最終更新:2021年1月21日

手取り16万円だと家賃はいくらにするべき?貯金はどれくらいできる?そもそもの月収や年収は?という疑問を解決します!
家賃が目安をオーバーした時や、自炊派・外食派の生活費をそれぞれシミュレーションして詳しく解説します。
実際に手取り16万円で一人暮らしをしている人の実体験や、家賃が安いお部屋を探すコツもあるので、ぜひ参考にしてください。
手取り16万円の家賃目安は約5.3万円
手取り16万円の家賃目安は約5.3万円です。これは「手取り金額の3分の1」です。
手取り16万円になるのは、月収約20万円・年収約240万円の人です。総支給・月収で考えてしまうと、税金や保険料などの差し引き分が足りなくなります。
東京23区内で家賃5.3万円のお部屋を探すと、狭いワンルームや築年数の古いアパートがほとんどです。
かなり安い家賃なので、バストイレ別や2階以上などの好条件はほとんどありません。
ちなみに、管理費・共益費を含めた「総家賃」で予算を決めてください。どちらも家賃引き落とし日にまとめて支払うお金です。
家賃6.3万円だとギリギリの生活になる
手取り16万円で家賃6.3万円のお部屋に住むと、毎月の生活費がギリギリです。
食事は必ず自炊にして、節水・節電を心掛けるなどの節約をしないと生活ができません。
以下は、家賃5.3万円と6.3万円の生活費比較です。家賃以外の内訳は同じ金額にしています。
家賃5.3万円の場合 | 家賃6.3万円の場合 | |
---|---|---|
食費 | 30,000円 | 30,000円 |
水道光熱費 | 8,000円 | 8,000円 |
交際費・娯楽費 | 30,000円 | 30,000円 |
スマホ・ネット代 | 12,000円 | 12,000円 |
日用消耗品代 | 8,000円 | 8,000円 |
交通費 | 8,000円 | 8,000円 |
合計 | 149,000円 | 159,000円 |
貯金・予備費 | 11,000円 | 1,000円 |
手取り16万円で家賃6.3万円のお部屋に住むと、節約してもほとんど貯金できないのでやめたほうが良いです。
ギリギリ生活できれば良いと思っていても、いつどんな形でお金が掛かるかはわかりません。
急な出費や貯金のことを考えると、家賃目安より高い物件に住むのはリスクが高いです。
実際は限界まで家賃を抑える人が多い
家賃目安が手取りの3分の1とは言っても、実際にはもっと抑えてる人が多いです。
家賃を目安の5.3万円に収めたとしても、貯金や予備費にまわせるのは1.8万円しかありません。
生活に余裕をもてる額に感じるかもしれませんが、冠婚葬祭やスマホの故障など急な出費があったら生活費できなくなる額です。
貯金をしながら余裕をもって生活したい人は、家賃を「手取りの4分の1」まで抑えたほうが良いです。
家賃5.3万円のお部屋に住んだ人の生活費例
手取り16万円で家賃5.3万円のお部屋に住んだ人の生活費をシミュレーションしてみました。
自炊派と外食派に分けて、生活費を紹介していきます。
自炊派は毎月の生活費が約14.5万円
自炊をする人は、毎月の生活費を約14.5万円に抑えられます。
手取り16万円でも、毎月15,000円は貯金できる計算です。
家賃 | 53,000円 |
---|---|
食費 | 25,000円 |
水道光熱費 | 9,000円 |
交際費・娯楽費 | 30,000円 |
スマホ・ネット代 | 12,000円 |
日用消耗品代 | 8,000円 |
交通費 | 8,000円 |
合計 | 145,000円 |
予備費・貯金 | 15,000円 |
なんとか貯金ができる計算になっていますが、食費を25,000円まで抑えるには相当な努力が必要です。
1食当たりの予算が277円以内なので、1回でも外食をすると食費をオーバーしてしまいます。
買う食材によってスーパーを使い分けたり、特売日などのお得な情報を常にチェックしたり、かなりの節約術が必要になります。
外食派は毎月の生活費が約15.8万円
外食がメインの人は、毎月の生活費が約15.8万円も掛かります。
貯金がほとんどできないうえに、ちょっと出費が増えただけで生活費が足りなくなるので余裕はありません。
家賃 | 53,000円 |
---|---|
食費 | 40,000円 |
水道光熱費 | 7,000円 |
交際費・娯楽費 | 30,000円 |
スマホ・ネット代 | 12,000円 |
日用消耗品代 | 8,000円 |
交通費 | 8,000円 |
合計 | 158,000円 |
予備費・貯金 | 2,000円 |
外食がメインの人でも、1食当たりの費用を444円に収めないと生活ができなくなります。
ワンコインのランチでも予算オーバーなので、日用消耗品や水道光熱費を節約したり、服や趣味の買い物を我慢しないといけません。
料理をしないぶんガス代などの水道光熱費が安いですが、余裕がでるほどの金額ではないので厳しい生活になります。
家賃を抑えると生活費が多めに確保できる
毎月の固定費である家賃を抑えられれば、生活費が増えるので一人暮らしがラクになります。
ただ、家賃の安さだけを重視すると住みにくいお部屋に当たることがあるので、不動産屋に相談して理想のお部屋を見つけましょう!
ネット上の不動産屋「イエプラ」なら、来店しなくともスマホからチャットやLINEで相談するだけで、自分好みのお部屋が探せます。
不動産業者専用のサイトからスタッフが探してくれるので、SUUMOやHOME’Sに載っていない未公開物件も紹介してくれます。
「家賃〇万円以下で駅に近い物件はある?」「家賃が安いエリアが知りたい!」など気軽に相談できます。深夜0時まで営業しているので、寝る前のちょっとした時間でも問い合わせできます。
家賃が安いお部屋の探し方
以下の3つのことに気を付けてお部屋を探すと、相場よりも安いお部屋が見つかりやすいです。
・各駅停車の駅を狙う
・駅徒歩や築年数などの条件を緩和する
家賃相場が低いエリアを狙う
家賃相場が低いエリアに条件を絞って探せば、安いお部屋を見つけやすいです。
東京23区内でいうと「葛飾・練馬・板橋・足立」の家賃相場が低いので、とにかく家賃を抑えたい人や職場が近い人におすすめです。
各駅停車の駅を狙う
各停しか停まらない駅は、急行が停まる駅に比べて家賃相場が低いので、安い物件を見つけやすいです。
とくに「西武新宿線」や「京王線」などの私鉄の各停駅は、家賃相場が低いので狙い目です。
駅徒歩や築年数などの条件を緩和する
お部屋に求める条件を緩和するだけでも、安い物件は見つけやすくなります。
駅チカで探してる人は駅から徒歩15分以内にしてみたり、2階以上で探してる人は1階も視野に入れてみると、安い物件との出会いがあるかもしれません。
毎月の生活費を抑える方法
毎月の生活費を抑えるために、簡単にできる節約方法をいくつか紹介します。一人暮らしの人は、是非試してみてください。
・コスパの良い食材で自炊をする
・エアコンの温度を一定に保つ
・格安SIMのスマホに変更する
・タップ式のコンセントにして待機電力を抑える
都市ガスのお部屋を選ぶ
プロパンガスではなく、都市ガスのお部屋を選びましょう。都市ガスは公共料金なので、金額が一定なうえ、急な値上がりはありません。
以下の表は、都市ガスとプロパンガスの料金の違いをまとめたものです。、一人暮らしの人が平均的に使用する1ヶ月のガスの量(5㎥)で計算しています。
都市ガス | プロパンガス | |
---|---|---|
1㎥あたりの料金 | 314円 | 504円 |
5㎥使用した場合 | 1,570円 | 2,520円 |
基本料金 | 750円 | 1,574円 |
月額合計 | 2,320円 | 4,094円 |
コスパの良い食材で自炊をする
コスパの良い食材で自炊をすれば、1食300円ほどに収められます。とくに使い勝手の良い、安い食材の一部をまとめました。
豆腐:1パック20~30円
パスタ麺:1袋100~200円
納豆:3パックセット50~150円
鶏胸肉:100g70円
ひき肉:100g60円
キャベツ:半玉200円
じゃがいも:1個25~35円
人参:1個35~45円
たまご:1パック100~200円
カレーやシチュー、お好み焼き、ハンバーグ、ポトフなどは、上記の食材メインで作れます。
エアコンの温度を一定に保つ
エアコンの温度設定を夏は26度、冬は20度で固定するだけで、年間で約15,000円も電気代を節約できます。
エアコンは設定温度を1度変えるだけで、13%も電力の消費量が変わります。どうしても温度を変えたい場合は、なるべく長時間、同じ温度設定にしましょう。
格安SIMのスマホに変更する
大手の携帯会社だと利用料金は6,000円以上かかりますが、格安SIMであれば3,000円前後まで固定費を下げられます。
キャリアにこだわりがある人は、契約中のプランを見直して、電話代や通信料を安いものにすれば1,000~2,000円は節約できます。
タップ式のコンセントにして待機電力を抑える
タップ式の延長コンセントにして、使用していない家電製品の電源をオフにしてください。毎月150~300円ほど、電気代を節約できます。
とくに消費電力が多い、テレビ・ブルーレイレコーダー・パソコン・ドライヤーは、寝ている時間だけでもオフにすべきです。
手取り16万円で一人暮らししている人の体験談
実際に手取り16万円で一人暮らししてる人の体験談を集めました。
どんなお部屋に住んでいるのか、毎月の生活はどんな感じになるのか、ぜひ参考にしてみてください。



家賃を目安の5.3万円に抑えられてる人でも、外食や飲み会などの出費が多い人は貯金ができません。
逆に家賃が目安をオーバーしていても、自炊や節約を頑張れば少し貯金はできます。
ただし、頑張って節約してる人でも貯金額が少ないので、家賃はできるだけ抑えたほうが良いです。
一人暮らしするまでに必要な費用目安
一人暮らしするまでに必要な費用目安は以下の通りです。家賃5.3万円なら最低45万円は準備しておきましょう。
賃貸の初期費用 | 家賃4.5ヶ月~5ヶ月分 |
---|---|
引っ越し費用 | 約5~7万円 |
家具家電購入費 | 約10~15万円 |
賃貸の初期費用は、敷金・礼金や仲介手数料など、お部屋を借りる際に必要なお金で、一般的に家賃の4.5ヶ月~5ヶ月分と言われています。
引っ越し費用は、引っ越し業者の利用料や自分で引っ越した際のレンタカー代です。家具家電購入費は、新居に設置する家具や家電を新しく購入した際の費用です。
引っ越し業者は相見積もりで決める
引っ越し業者は「相見積もり」と言って、複数の業者から見積を貰もらい、比較して1番安いところを選ぶと良いです。
業者同士がお客を獲得するために価格競争をするので、正規の値段よりもかなり値下げしてもらいます。
また「A社は〇円だったので、同じくらいの金額でやってもらえないか」など、金額の交渉もしやすくなります。
とくに「引越し侍 」は一括見積もりサイトの中でも提携業者数が多いのでおすすめです。2020年10月現在で約310社と提携しています。
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