最終更新:2021年1月15日

5人家族の1ヶ月の平均生活費や、家賃・食費などの理想的な支出割合を紹介します!
子どもの年齢別の生活費実例と内訳、節約方法やおすすめの貯金方法、任意保険についても解説します。
生活費のシミュレーションツールを用意しているので、生活費の見直しのために活用してください!
この記事の内容は、ファイナンシャル・プランナーの岩井さんに監修していただきました。
チャット不動産イエプラ メディア事業部
ファイナンシャル・プランナー
日本FP協会認定のFP。お金に関する知識を活かし、一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い世帯の生活費を算出しています。宅建士の資格も取得しており、お客様の収入に見合った家賃を提案するなど、生活設計についてのトータルサポートをおこなっています。
5人家族の生活費の平均は約42.5万円
総務省統計局が2020年に発表した家計調査を参考にしたところ、5人家族の生活費の平均は約42.5万円です。
以下は、統計局のデータを参考にした5人家族の生活費の内訳です。
家賃(住宅ローン) | 約120,000円 |
---|---|
食費 | 約75,000円 |
水道光熱費 | 約20,000円 |
家具・家事用品 | 約8,000円 |
衣類代 | 約15,000円 |
交通費 | 約7,000円 |
通信費 | 約20,000円 |
自動車維持費 | 約25,000円 |
教育費 | 約40,000円 |
趣味・娯楽費 | 約25,000円 |
交際費 | 約15,000円 |
生命保険料 | 約35,000円 |
その他雑費 | 約20,000円 |
合計 | 約425,000円 |
上記の表はあくまで目安金額です。住む場所やお部屋の間取りなどの条件や、毎日の食費など、生活スタイルによって必要な生活費は変わります。
東京周辺で5人家族向けの賃貸物件(3LDK~4LDK)を借りるならば、家賃は12万円ほどかかります。また、自動車を持っている場合は、駐車場代や自動車保険料で約2.5万円かかります。
また、5人家族の場合、共働きの家庭がほとんどです。1人だけの収入で、生活費をすべて稼ぐのは難しいです。
生活費より家賃を抑えたほうが生活がラク
生活費を抑えるなら、毎月決まって支払う必要がある家賃を安く済ませるべきです。一度安いお部屋に住んでしまえば、節約を意識しなくても出費を抑えられます。
日々の出費を抑える節約は、人によっては苦痛に感じたり、うまくいかなかったりすることが多いので、固定費である家賃を安く済ませて、快適な生活を送るのがおすすめです。
5人家族向けで安めのお部屋を探すなら
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5人家族向けの物件を探す5人家族の理想的な支出割合
5人家族で毎月の収入に対する理想的な支出割合を紹介します。今回は、賃貸物件に住んでいる世帯の手取りが月50万円の家庭で計算します。
住む場所や家族構成によってことなります。以下の支出割合は参考程度に確認してください。
内訳 | 支出割合 | 支出金額 |
---|---|---|
家賃(4LDK) | 約30% | 約150,000円 |
食費 | 約15% | 約75,000円 |
水道光熱費 | 約5% | 約25,000円 |
家具・家事用品 | 約3% | 約15,000円 |
衣類代 | 約3% | 約15,000円 |
交通費・通信費 | 約5% | 約25,000円 |
自動車維持費 | 約5% | 約25,000円 |
教育費 | 約8% | 約40,000円 |
趣味・娯楽費 | 約3% | 約15,000円 |
交際費 | 約3% | 約15,000円 |
生命保険料 | 約6% | 約30,000円 |
その他雑費 | 約4% | 約20,000円 |
貯蓄 | 約10% | 約50,000円 |
賃貸物件の場合、家賃は収入の30%以内が理想的です。子どもの洋服やおもちゃは、なるべく兄弟で使いまわして出費を抑えてください。
子どもが大学生や高校生になると、教育費の出費が増えます。交際費や趣味・娯楽費用を抑えて貯蓄しておくことをおすすめします。
5人家族の生活費内訳実例
賃貸物件を借りて暮らした場合に、5人家族の生活費は実際にどれくらいかかるのか、関東地方に住んでいる人に実施したアンケートの結果をご紹介します。
同じ5人家族であっても、子どもの年齢によって生活費の内訳は大きく変わります。自分の家族構成に似たケースを参考にしてください。
・一番上の子どもが小中学生
・一番上の子どもが高校生
・一番上の子どもが大学生
一番上の子どもが幼稚園の場合
・家賃9万円の3DKの物件
・35歳正社員の夫(手取り33万円)
・30歳専業主婦の妻
・4歳の長男
・2歳の次男
・0歳の長女
一番上の子どもが幼稚園に通っている年齢の家庭では、1ヶ月間の生活費は約32万円です。内訳は以下のようになります。
家賃 | 約90,000円 |
---|---|
食費 | 約60,000円 |
水道光熱費 | 約16,000円 |
日用品・消耗品代 | 約8,000円 |
衣類代 | 約13,000円 |
交通費 | 約5,000円 |
通信費 | 約18,000円 |
教育費 | 約25,000円 |
教養・レジャー費 | 約25,000円 |
保険・医療費 | 約20,000円 |
その他雑費 | 約20,000円 |
貯蓄 | 約20,000円 |
合計 | 約320,000円 |
一番上が幼稚園児だと、下の2人は赤ちゃんのことが多いです。奥さんは家事・育児で忙しく、専業主婦になることも珍しくありません。
共働きでないため生活費を稼げないので、費用を抑える工夫をしましょう。子どもが小学校に上がるまでは、2LDKや3DKなど小さめの間取りを選び、家賃を安くのするのがおすすめです。
一番上の子どもが小中学生の場合
・家賃11万円の3LDKの物件
・35歳正社員の夫(手取り38万円)
・30歳専業主婦の妻
・8歳の長男
・5歳の次男
・2歳の三男
一番上の子どもが小学校や中学校に通っている年齢の家庭では、1ヶ月間の生活費は約38万円です。内訳は以下のようになります。
家賃 | 約110,000円 |
---|---|
食費 | 約73,000円 |
水道光熱費 | 約21,000円 |
日用品・消耗品代 | 約15,000円 |
衣類代 | 約20,000円 |
交通費 | 約8,000円 |
通信費 | 約20,000円 |
教育費 | 約20,000円 |
教養・レジャー費 | 約23,000円 |
保険・医療費 | 約30,000円 |
その他雑費 | 約20,000円 |
貯蓄 | 約20,000円 |
合計 | 約380,000円 |
子どもの成長に合わせて、食費や衣類代が高くなっています。収入に余裕がない場合は、上の子どもが使った服を兄弟でも使いまわすなど工夫しましょう。
ちなみに、一番上の子どもが小学生に上がっても、まだ目が離せない歳の兄弟がいるため共働きをして家を空けるのは難しいです。
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一番上の子どもが高校生の場合
・家賃12万円の4LDKの物件
・38歳正社員の夫(手取り36万円)
・37歳正社員の妻(手取り15万円)
・16歳の長女
・14歳の次女
・10歳の三女
一番上の子どもが高校に通っている年齢の家庭では、1ヶ月間の生活費は約48万円です。内訳は以下のようになります。
家賃 | 約120,000円 |
---|---|
食費 | 約80,000円 |
水道光熱費 | 約25,000円 |
日用品・消耗品代 | 約20,000円 |
衣類代 | 約25,000円 |
交通費 | 約15,000円 |
通信費 | 約30,000円 |
教育費 | 約45,000円 |
教養・レジャー費 | 約25,000円 |
保険・医療費 | 約35,000円 |
その他雑費 | 約30,000円 |
貯蓄 | 約30,000円 |
合計 | 約480,000円 |
一番上が高校生にもなれば、ほかの子どもは小中学生になっています。昼間に家を空けていても問題ないため、共働きで収入を安定させることができます。
ただ、3人の子どもが学校に通う年齢になると4LDKの物件でなければ手狭に感じるようになります。4LDKの賃貸は数が少ないので、根気よく家賃の安い物件を探しましょう。
高校生になると、学習塾に行ったり家庭教師を雇ったりするので、教育費が小中学校のころよりも高くなります。もちろん、私立の高校に通った場合は授業料の負担も大きくなります。
子どもがスマホを持つ年齢になると、通信費が1ヶ月で約3万円と高くなります。同じ携帯会社でキャンペーンを受け、料金を抑えましょう。
一番上の子どもが大学生の場合
・家賃14万円の4LDKの物件
・43歳正社員の夫(手取り39万円)
・40歳正社員の妻(手取り23万円)
・18歳の長男
・16歳の長女
・14歳の次女
一番上の子どもが大学に通っている年齢の家庭では、1ヶ月間の生活費は約59.3万円です。内訳は以下のようになります。
家賃 | 約140,000円 |
---|---|
食費 | 約85,000円 |
水道光熱費 | 約25,000円 |
日用品・消耗品代 | 約10,000円 |
衣類代 | 約20,000円 |
交通費 | 約15,000円 |
通信費 | 約38,000円 |
教育費 | 約130,000円 |
教養・レジャー費 | 約30,000円 |
保険・医療費 | 約40,000円 |
その他雑費 | 約20,000円 |
貯蓄 | 約40,000円 |
合計 | 約593,000円 |
上記は、実家から大学に通っている家庭です。一人暮らしを始める場合、家賃を負担するか、仕送りをするのかによって出費が変わります。
大学は高校生のころまでとは比べ物にならないぐらい授業料が高くなります。下の子どもが塾に行く費用などもかかるので、教育費は10万円以上必要です。
両親の収入だけでは足りない場合は、奨学金を利用したり、子どもにアルバイトしてもらうなどの方法を探しましょう。
家賃は世帯手取りの3分の1を目安にする
5人家族で賃貸物件のお部屋に住む場合は、世帯手取りの3分の1を目安にしましょう。
一般的に家賃目安は年収の3分の1と言われていますが、住民税・所得税・社会保険料・年金などが引かれるため、手取りで計算したほうが生活費に余裕が持てます。
世帯手取りに対しての家賃目安は、下記を参考にしてください。
世帯手取り25万円 | 約83,000円 | 世帯手取り30万円 | 約100,000円 |
---|---|
世帯手取り35万円 | 約117,000円 |
世帯手取り40万円 | 約133,000円 |
世帯手取り45万円 | 約150,000円 |
世帯手取り50万円 | 約167,000円 |
世帯手取り55万円 | 約183,000円 |
世帯手取り60万円 | 約200,000円 |
家賃目安を超えたお部屋に住むと、子どもの衣類や養育費、病院代などの費用が足りなくなるので、なるべく抑えてください。
どうしても気になるお部屋が高い場合は、プラス5千円を上限と考えましょう。そうしないと、管理費・共益費で家賃がさらに高くなってしまいます。
来店せずに5人家族向けのお部屋を紹介してくれる不動産屋
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子ども達を連れて不動産屋に行きづらいと考えている人や、遠くに住んでいて引っ越し先の不動産屋に行けない人にもおすすめです!
5人家族の生活費シミュレーション
5人家族の生活費がいくらになるのか計算できるツールを作成しました。家庭の生活費を入力して、自分たちが使いすぎている費用を把握するのに活用してください。
また、上記で紹介してきた実例を参考にして費用を計算してみれば、子どもの生活に合わせてどのくらい費用が必要になるのかあらかじめ知ることもできます。
1ヶ月の手取り | 円 |
家賃 (管理費・駐車場代含む) |
円 |
食費 | 円 |
水道代(1ヶ月分) | 円 |
電気代 | 円 |
ガス代 | 円 |
日用品・消耗品購入費 | 円 |
衣類代 | 円 |
交通費 | 円 |
通信費 (スマホ代・ネット代) |
円 |
養育費 | 円 |
教養・レジャー費 (娯楽費含む) |
円 |
保険・医療費 | 円 |
1ヶ月の生活費 | 円 |
手取り-生活費 | 円 |
生命保険の保険料は約3万円
公益財団法人生命保険文化センターの生命保険に関する実態調査によると、生命保険には約88%の世帯が加入していて、毎月支払う保険料は約3万円です。
保険は、万が一の備えで加入するものです。しかし、毎月支払うとなると家計への負担が大きくなってしまうので、収入と支出のバランスがとれた生命保険を選ぶべきです。
以下の表は、世帯主の年齢別で支払っている年間保険料の平均額です。保険料は、若い世帯は安く病気リスクのある年齢の世帯が高くなっているのがわかります。
年齢 | 世帯主年齢別保険料(年間) |
---|---|
29歳以下 | 202,000円 |
30~34歳 | 276,000円 |
35~39歳 | 329,000円 |
40~44歳 | 410,000円 |
45~49歳 | 442,000円 |
50~54歳 | 498,000円 |
55~59歳 | 492,000円 |
60~64歳 | 434,000円 |
65~69歳 | 340,000円 |
70歳以上 | 299,000円 |
生命保険には、死亡保険のほかに「医療保険」や「がん保険」「学資保険」「年金保険」など、さまざまな種類があります。
家庭環境や経済環境に合わせて見直すことをおすすめします。
しっかり貯金できるおすすめの方法
子どもの将来のためにきちんと貯金をしておきたいという人は、生活費と貯金の通帳を分けたうえで、以下のどちらかの方法で貯金しましょう。
電気代の安い電力会社を選ぶ
電気やガスなどのライフライン出費は、供給会社を選ぶだけで安くできます。
2016年4月1日から始まった電力自由化により、消費者が自由に電気代の安い会社が選べるようになりました!
電力会社によって、料金プランや割引キャンペーンがことなります。自分のライフスタイルに合った新電力に乗り換えるべきです。
5人家族の電力使用量では、月2,500円ほど節約になり年間30,000円以上お得になることがあります。
以下の記事では、新電力会社のおすすめランキングをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
給料や口座から直接引かれる自動貯金を利用
給料から直接天引きになる「財形貯蓄」や、口座から自動で貯金される「自動積立」を利用して、強制的に貯金するようにしましょう。
直接口座から引かれるので、ついお金が足りない時に貯金分を使ってしまうことが減ります。
ただし、財形貯蓄は企業が取り扱っていない場合があるので、口座から自動で貯金される自動積立のほうがおすすめです。
定期預金で一定期間引き落とせないようにする
銀行の定期預金を利用すれば、契約期間を過ぎるまでは引き落としできないので、貯金分を使ってしまうことがありません。
定期預金は、一定期間引き落とせないかわりに高い金利が約束されているため、預ける金額と年数によっては上乗せ分のお金が増えます。
例えば100万円預けたとして、3年間の金利が0.20%だった場合は、1年で2,000円ほどの上乗せがあります。
子どもが小学校に上がるまでや、中学校に入るまでなど期間を定めやすいのでおすすめです。
わざわざ不動産屋に行ってお部屋を探そうとしていませんか?
街の不動産屋に行かなくても、イエプラなら、チャットで相談しながら部屋が探せます!
SUUMOやHOMESに載っていない未公開物件もありますし、不動産業者だけが有料で見れるサイトで、最新情報をチェックしてくれます!
引っ越し先が遠くて不動産屋に行けない人や、外出を避けたい人にもおすすめです!