最終更新:2021年1月15日

賃貸物件の初期費用は分割で払えるの?現金とクレジットカードどちらでも分割可能?という疑問を解決します!
ほかにも、初期費用の分割に対応している不動産屋や、クレジットカード使用のメリットとデメリットを紹介します。
最後に初期費用の目安金額と、なるべく抑える方法を紹介します!初期費用を抑えたい方は必見です!
賃貸物件の初期費用は分割払いできる?
初期費用をクレジットカードで支払う場合のみ、分割払いできます。現金払いの場合は分割できないので、事前に確認しておくべきです。
また、カードで一括払いしかできない不動産屋でも、一括で払った後、カード会社に連絡して分割払いに変更する手段があります。「あとから分割」や「あとからリボ」などです。
例えば三井住友VISAカードは3回・5回・6回・10回・12回・15回・18回・20回・24回払いが可能です。分割回数を増やすほど毎月の出費は抑えられます。
しかし、分割払いの回数を増やすと手数料が高くつき、合計の支払い金額が増えてしまいます。のちほど詳しく説明しますが、なるべく少ない回数で支払ったほうが良いです。
初期費用のクレジットカード分割払いに対応している不動産屋
初期費用のクレジットカード分割払いに対応している不動産屋を、一部ご紹介します。ぜひ参考にしてください。
対応しているクレジットカードは、VISA・Mastercard・JCB・AMERICAN EXPRESS・Diners Clubなどです。
不動産屋 | 対象 |
---|---|
大東建託 | 全管理物件の初期費用 |
アパマンショップ | 一部管理物件の初期費用 |
エイブル | 一部管理物件の初期費用 |
住友林業レジデンシャル | 全管理物件の初期費用 |
お部屋探しMAST | 一部管理物件の初期費用、一部FC店のみ実施 |
センチュリー21 | 一部管理物件の初期費用、一部FC店のみ実施 |
イエプラ | 全賃貸物件の初期費用 |
そのほかの不動産屋がクレジットカード払いに対応しているか知りたい人は、各不動産屋の公式ホームページや不動産情報サイトで確認してみてください。
現金での分割払いは難しい
ほとんどの不動産屋は、現金での分割払いはできません。大家さんに入るお金が期日に遅れてしまうときは、不動産屋が立て替える必要があるからです。
まれに現金での分割支払いに対応している不動産屋がありますが、かなり珍しいです。一般的に、現金での分割払いは難しいと思っておいたほうがよいでしょう。
まとまったお金の用意が難しいのであれば、クレジットカードで払うなどの手段から考えていきましょう。
特定のクレジットカードの発行を求められる場合もある
初期費用の分割にクレジットカードが使用できても、不動産屋が対応しているカード会社のものしか使えないのが通常です。
新しくクレジットカードを作って支払いをおこなう場合は、カード会社の審査もあるため、契約まで時間がかかります。引っ越しを急いでいる人は、早めに相談しましょう。
ちなみに、入居後の家賃を指定のクレジットカードで支払うため、クレジットカードを作成するのが必須のお部屋もあります。
お部屋によって支払い方法が異なるので、もし初期費用や家賃にクレジットカードを使いたい場合は、不動産屋に早めに確認しましょう。
「イエプラ」ならどの物件も初期費用の分割が可能
チャット不動産屋「イエプラ」なら、初期費用をクレジットカードで分割払いできます。すぐに費用を用意できない人や、ポイントを溜めたい人におすすめです!
イエプラは不動産業者専用のサイトからお部屋を紹介するので、ほかの不動産屋で見かけたお部屋でもご紹介できます。
また、店舗に行かずにチャットやLINEでスタッフとやり取するので、移動中や寝る前のスキマ時間にチャットやLINEで希望を伝えるだけでお部屋を探せます。
不動産屋に行くのが面倒な人や、遠くに住んでいて引っ越し先の不動産屋に行けない人、対面して話すのが苦手な人にもおすすめです!
クレジットカード支払いにするメリット
クレジットカードで初期費用や家賃を支払う場合の、メリットを解説します。
・オンラインで現金より簡単に決済できる
・通常のお買い物と同じくポイントが貯まる
・連帯保証人が不要になる場合もある
以下で、1つずつ詳しく解説します。
まとまった現金を用意する必要がない
初期費用は敷金礼金や仲介手数料などの合計で、一般的に「家賃4.5~5ヶ月分」が目安と言われています。
貯金が少なく多額の出費が痛手になる人でも、初期費用をクレジットカードで分割払いすれば、引っ越ししやすいです。
家賃は払っていける自信があっても初期費用が厳しいというときには、クレジットカードも有効な手段なので、覚えておいてください。
オンラインで現金より簡単に決済できる
初期費用を現金で支払うときは、メールで請求書のデータが届き次第、指定された口座に振り込む形が多いです。契約時に現金を持参する形は、少なくなってきています。
クレジットカードで支払うときは、オンライン決済システムを使うのが一般的です。不動産屋から届くショートメールやEmailのURLから、数分で支払い手続きができます。
現金よりも支払いの確認がとりやすいため、手続き自体はスムーズです。しかし、不動産屋で決済を確認してから大家さんに送金するため、早めの対応をお願いされることが多いです。
通常のお買い物と同じくポイントが貯まる
初期費用や家賃をクレジットカードで支払えば、通常のお買い物と同じくポイントが貯められるメリットがあります。
100円で1ポイントがつくカードなら、初期費用50万円を決済すれば一気に5,000ポイント貯まります。ポイントの還元率は各クレジットカード会社によって異なるので要注意です。
初期費用と家賃をクレジットカードで支払えるお部屋の場合は、手持ちのカードが使えるか、または新たにカードを作らないといけないか、必ず確認しましょう。
連帯保証人が不要になる場合もある
一部のお部屋では、指定のクレジットカードを作成して初期費用や家賃の支払いをすることで、連帯保証人が不要になる仕組みを採用しています。
カードの審査が通れば、連帯保証人がいなくても一定の信用があると判断してもらえるからです。この場合、クレジットカード会社が保証会社を行っているのが通常です。
過去にカード事故や家賃滞納歴があると難しいですが、連帯保証人を引き受けてくれる親族がいない場合には、連帯保証人不要のお部屋に絞って探してもらいましょう。
クレジットカード支払いにするデメリット
クレジットカード支払いにするデメリットについても解説します。
・分割すると金利がかかる
・支払日と引き落とし日にはタイムラグがある
・家賃滞納を起こすと金融履歴に傷がつく
以下で、1つずつ詳しく解説します。
決済手数料を加算してくる不動産屋がある
クレジットカードの決済システムを導入している不動産屋は、カード会社に手数料を支払う必要があります。この手数料分を間接的に入居者に負担させようとすることがあります。
初期費用に「事務手数料」「システム手数料」などの名目で、合計金額の2~5%程度を上乗せして請求されたり、まれに家賃や礼金に上乗せして回収する悪質なケースもあります。
クレジットカード会社が定める加盟店規約では、クレジットカードの利用者に「本来加盟店側が負担する手数料を肩代わりさせるのは禁止行為」とされています。
初期費用にクレジットカード利用の手数料が足されていたり、家賃や礼金が周辺と比べて高く感じるときは、安くならないか不動産屋に交渉してみましょう。
分割すると金利がかかる
多くのクレジットカード会社では、2回払いまでは無金利で手数料がかかりません。3回払い以上だと、月々1~2%(年率15~18%)程度、分割払いの手数料がかかってきます。
仮に50万円の初期費用をクレジットカードで支払い、その後に実質年率15%の6回払いにした場合、以下のような計算になります。
「50万円+(50万円×7.5%)=537,500円」
上記のケースだと、50万円の初期費用は6分割払いを選択したことで、最終的な支払いは37,500円高くなったことになります。
分割払いの手数料が損だと思うのであれば、分割回数を2回までにするか、クレジットカード以外の支払い方法を選んだほうが良いです。
支払日と引き落とし日にはタイムラグがある
支払いにクレジットカードを用いると、支払日と口座からの引き落とし日に1~2ヶ月程度のタイムラグが生じます。以下で例にそって紹介します。
・クレジットカードの締め日が毎月20日
・口座からの引き落とし日は締め日の翌月10日
上記の例だと、4月27日に支払った家賃は翌月5月20日に締められ、6月10日に口座から引き落とされることになります。
引き落とし日の口座残高と、カードの利用限度額をしっかり管理していないと、家賃分のお金が余分にあると勘違いし、誤って使い込んでしまうことも考えられます。
旅行や大きな額の買い物でクレジットカードを使用する際は、残高と限度額の認識不足で家賃滞納をしないように、気を付けましょう。
家賃滞納を起こすと金融履歴に傷がつく
支払い方法に関わらず、家賃を滞納すると滞納者情報が共有されて、物件が借りにくくなる場合があります。
また、クレジットカード払いで滞納すると、不動産屋間で滞納情報を共有されているうえ金融履歴に傷がつき、多くのお部屋の審査が通りにくくなってしまうことがあります。
目安として61日以上延滞すると、CICやJICCといった信用情報機関に、金融事故履歴が登録されます。
信用情報に傷がつくと、5年間はカードの新規発行やローンの申請が通りづらくなるため、滞納しないように気を付けましょう。
初期費用の目安金額
賃貸物件にかかる初期費用は、敷金礼金や仲介手数料などの合計で「家賃4.5~5ヶ月分」が目安です。
初期費用の一般的な内訳を表にまとまめましたので、参考にしてみてください。
敷金 | 家賃1ヶ月分 |
---|---|
礼金 | 家賃1ヶ月分 |
仲介手数料 | 家賃1ヶ月分+税 |
保証会社利用料 | 家賃0.5~1ヶ月分 |
火災保険料 | 約18,000円 |
鍵交換費用 | 約16,500円 |
前家賃 | 家賃1ヶ月分 |
日割り家賃 | 入居日によって変動 |
ただ、お部屋によっては礼金や仲介手数料が無かったりと、条件によって変動します。
家賃5.5万円~8万円で、初期費用の目安をまとめたので、参考にしてください。
家賃5.5万円 | 約24.7~27.5万円 |
---|---|
家賃6万円 | 約27~30万円 |
家賃6.5万円 | 約29.2~32.5万円 |
家賃7万円 | 約31.5~35万円 |
家賃7.5万円 | 約33.5~37.5万円 |
家賃8万円 | 約36.5~40万円 |
表の目安で支払いが難しい場合は、クレジットカードの利用を検討したほうがよいでしょう。
しかし、分割払いは心配という場合は、不動産屋に相談してみましょう。そもそもの初期費用が抑えられるように、交渉を頑張ってくれる可能性があります。
分割払い以外で初期費用を抑える方法
以下5つのどれかに当てはまるお部屋であれば、初期費用を抑えられます。不動産屋に相談するときに、ぜひ伝えてみてください。
②保証会社の利用不要な物件にする
③フリーレント付き物件にする
④仲介手数料の値引きを交渉する
⑤敷金礼金を交渉する
①敷金礼金が0円の物件を探す
敷金や礼金が0円の「ゼロゼロ物件」を探せば、初期費用を家賃2ヶ月分抑えられます。また、敷金か礼金のどちらかが0円の物件の場合だと、家賃1ヶ月分が抑えられます。
ただし、敷金がないお部屋だと退去時の費用に敷金を充てることができません。お部屋を出るときには原状回復費用の請求があることを忘れないよう、注意が必要です。
家賃1ヶ月分だけでも抑えられれば良いという人は、礼金なしの物件がおすすめです。礼金は大家さんへのお礼として支払うお金なので、手元に戻ってきません。
②保証会社の利用不要な物件にする
保証会社を利用しなくて良いお部屋なら、利用料がかからないので家賃の0.5~1ヶ月分、初期費用を抑えられます。
ただし、保証会社不要のお部屋は連帯保証人が必須の場合がほとんどです。両親や兄弟、祖父母に連帯保証人になってもらえない場合は、入居審査を受けられません。
また、保証会社不要の物件は年々少なくなっており、探しにくいです。あらかじめ、連帯保証人が立てられる旨を不動産屋に伝え、保証会社不要の物件を探してもらいましょう。
③フリーレント付き物件にする
フリーレント付き物件を選べば、大家さんが決めた一定期間の家賃が無料になります。無料になる期間は、0.5~1ヶ月が平均的です。
また、フリーレント付き物件であれば、日割り家賃や前家賃も発生しないので、初期費用がかなり抑えられます。
注意点として、フリーレント付き物件には「短期解約違約金」が設定されていることがほとんどなので、不動産屋によく確認しましょう。
短期解約違約金は、退去が早いと違約金がとられる仕組みで、1年未満で解約する場合に家賃1ヶ月分が相場です。2ヶ月分の場合などもあり、お部屋によって異なります。
④仲介手数料の値引きを交渉する
仲介手数料が半額~無料のお部屋を選べば、家賃0.5~1ヶ月分の費用を抑えられます。
もともと仲介手数料を安くしている不動産屋もあれば、時期によってキャンペーンとして安くしている不動産屋もあります。
ちなみに、mini miniやエイブルは、仲介手数料半額~無料で、お部屋を紹介してくれます。
仲介手数料は不動産屋スタッフの主な売上なので、ほかに値引けるところがないか先に相談してから、最後に交渉しましょう。
⑤敷金・礼金を交渉する
内見後のタイミングで、敷金・礼金を安くしてもらえないか交渉してみてください。とくに、入居希望者が少ない4~7月などの閑散期であれば、交渉に応じてもらえることがあります。
また、なかなか入居者が決まらないお部屋や、駅から遠い・築年数が古いなど、人気がないお部屋も交渉に応じてもらいやすいです。
交渉するときは、値下げしてと強く言うのではななく「●円ほど値下げしてもらえたら予算に収まるので、すぐに契約できます」と正直に伝えましょう。
担当者の判断で値引くのは難しくても、大家さんへ交渉してくれます。お部屋によっては少し値引いても採算がとれるケースは多いので、ダメ元で相談してみることをおすすめします。
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