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賃貸は更新と引っ越しどっちがお得?費用シミュレーションを公開

「更新」と「引っ越し」どちらがお得かを問いかけている人のイラスト

賃貸は更新と引っ越しどっちがお得?
安いなら新居に引っ越ししたい!

賃貸物件は、気分やライフスタイルに合わせて引っ越ししやすいです。収入に合わせてグレードの高いお部屋に移ったりできます。

しかし、退去費用や初期費用を考えると、今住んでいる物件を更新したほうがお得なのでは?という疑問が出てきます。

そこで当記事では、賃貸は更新と引っ越しどっちがお得かを、費用シミュレーションを交えて解説します!是非参考にしてください。

賃貸契約は更新するほうが引っ越しよりも安く済む

賃貸の契約では、いま住んでいる部屋を更新したほうが、新しい物件に引っ越すよりも安く済むことが多いです。

契約の更新であれば必要なのは更新料だけですが、引っ越す場合は入居先の契約に必要な礼金や仲介手数料のほか、引っ越し代金もかかります。

費用の目安
賃貸契約を更新 約12万円
新居に引っ越し 約40万円

上記の表は、家賃8万円の物件に住んでいる人であれば、更新と引っ越しでどのくらい金額に差が出るのかを比べたものです。引っ越しは契約更新の3倍以上の費用がかかることが分かります。

更新にかかる費用は家賃の約1.5ヶ月分

賃貸契約を更新する場合、必要になる費用は「更新料」「更新事務手数料」「保証会社更新料」「火災保険料」の4つで、合計額は家賃の約1.5ヶ月分です。

以下に、家賃8万円の物件で賃貸契約を更新した場合にかかる一般的な費用の目安をまとめました。

更新料 80,000円
更新事務手数料 約5,000円+税
保証会社更新料 10,000円
火災保険料 20,000円
合計 約115,000円

いま住んでいるお部屋に期間満了後も引き続き入居したい場合、基本的には「更新料」を支払うことで契約を更新できます。

更新料の金額は賃貸契約書に記載されていて、相場は家賃1ヶ月分です。ただ、なかには、家賃2ヶ月分が必要だったり、そもそも更新料がかからない物件もあります。

ちなみに、賃貸の契約期間は2年間ごとに更新するケースが多いですが、1年契約の物件もあります。

また「保証会社更新料」と「火災保険料」は、それぞれ保証会社と保険会社に支払う費用です。保証会社を使わずに入居している場合は保証会社更新料はかかりません。

引っ越しにかかる費用は家賃の約5ヶ月分

住んでいたお部屋を退去して、新しい物件に引っ越す場合、必要になる費用の合計額は家賃5ヵ月分ほどです。

下記の表は、家賃8万円の物件に引っ越した場合にかかる費用をまとめたものです。

敷金 80,000円
礼金 80,000円
仲介手数料 80,000円+税
保証会社利用料 40,000円
火災保険料 20,000円
鍵交換費用 15,000円
前家賃 80,000円
引っ越し代 3~5万円
合計 約400,000円

敷金、礼金などの賃貸契約の初期費用は、引っ越し先の物件によって金額が変わります。例えば不動産業界の閑散期である5~9月ならば、敷金や礼金がかからない物件も見つかります。

また、もともと住んでいたお部屋の汚損状態が激しかった場合は、退去費用がかかる場合があります。

もちろん、新居への引っ越しに合わせて新しく家具や家電などを買い替える場合には、さらに費用がかかります。

▶引っ越し費用についての解説はこちら

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安い家賃の物件に引っ越す場合のシミュレーション

住んでいたところよりも安い家賃の物件に引っ越せば、長期的にみると、契約を更新するよりも費用を抑えられる場合があります。

ただし「引っ越し先の家賃が安くなれば必ずお得」というわけではありません。例えば1,000~2,000円ほど家賃が下がるだけならば、契約更新した方がやはり出費は少ないからです。

以下に、家賃の安い物件に引っ越した場合のシミュレーションを3件ご紹介します。更新か引っ越しかを考える際の参考にしてください。

①家賃8万円から家賃7.5万円に引っ越す
②家賃8万円から家賃7万円に引っ越す
③家賃8万円から家賃7万円(フリーレント1ヶ月分)に引っ越す

①家賃8万円から家賃7.5万円に引っ越す

家賃8万円から家賃7.5万円の物件に引っ越した場合、新居が2年後に更新料がかからない物件であればお得になります。更新料付きの物件ならば、長い目で見てもお得になることはないです。

家賃8万円の物件に住み続ける場合、更新月にかかるのは費用は家賃を合わせると約20万円です。一方、7.5万円のお部屋に引っ越した月の出費は約37.5万円です。

費用の目安
契約更新(家賃8万円) 約20.0万円
引っ越し(家賃7.5万円) 約37.5万円

引っ越した段階では、契約更新よりも新居への引っ越しのほうが約17.5万円ほど高いです。

ただ、毎月の出費は5,000円安くなります。家賃の減少を踏まえて、次の契約更新の2年後までの費用を計算すると、2年間の出費は下表のようになります。

家賃8万の部屋を更新 家賃7万の部屋に引っ越し
1ヶ月目 20万円 37.5万円
1年目 108万円 120万円
2年目 204万円 210万円

家賃8万円で契約更新したほうが、家賃7.5万円に引っ越すよりもトータルの出費が6万円ほど安くなることが分かります。

②家賃8万円から家賃7万円に引っ越す

家賃8万円の物件から、7万円のお部屋に引っ越す場合、2年後にふたたび更新料の支払いがあったとしても、トータルの出費は少なくなります。

家賃7万円のお部屋に引っ越す場合、引っ越し月の出費は約35万円です。

費用の目安
契約更新(家賃8万円) 約20万円
引っ越し(家賃7万円) 約35万円

もともと住んでいた家賃8万円の物件で更新するよりも15万円ほど費用が高いですが、2年間のあいだの費用の合計を調べると、以下のようになります。

家賃8万の部屋を更新 家賃7万の部屋に引っ越し
1ヶ月目 20万円 35万円
1年目 108万円 112万円
1年6ヶ月目 157万円 154万円
2年目 205万円 196万円

1年6ヶ月を過ぎたあたりで、家賃7万円に引っ越しているほうがトータルの出費が少なくなります。2年目が終わるころには、9万円お得になります。

③家賃8万円から家賃7万円(フリーレント1ヶ月分)に引っ越す

入居時の家賃が一定期間免除されるフリーレントがついていたり、敷金・礼金ゼロなど初期費用を抑えた物件だと、さらに費用を抑えやすくなります。

家賃8万の部屋を更新 家賃7万の部屋に引っ越し
(フリーレント1ヶ月)
1ヶ月目 20万円 28万円
10ヶ月目 92万円 91万円
1年目 108万円 105万円
2年目 205万円 189万円

わずか10ヶ月で、引っ越しのときの費用をカバーできることが分かります。2年間の入居するあいだには、16万円もお得になっています。

賃貸の契約は更新時期以外でも解約できることが多い

いいねする女性
賃貸の契約期間は2年と定められているため、更新時期しか解約できないと思われがちですが、自分の都合のよいタイミングで解約できる場合が多いです。

ただし、解約違約金が設定されている場合、短期間で退去してしまうと違約金がかかるので注意しましょう。「1年以内に解約すると家賃の1ヶ月分」の違約金を設定している契約が多いです。

また、定期借家契約の場合は契約期間中に解約できません。定期借家かどうかは、賃貸契約書で確認できます。

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更新時に賃料の減額交渉を成功させる3つのポイント

折れ線グラフ
いまのお部屋が気に入っているなら、更新の際に賃料の減額交渉をするほうがおすすめです。以下で、家賃の減額交渉を成功させるための3つのポイントをご紹介します。

①減額交渉は高くても3,000円程度にする
②ネットで類似物件の家賃を調べる
③長く住む意思を伝える

①減額交渉は高くても3,000円程度にする

賃料の減額は3,000円以内を目安に交渉すると良いです。少しの減額であれば、空室になってしまうよりも、いま住んでる人に長く住んでもらったほうが収入になると考えてもらいやすいです。

交渉額があまりに大きかったり、お部屋自体が人気物件の場合は、減額交渉は受け入れてもらえません。

②ネットで類似物件の家賃を調べる

家賃交渉をする前に、インターネットで周辺の類似物件を調べて、家賃の相場を確認しましょう。支払っている家賃が相場よりも高い場合は、客観的な比較が、交渉の材料になります。

特に今の部屋に4年以上住んでいる場合は、建物が古くなったことで契約時の家賃より現在の相場が安くなっている可能性が高いです。築年数には特に注意しましょう。

③長く住む意思を伝える

家賃交渉をする場合は、長く住む意思を伝えるようにしましょう。大家さんはなるべく空室にはしたくないと考えているので、長く住んでくれる人だと取ってもらえると交渉が成功しやすいです。

「実家がすぐ近くにある」「娘をこの学区に通わせたい」など具体的な理由を説明すると、大家さんも長く住むイメージがつきやすく減額交渉につなげやすいです。

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さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。

家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。

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