最終更新:2021年1月7日

気になる賃貸物件の仮押さえってできるの?という疑問にお答えします!不動産業界における仮押さえはどういう意味なのか、キープする方法、期間、キャンセルが可能なタイミングについても解説します。申込金の返金についても説明します!
賃貸の仮押さえはできない
賃貸物件の仮押さえはできません。
ただ、入居を申し込めば、審査が終わるまでの3~7日間のあいだは他の人よりも優先してもらえるので仮押さえのような状態にすることはできます。
物件を紹介してもらう際、まれに「仮押さえができる」という人がいますが、良いお部屋が見つかるまで気になったお部屋をキープすることではありませんので、ご注意ください。
不動産屋が提案する仮押さえは入居申し込みのこと
不動産屋の営業が「仮押さえしましょう」と言うことがありますが、これは「入居申し込みをしましょう」という意味です。
つまり仮押さえ=入居申し込みです。
不動産屋の提案する仮押さえに同意するのは、入居申し込みを出すことになります。リスクなしに物件のキープはできません。
入居申し込みによってキープできる期間は3~7日間
入居申し込みによってキープできる期間は入居審査が終わるまでの3~7日間です。
大家さんや管理会社によって期間がバラバラなので、入居申し込みの時に「審査って何日くらいかかりますか?」と聞きましょう。
1~3月の繁忙期は仮押さえできないと思ったほうが良い
1~3月は不動産業界の繁忙期でたくさんの入居希望者が集まるため、仮押さえをするような余裕はないと考えたほうが良いです。
不動産屋や大家さんは、少しでも迷った素振りのある申し込み者は審査で即座に落とします。審査に落ちてしまうとキープになりません。
また、仮にキープ目的の申し込みがうまくいったとしても、1~3月はすぐに審査結果が出てしまう時期でもあります。時間をかけてほかの部屋と比べるのは難しいです。
仮押さえは同時に複数できるが審査に落ちやすい
仮押さえ期間中であれば同時に複数の物件に申し込めますが、絶対にやめたほうが良いです。申し込んだすべての審査に落ちてしまう可能性があるからです。
同じ地域の不動産屋は、互いに顧客情報などを共有していることがあります。何件も申し込むと「この客は何件も申し込んでいるから、住む気が無いのではないか」と考えられてしまいます。
住む気が無い客だと思われてしまうと、すべての物件で審査に落とされてしまいます。
お部屋を仮押さえ後のキャンセルは可能?
お部屋を仮押さえ後のキャンセルは、不動産屋から重要事項説明を受けて賃貸契約書にサインをする前であれば可能です。
一般的には審査に通ったという連絡を受けるとすぐに賃貸契約の段取りになるので審査期間中の3~7日間のあいだにキャンセルするかどうかを決めるべきです。
ただし、不動産屋は申し込みを受けた段階で入居者の募集を打ち切り、書類の準備などを進めます。キャンセルは不動産屋の手配をすべて無駄にしてしまうので、印象をかなり悪くします。
また、不動産屋は横のつながりが強いため「お部屋をキャンセルした人」という情報が共有される危険もあります。
今後のお部屋探しが難しくなるので、やむを得ない事情以外ではキャンセルすべきではありません。
申込金(預り金)を請求されることがあるが返金される
申し込みの際に、申込金や預り金といった費用を請求されることがありますが、キャンセルをしたり、審査に落ちた場合には必ず返金されます。
審査に通過して、キャンセルせずに入居した場合には、申込金(預り金)は初期費用の1部として使われます。
申込金を払うなら預かり証をもらうべき
申込金を支払うよう求められたら、トラブルを防ぐために預かり証を受け取っておくべきです。
預かり証を受け取っておかないと、申し込みをキャンセルした際に「申込金は受け取っていないから返金できない」と言われる可能性があります。
また、預かり証には「申込金」「預り金」等の名前が明記されているか確認してください。「手付金」と明記されている場合、意味合いが違うので返金されません。
もし、預かり証があっても返金してくれない場合は、宅地建物取引業法に違反しているので、都道府県庁の担当部課へ伝えましょう。
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