめしません。
手取り20万円でも住めるがギリギリの生活
手取り20万円でも家賃8万円のお部屋に住めますが、毎月かなりギリギリの生活になります。
以下は、手取り20万円の人の生活費例です。一人暮らしの平均費用で計算しています。
家賃 | 80,000円 |
---|---|
食費 | 35,000円 |
水道光熱費 | 10,000円 |
交際費・娯楽費 | 35,000円 |
通信費 | 10,000円 |
日用品・消耗品代 | 15,000円 |
交通費 | 10,000円 |
合計 | 195,000円 |
貯金・予備費 | 5,000円 |
特に食費は月3.5万円をオーバーできないので、ほぼ毎日3食自炊しなければいけません。
もしくは娯楽費を限界まで削らないと、病気や冠婚葬祭、会社の飲みなどの急な出費に対応できません。貯金も諦めるべきです。
家賃目安は手取りの3分の1にすべき
家賃目安は「手取りの3分の1」にすべきです。月収で考えると、保険料や年金、税金などが引かれるため生活費が足りなくなります。
以下で、手取りに対する家賃目安をまとめてあるので参考にしてください。
手取り18万円 | 約60,000円 |
---|---|
手取り19万円 | 約63,000円 |
手取り20万円 | 約67,000円 |
手取り21万円 | 約70,000円 |
手取り22万円 | 約73,000円 |
手取り23万円 | 約77,000円 |
手取り24万円 | 約80,000円 |
手取り25万円 | 約83,000円 |
また、家賃は管理費・共益費込の「総家賃」でお部屋を探すべきです。管理費・共益費も家賃と一緒に毎月請求されます。
家賃8万円の手取り別生活費例
手取りごとに家賃8万円のお部屋に住むとどんな生活になるのか、生活費例を元に紹介します。
手取り18万円は節約しないと無理
手取り18万円で家賃8万円のお部屋に住むなら、日々の節約が重要になります。
家賃 | 80,000円 |
---|---|
食費 | 30,000円 |
水道光熱費 | 8,000円 |
交際費・娯楽費 | 30,000円 |
通信費 | 10,000円 |
日用品・消耗品代 | 8,000円 |
交通費 | 7,000円 |
合計 | 173,000円 |
貯金・予備費 | 7,000円 |
食費は月3万円なので、1食約330円計算です。モヤシやキャベツなど安い食材で自炊しなければ、あっという間にオーバーします。
水道光熱費も月8千円ほどしか確保できないので、湯舟に浸からずにシャワーで済ませる、こまめに家電製品のコンセントを抜くなど徹底しなくてはいけません。
常日頃から節約を意識していないと、かなりストレスを強いられる生活になるので手取り18万円の人は家賃を抑えたほうが良いです。
手取り22万円は予定外の出費があると赤字
手取り22万円は、予定外の出費がある月は生活費が赤字になります。それ以外の月は、無駄遣いさえしなければ一人暮らし可能です。
家賃 | 80,000円 |
---|---|
食費 | 35,000円 |
水道光熱費 | 10,000円 |
交際費・娯楽費 | 40,000円 |
通信費 | 10,000円 |
日用品・消耗品代 | 10,000円 |
交通費 | 10,000円 |
合計 | 195,000円 |
貯金・予備費 | 25,000円 |
食費はやや多めの3.5万円確保できますが、外食するとすぐにオーバーします。手取り18万円同様に1日3食自炊すべきです。
水道光熱費や娯楽費、交通費なども少し多めに確保できます。
貯金をしたい、娯楽費を多く確保したいという人以外は、限界まで節約する必要はありません。
手取り25万円は節約せずとも生活できる
手取り25万円もあれば、節約を意識しなくても普通に生活できます。
家賃 | 80,000円 |
---|---|
食費 | 45,000円 |
水道光熱費 | 10,000円 |
交際費・娯楽費 | 50,000円 |
通信費 | 12,000円 |
日用品・消耗品代 | 10,000円 |
交通費 | 10,000円 |
合計 | 217,000円 |
貯金・予備費 | 33,000円 |
食費を月4.5万円確保できるので、自炊と外食半々にするなど都合に合わせて調整できます。
また、通信費が1.2万円あるので速度の速いインターネット回線の契約も可能です。
将来のために貯金を多めに確保したい人は、食費や娯楽費を削れば月5万円ほどまで貯金できます。
都内で家賃8万円だとどんなお部屋に住める?
都内で家賃8万円だと、一人暮らし向けのワンルームから1DKのお部屋が見つかります。
都心部である千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・渋谷区は、駅徒歩10分以内でワンルーム・1Kが多いです。
ほかの23区だと、駅徒歩を15分まで緩和すると1DKや2Kなどやや広めの間取りを探せます。
お部屋の設備は、BT別や室内洗濯機置き場あり、モニター付きインターホンなどやや充実している傾向にあります。
23区外で家賃8万円のお部屋を探すと、駅徒歩10分以内でも1LDK、2LDKの広めの間取りが見つかります。
また、ワンルーム・1Kであれば新築~築5年ほどの新しいお部屋もあります。
家賃8万のお部屋に住んでいるのは30代男性が多い
家賃8万円のお部屋には手取り約33万円の30代男性が多い傾向にあります。地方では家族連れも家賃8万円前後で暮らしていることが多いです。
学生やOL、20代社会人は家賃5~6万円のお部屋に住んでいることが多いです。
家賃が安いお部屋の探し方
少しでも家賃が安いお部屋を探したい人向けに探し方をまとめました。ぜひ参考にしてください。
家賃相場が低いエリアを選ぶ
家賃相場が低いエリアを選べば、都内の主要駅周辺よりも家賃を1万円近くも抑えられます。
練馬区・板橋区・葛飾区・江戸川区・足立区は23区内でも家賃相場が低いです。
また、八王子市・調布市・町田市など23区外でお部屋を探せば、さらに家賃を抑えられます。
駅徒歩と築年数の条件は緩和する
駅徒歩の距離と築年数はできる限り緩和しましょう。駅徒歩5分と駅徒歩15分を比べると、家賃相場が5千円ほど違います。
また、築年数が古くてもリフォームされて内装が綺麗なお部屋があります。狙い目なのは、1980年代に流行った1DK・2DKの間取りです。
希望条件に優先順位をつけておく
お部屋探しの希望条件に優先順位をつけましょう。理想のお部屋が見つからなければ、優先順位の低い条件を緩和してください。
可能であれば、家賃以外に譲れない条件2つほどまで絞ると良いです。より多くのお部屋が見つかるので、家賃を限界まで抑えられます。
簡単にできる生活費節約5選
毎月の生活費を抑える方法も5つ紹介します。無理に意識しなくてもできることばかりです。
電力会社を選んで電気代を抑える
電気代は、電気の供給会社を選ぶだけでライフスタイルを変えずに利用料を抑えられます。
2016年4月1日から始まった電力自由化により、消費者が自由に電気代の安い会社が選べるようになりました!
電力会社によって、料金プランや割引キャンペーンがことなります。自分のライフスタイルに合った新電力に乗り換えるべきです。
一人暮らしの電力使用量では、月1,000円ほど節約になり年間10,000円以上お得になることがあります。
以下の記事では、新電力会社のおすすめランキングをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
都市ガスの物件を選んでガス代を抑える
プロパンガスではなく、都市ガスの物件を選べば毎月1,500円ほどガス代を抑えられます。
都市ガス | プロパンガス | |
---|---|---|
1㎥あたりの料金 | 314円 | 504円 |
5㎥使用した場合 | 1,570円 | 2,520円 |
基本料金 | 950円 | 1,574円 |
月額合計 | 2,520円 | 4,094円 |
都市ガスは公共料金なので、地域ごとで多少値段の差はあるものの、急な値上がりなどがなく値段がかなり安いです。一人暮らしに必要なコンロの火力も、十分にあります。
コスパの良い食材で自炊をする
コスパの良い食材で自炊をすれば、月の食費を3万円に抑えられます。
おすすめの食材は、モヤシ・キャベツ・タマネギ・ニンジン・豚こま肉・豆腐などです。
小麦粉・キャベツ・卵だけで簡単にできるお好み焼きは1食約60円ほど、じゃがいも・人参・玉ねぎ・豚肉で作るカレーは1食約300円ほどです。
自炊が苦手な人は、耐熱タッパを購入して電子レンジで出来る献立から始めてみると良いです。コンロより短時間で調理できるので、電気代の節約にもなります。
スマホのプランを見直すか格安SIMに変更
スマホのプランを見直すか格安SIMに変更すれば、毎月の通信代を約2,000~4,000円ほど抑えられます。
契約中のプランを、電話代や通信料を安いものにすれば1,000~2,000円は節約できます。大手キャリアから格安SIMに変更できれば、毎月4,000円ほどスマホ代を抑えられます。
また、お部屋にネット環境を整えている場合は、在宅中にWi-Fiの利用に切り替えることでスマホの通信料を減らせます。
エアコンの温度を一定にして電気代を抑える
エアコンの温度を夏は26度、冬は20度に固定すれば、毎月約1,200円も電気代を節約できます。
エアコンの温度は1度変更するだけで、13%も消費電力が増えます。
どうしても温度を変更したい場合は、長時間同じ温度設定すると良いです。
一人暮らしするまでに必要な費用目安
一人暮らしするまでに必要な費用目安は以下の通りです。家賃4万円なら最低33万円、家賃7万円なら最低46.5万円は必要です。
賃貸の初期費用 | 家賃4.5ヶ月~5ヶ月分 |
---|---|
引っ越し費用 | 約5~7万円 |
家具家電購入費 | 約10~15万円 |
賃貸の初期費用は、敷金・礼金や仲介手数料など、お部屋を借りる際に必要なお金で、一般的に家賃の4.5ヶ月~5ヶ月分と言われています。
引っ越し費用は、引っ越し業者の利用料や自分で引っ越した際のレンタカー代です。
家具家電購入費は、新居に設置する家具や家電を新しく購入した際の費用です。
一括見積もりサイトで料金が安い業者を選ぶ
引越し費用は、1社のみに絞るよりも、複数の業者から見積もりをもらって比較したほうが費用を抑えられます。
その理由は、引越し費用には定価がないこととオプションが追加されているからです。
業者によっては料金が倍以上も変わるので、一括見積もりサイトを利用してたくさん見積もりを集めましょう。
特に「引越し侍」は一括見積もりサイトの中でも提携業者数が多いのでおすすめです。2020年10月現在で約310社と提携しています。
家電は新生活応援キャンペーンなどのセットを買う
新年度に向けて一人暮らしする人は、電気屋が1月~3月あたりに「新生活応援セット」などの名目で売り出しているセット品を買いましょう。
洗濯機・冷蔵庫・電子レンジの3点セットや、洗濯機・冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器・掃除機の5点セットなどで売り出しています。
安いものだと3点で4万円、5点セットで4.5万円ほどです。また、電気屋によっては組み換え自由なセットを用意していることもあります。
また、電気屋によっては新居までの送料が無料になるキャンペーンをしているところもあります。送料無料であれば、購入店から新居まで直発送してもらいましょう。
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