お部屋探しのコツや知識まとめブログ|イエプラコラム
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敷金礼金とは毎月払うの?初期費用の内訳・相場や支払い続ける項目を解説!

毎月支払う費用がわからない女の子のイラスト

敷金礼金は毎月支払うの?
毎月支払う費用はなにがある?

賃貸物件を探しているときに「敷金」「礼金」という言葉を耳にします。どちらも賃貸を契約するにあたって支払う必要があります。

しかし、初めてお部屋探しする人は敷金礼金がどんな費用で、いつ払うのかわからないという人もいます。

そこで当記事では、敷金礼金とはなにか、いつ払うべきなのか解説します。毎月支払う費用や、初期費用の内訳・相場についても紹介するので、参考にしてください。

監修 阿部 陽一郎
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長

「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。

敷金礼金は毎月支払う費用ではない

賃貸契約時に1度だけ支払う費用

敷金礼金は、賃貸の契約時に初期費用として一度だけ支払う費用です。

家賃や光熱費のように、毎月支払う必要はありません。

「敷金」は退去費用にあてられる

敷金とは退去時のお部屋の原状回復や家賃を滞納したときの補填に使われるお金のことで、何かあったときの担保金のようなものです。

2020年4月に改定された「債権法」によって、敷金を充てて良い費用や残った敷金の扱いなどのガイドラインが明確に定められました。

通常の賃貸での相場は家賃1ヶ月分です。ペットと一緒に住めるアパートなど、お部屋が傷みやすい物件は家賃2ヶ月分の敷金を請求される場合が多いです。

敷金は退去時に返金される

敷金は退去したあとのお部屋のクリーニングや、修繕に全額使われなければ返金されます。

お部屋に大きな傷やへこみをつけなければ、敷金が返ってくるケースがほとんどです。

ただし、賃貸契約に「敷金償却」や「敷引き」の特約がある場合、敷金は返金されなくなります。契約を結ぶ前に敷金償却などの特約がないか確認しましょう。

「礼金」は大家さんにお礼として支払う

礼金とは、入居の際のお礼を込めて大家さんに支払うお金です。大正時代に発祥した文化が現代でも残っていると言われています。

相場は家賃1ヶ月分の物件が多いです。敷金のように滞納の補填をしてくれたり、余った金額が戻ってくることはありません。払い切りのお金です。

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初期費用は家賃の4.5~5ヶ月分ほどかかる

契約時に支払う初期費用の内訳と相場

一覧表は横にスクロール可能です。

初期費用の項目 相場 用語解説
敷金 家賃0.5~1ヶ月分 あらかじめ預けておくお金で、退去時にお部屋の修繕や原状回復などに使用される。退去時に費用を精算して、残金があれば返金される。
礼金 家賃0.5~1ヶ月分 お部屋を貸してくれる大家さんへのお礼の意味を込めた費用。敷金とは違い退去時に返金されない。
前家賃 家賃1ヶ月分 入居開始する月の翌月分の家賃。事前に前家賃を支払えば、入居した月は翌月分の家賃を請求されない。
日割り家賃 入居日によって変動 入居開始日から月末までの家賃を日割り計算した費用。月ごとの日数に合わせて計算する「実日数割」や、月の日数に関係なく30日で計算する「30日割」など、不動産屋によって計算方法が異なる。
鍵交換費用 15,000~20,000円+税 前の入居者が利用していた鍵を、新しい入居者が利用する鍵に交換するための費用。ほとんどの物件はセキュリティの関係から交換必須。
火災保険料 15,000~20,000円 火事や台風、雷など自然災害で建物・家具に損害を受けた場合に補償してくれる保険の利用料金。指定された保険会社に加入することが多い。
仲介手数料 家賃0.5~1ヶ月分+税 借り主と大家さんの仲介をしてくれた不動産屋に支払う手数料。宅地建物取引法で「上限は家賃1ヶ月+税」と決まっていて、それ以上請求されることはない。
保証会社手数料 家賃と管理費の合計
50~100%
連帯保証人の代わりの役割を果たしてくれる会社を利用するための費用。大家さんに対して、家賃や債務の代位弁済(立替払い)してくれる。
初期費用の項目 相場 用語解説
敷金 家賃0.5~1ヶ月分 あらかじめ預けておくお金で、退去時にお部屋の修繕や原状回復などに使用される。退去時に費用を精算して、残金があれば返金される。
礼金 家賃0.5~1ヶ月分 お部屋を貸してくれる大家さんへのお礼の意味を込めた費用。敷金とは違い退去時に返金されない。
前家賃 家賃1ヶ月分 入居開始する月の翌月分の家賃。事前に前家賃を支払えば、入居した月は翌月分の家賃を請求されない。
日割り家賃 入居日によって変動 入居開始日から月末までの家賃を日割り計算した費用。月ごとの日数に合わせて計算する「実日数割」や、月の日数に関係なく30日で計算する「30日割」など、不動産屋によって計算方法が異なる。
鍵交換費用 15,000~20,000円+税 前の入居者が利用していた鍵を、新しい入居者が利用する鍵に交換するための費用。ほとんどの物件はセキュリティの関係から交換必須。
火災保険料 15,000~20,000円 火事や台風、雷など自然災害で建物・家具に損害を受けた場合に補償してくれる保険の利用料金。指定された保険会社に加入することが多い。
仲介手数料 家賃0.5~1ヶ月分+税 借り主と大家さんの仲介をしてくれた不動産屋に支払う手数料。宅地建物取引法で「上限は家賃1ヶ月+税」と決まっていて、それ以上請求されることはない。
保証会社手数料 家賃と管理費の合計
50~100%
連帯保証人の代わりの役割を果たしてくれる会社を利用するための費用。大家さんに対して、家賃や債務の代位弁済(立替払い)してくれる。

一般的な賃貸の初期費用の相場は家賃4.5~5ヶ月分ほどです。

初期費用は家賃を元に計算されるので、費用を抑えたい人は家賃が安いお部屋を選ぶようにしましょう。

そのほかの費用として「24時間サポート費用」や「クリーニング費用」が含まれる物件は、家賃6~7ヶ月分になることも少なくありません。

家賃6万円に一人暮らしする場合

家賃6万円の場合
敷金 60,000円
礼金 60,000円
前家賃 60,000円
日割り家賃 0円
(月初に入居する場合)
鍵交換費用 16,500円
火災保険料 15,000円
仲介手数料 66,000円
保証会社利用料 60,000円
合計 337,500円

敷金礼金がそれぞれ1ヶ月分で、仲介手数料が家賃1ヶ月分+税の場合、初期費用は家賃の5.5ヶ月分ほどです。

仲介手数料は不動産屋によって金額が異なります。仲介手数料無料や半額の不動産屋も多いので、別の不動産屋で見積もりを取ってみると良いです。

敷金礼金なしなら初期費用を抑えられる

最大家賃2~3ヶ月分の費用を抑えられる

敷金礼金が無料の物件もあります。敷金礼金ありの物件と比べると、最大で2~3ヶ月分初期費用を抑えられる。

物件検索サイトや不動産屋のホームページで「敷金礼金なし」で絞れば探しやすいです。

敷金礼金なしの物件は、希望条件を緩めると見つかりやすいです。駅徒歩10分以上や築年数が古い物件に多いです。

敷金礼金なしの物件を効率良く探す方法

敷金礼金なしの物件は、お部屋探しのプロである不動産屋に相談するのが手っ取り早いです。

ネット上の不動産屋「イエプラ」は来店不要でLINEやチャットでやり取りできます。遠方から引っ越しで来店できない人や、忙しくてお部屋探しする時間がない人でも利用しやすいです。

チャットから「初期費用を◯万円以内に抑えたい」などと条件を送るだけで最適なお部屋を探してもらえます。

交渉経験豊富なスタッフが多く在籍しているので、初期費用の値下げも親身になって対応してくれます。

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毎月支払うのは家賃や生活費

毎月支払う費用の一覧
  • ・家賃+管理費
  • ・水道光熱費
  • ・食費
  • ・通信費
  • ・交際費・娯楽費
  • ・その他雑費

家賃+管理費

家賃は毎月支払います。物件によりますが、毎月27日に引き落としか振り込みで支払うケースが多いです。

家賃と一緒に管理費(共益費)も一緒に毎月支払います。管理費は廊下やエントランスの掃除業者への委託費や、共用部の照明代などに使われます。

お部屋を探す際は、家賃+管理費込みの「総家賃」で考えましょう。別々に考えると予算オーバーになりやすいです。

賃貸の付帯サービスの利用料

物件によっては「24時間サポート」や「家財保険」などの料金が月額請求の場合があります。

一般的に、付帯サービスの利用料金は初期費用に含まれますが、月額制で家賃と一緒に利用料金が引き落とされるケースが増えています。

賃貸契約時に初期費用に含まれるのか、月額で請求されるのかを不動産屋に確認しましょう。

水道光熱費

光熱費のイメージイラスト
水道光熱費は、水道・電気・ガス会社に支払う費用です。基本料金と使った分の料金がかかります。

2020年度 家計調査 家計収支編 単身世帯」によると、一人暮らしの場合は1万円前後の人が多いです。

冬場はエアコンを使ったり、お湯を沸かす機会が多いので水道光熱費が高くなりがちです。

食費

毎日の食事や飲み物に必要な費用です。「2020年度 家計調査 家計収支編 単身世帯」によると、食費の平均は約4万円です。

徹底的に自炊する、コスパの良い食材のみを使うなど工夫すれば3万円以下に抑えられます。

通信費

スマホ代やお部屋の光回線(Wi-Fi)に必要な費用です。ドコモやauなどの大手キャリアで約6千円、格安SIMで3千円前後かかります。

お部屋に光回線を引く場合は、毎月4千円ほどを見ておきましょう。

交際費・娯楽費

友達と遊びに行く時のお金や、趣味や習い事に使うお金です。人によって金額は変わりますが、毎月2万円前後使う人が多いです。

その他雑費

消耗品の購入や美容室に行く費用など、生活していくうえでかかる費用です。

一人暮らしは思わぬ出費がかかることも多いので、余裕を持って予算を組みましょう。

▶一人暮らしの平均的な生活費はこちら

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当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!

さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。

家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。

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