お部屋探しのコツや知識まとめブログ|イエプラコラム
お部屋探し用語や探し方のコツ・街の住みやすさなどを初心者にもわかりやすいように解説します。

新卒で一人暮らしは無理?初期費用や毎月の生活費はいくら必要?

新卒の一人暮らしのイメージイラスト

新卒で一人暮らしはきつい?
新卒の家賃や生活費目安はいくら?

新卒後に大学への進学や就職を機に、一人暮らしを開始する人は多いです。会社に近いところに引っ越せば通勤がラク、誰にも干渉されない自由な生活ができるなどメリットがあります。

しかし、初任給の金額で生活費を払い続けられるのか、家賃はいくらを目安にすればいいのかなど不安になりますよね…。

当記事では、新卒で一人暮らしするために必要な費用や物件選びのポイントなどを解説します。ぜひ参考にしてください。

監修 岩井 勇太
ファイナンシャル・プランナー
宅地建物取引士

日本FP協会認定のFP。お金に関する知識を活かし、一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い世帯の生活費を算出しています。宅建士の資格も取得しており、お客様の収入に見合った家賃を提案するなど、生活設計についてのトータルサポートをおこなっています。

新卒で一人暮らししている人の割合は?

約7割の人が新卒で一人暮らししている

新卒で一人暮らししている人の割合の円グラフ
※無効回答が複数あったためパーセンテージで表示

2020年~2022年度に新卒になった人100名にアンケートを取った結果、約7割の人が一人暮らしをしています。

実家暮らしの人は2割にも満たないので、ほとんどの人が新卒時には実家を出ていることがわかります。

アンケート調査内容
  • 調査期間:2022年8月3日
  • 媒体:ランサーズ
  • 対象:2020年~2022年度に新卒になった人
  •    男女100名
  • 内容:新卒時の住居環境は?
  •    一人暮らしを始めたきっかけは?
  •    一人暮らし開始時の総家賃は?

「新卒」を機に一人暮らしをした人は約4割

一人暮らしを開始したきっかけの円グラフ
※無効回答が複数あったためパーセンテージで表示

同アンケート調査で、一人暮らしを始めたきっかけを聞いてみました。結果、約4割の人が新卒になったので一人暮らししたと回答してくれました。

次に多いのが「その他」です。「貯金が貯まったから」「社宅を出る」「なんとなく」など、人によって理由は様々でした。

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実家から遠いところに就職した人は一人暮らしする傾向にある

実家から遠いところに就職した人は、新卒で一人暮らしする傾向にあります。

特に地方在住の場合は、仕事が限られてくるので都心部に出る人が多いです。東京・大阪・名古屋・福岡・札幌などの大都市ほど、一人暮らしの割合が増えます。

実家近くで就職するなら貯金を優先すると良い

実家近くで就職するなら、まずは貯金を優先すると良いです。一人暮らしは、家賃や生活費など全て自分で支払う必要があるからです。

新卒は、勤めてから2年ほどまでは給料が低めです。生活費で手いっぱいになって貯金できない可能性が高いです。

実家の場合は、家賃・水道光熱費・食費は割り勘です。親に月5万円ほど渡しておけば足りるケースが多いです。

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一人暮らしすべきか迷うなら不動産屋に行ってみると良い

一人暮らしすべきか迷うなら、一度不動産屋に行ってみると良いです。費用が明確になるので、一人暮らしのイメージがつきやすいです。

当サイトが運営するネット上の不動産屋「イエプラ」は、来店不要でLINEから気軽に相談可能です。

「予算〇円で引っ越しできる?」「家賃〇万円以内の物件はある?」など、お部屋探しに関することならなんでも相談してみてください。仲介手数料も基本0円なので、予算が少なくても安心です。

新卒で一人暮らしするなら家賃目安は手取りの4分の1以下

手取りに対する家賃目安一覧

手取り額 3分の1の家賃目安 4分の1の家賃目安
13万円 約43,000円 約32,000円
14万円 約46,000円 約35,000円
15万円 約50,000円 約37,000円
16万円 約53,000円 約40,000円
17万円 約57,000円 約42,000円
18万円 約60,000円 約45,000円
19万円 約63,000円 約47,000円
20万円 約67,000円 約50,000円
21万円 約70,000円 約52,000円

一般的な家賃目安は手取りの3分の1ですが、新卒は収入が少ないので「手取りの4分の1」以下で考えたほうが良いです。

手取りとは給料として支給された金額から、税金や保険料などが差し引かれて手元に残ったお金のことです。

岩井さんのアイコン 岩井
自治体によりますが、月収の約15~25%が差し引かれます。なお、新卒は住民税がありません。社会人2年目から発生するので、予算はもう少し削っておいた方が良いです。

実際に新卒で一人暮らしをしている人は家賃4~5万円が多い

新卒で一人暮らししていた時の家賃
※無効回答が複数あったためパーセンテージで表示

弊社が独自で調査したアンケートによると、実際に新卒で一人暮らしをしている人は家賃4~5万円が多かったです。

初任給の手取りが16~20万円ほどと想定できるので、目安通りと言えます。

新卒向けの家賃が安い物件の探し方

  • ・家賃相場が低い街で探す
  • ・アパートタイプを選ぶ
  • ・駅徒歩は10~15分まで拡大する
  • ・築年数にはこだわらない
  • ・3点ユニットバスを検討する

家賃相場が低い街で探す

1R 1K・1DK
葛飾区 約54,000円 約72,000円
練馬区 約59,000円 約71,000円
板橋区 約60,000円 約68,000円
江戸川区 約60,000円 約66,000円
足立区 約61,000円 約66,000円

出典:https://www.hatomarksite.com/

その他の区の相場はこちら
1R 1K・1DK
杉並区 約66,000円 約78,000円
北区 約66,000円 約72,000円
大田区 約66,000円 約76,000円
荒川区 約68,000円 約73,000円
墨田区 約71,000円 約88,000円
中野区 約71,000円 約82,000円
世田谷区 約72,000円 約80,000円
豊島区 約73,000円 約84,000円
江東区 約74,000円 約81,000円
品川区 約76,000円 約87,000円
台東区 約78,000円 約84,000円
文京区 約79,000円 約91,000円
新宿区 約82,000円 約101,000円
目黒区 約82,000円 約87,000円
渋谷区 約94,000円 約100,000円
千代田区 約99,000円 約105,000円
中央区 約109,000円 約104,000円
港区 約111,000円 約114,000円

出典:https://www.hatomarksite.com/

同じような物件でも、エリアによって家賃に大きな差が出ます。できる限り相場が低い街で探しましょう。東京都内なら足立区や葛飾区など23区の東側は相場が低くておすすめです。

さらに家賃を抑えたい人は、各駅停車しか停まらない駅周辺で探してみてください。電車の本数が少ない、駅前にお店がなど利便性が悪いので家賃が安めに設定されています。

アパートタイプを選ぶ

マンションよりも、2階建てのアパートタイプの方が家賃が安いです。アパートは戸数が少なく建設コストが低いからです。

エントランスや、エレベーターといった共有部分がないのも影響しています。

駅徒歩は10~15分まで拡大する

駅徒歩は10~15分以上に拡大して探しましょう。駅チカの方が人気があるので、駅から離れるほど家賃が安くなります。

歩くのは面倒と感じるかもしれませんが、健康管理にも役立ちます。自転車を持っていれば約6分で駅まで行けるので検討してみてください。

築年数にはこだわらない

築年数はこだわらずに探すのがおすすめです。築古の物件でもリフォームやリノベーションによってキレイな物件があるからです。

確かに新築や築浅は魅力的ですが、家賃が高くて生活費を圧迫します。新卒のうちは収入が安定していないと判断されやすく、入居審査も落ちやすいので注意してください。

3点ユニットバスを検討する

築年数や立地にもよりますが、バストイレ一緒の3点ユニットバスの方が平均で約1万円安いです。バストイレ別と比べると建設コストが安いからです。

年間で10万円以上節約できる可能性があります。新卒のうちはボーナスや昇給の機会が少ないので、できる限り安い家賃の物件を借りましょう。

安すぎるお部屋は要注意

相場と比べて家賃が安すぎるお部屋は「設備が不十分」「住民の質が微妙」「事故物件」など、住みづらい可能性が高いです。必ず不動産屋に安くなっている理由を確認してください。

当サイトが運営しているネット上の不動産屋「イエプラ」なら、LINEから気軽に確認できます。管理会社に直接問い合わせするので、正しい情報をお知らせ可能です。

来店不要なうえ、23時まで営業しているので自分の好きなタイミングでお部屋探しできて便利です!オンライン契約にも対応していますし、仲介手数料も基本0円なので、上京や予算が少ない新卒におすすめです。

家賃を除いて毎月約13~14万円の生活費が必要

食費 39,069円
水道光熱費 13,098円
家具・家事用品 5,487円
被服及び履物 5,047円
保健医療 7,384円
交通・通信 19,303円
教養娯楽費 17,993円
その他の支出 31,071円
消費支出合計 138,452円

総務省統計局公表の「家計調査 2022年 (表番号1)」によると、一人暮らしの平均的な1ヶ月の生活費は家賃を除いて138,452円、車を所持していない場合は129,980円です。

東京なら毎月20万円ないと一人暮らしが厳しい

東京都内の一人暮らし向け間取りの平均家賃は約7~8万円なので、月20万円ほど確保できないと生活できません。

23区外に住んだとしても、家賃5万円ほどかかります。最低でも月18万円ないと一人暮らしは難しいです。

地方であれば毎月16万円あれば良い

物価が安い地方であれば、家賃は約3万円ほどです。生活費を考えても、月16万円あれば一人暮らしできます。

食品や日用雑貨なども都心部より安い傾向にあるので、全体的に生活費は抑えられます。

岩井さんのアイコン 岩井
ただし、車所持者の場合は都内と同等ほどの支出になります。維持費に月2万円ほどかかるからです。

最大でも家賃と食費で手取りの50%に抑えるべき

家賃と食費は、生活費の大半を占めます。この2つで手取りの50%に抑えられれば、支出を調整しやすく一人暮らしが可能です。

物件にこだわりたいなら家賃35%・食費15%にする、よく食べる人であれば家賃25%・食費25%にするなど上手く調整してください。

手取り別の生活費シミュレーション

手取り14万円 手取り16万円 手取り18万円 手取り20万円 手取り22万円 手取り24万円
家賃 35,000円 40,000円 60,000円 66,000円 73,000円 80,000円
食費 39,000円 39,000円 39,000円 39,000円 39,000円 39,000円
水道光熱費 13,800円 13,800円 13,800円 13,800円 13,800円 13,800円
通信費 7,000円 7,000円 7,000円 7,000円 7,000円 7,000円
交際費 13,800円 13,800円 13,800円 13,800円 13,800円 13,800円
娯楽費 18,000円 18,000円 18,000円 18,000円 18,000円 18,000円
日用消耗品 5,500円 5,500円 5,500円 5,500円 5,500円 5,500円
保健・医療費 7,400円 7,400円 7,400円 7,400円 7,400円 7,400円
その他 14,500円 14,500円 14,500円 14,500円 14,500円 14,500円
合計 154,000円 159,000円 179,000円 185,000円 192,000円 199,000円
残額(予備費) -14,000円 1,000円 1,000円 15,000円 28,000円 41,000円
手取り14万円 手取り16万円 手取り18万円 手取り20万円 手取り22万円 手取り24万円
家賃 35,000円 40,000円 60,000円 66,000円 73,000円 80,000円
食費 39,000円 39,000円 39,000円 39,000円 39,000円 39,000円
水道光熱費 13,800円 13,800円 13,800円 13,800円 13,800円 13,800円
通信費 7,000円 7,000円 7,000円 7,000円 7,000円 7,000円
交際費 13,800円 13,800円 13,800円 13,800円 13,800円 13,800円
娯楽費 18,000円 18,000円 18,000円 18,000円 18,000円 18,000円
日用消耗品 5,500円 5,500円 5,500円 5,500円 5,500円 5,500円
保健・医療費 7,400円 7,400円 7,400円 7,400円 7,400円 7,400円
その他 14,500円 14,500円 14,500円 14,500円 14,500円 14,500円
合計 154,000円 159,000円 179,000円 185,000円 192,000円 199,000円
残額(予備費) -14,000円 1,000円 1,000円 15,000円 28,000円 41,000円

総務省統計局が公表している「家計調査 2022年 (表番号1)」の金額を参考に、毎月の一人暮らしに必要な金額をシミュレーションしました。

手取り14万円だと、赤字になるので一人暮らしは避けたほうが良いです。手取り16万円以上なら、やりくり次第では一人暮らしが可能です。

上記のシミュレーションの家賃は、一般的な目安の手取り3分の1で計算しています。手取りの4分の1以下に抑えられるなら、手取り14万円でもなんとか生活できます。

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新卒で一人暮らししている人の生活費実例

新卒で手取り14万円の女性

東京都練馬区在住の女性
  • ・手取り14万円(月収18万円)
  • ・家賃4.5万円のワンルームロフト付き
  • ・駅徒歩10分、3点ユニットバス
家賃(管理費込) 45,000円
食費 27,000円
水道光熱費 8,000円
スマホ代・ネット代 10,000円
交際費 10,000円
趣味代・衣類代など 20,000円
日用品購入費・医療費など 8,000円
交通費 3,000円
合計 131,000円

手取り14万円だと、家賃を手取り3分の1まで抑えても貯金できるような余裕は生まれません。

毎日自炊して節約しないと、やりくりが難しいです。病気やケガで通院する可能性もあるので、趣味や日用品の購入費用を削るなどして捻出する必要があります。

新卒のうちは、希望条件や住む場所に妥協が必要です。昇給やボーナスがもらえるようになってから、引っ越すことをおすすめします。

女性のアイコン
元々料理が好きなので自炊は苦ではないですね。練馬区は家賃相場が低いので、予算に収まるお部屋が探しやすかったです。本当はもっと駅に近いおしゃれなマンションがよかったんですが、生活のために妥協しました。

新卒で手取り16万円の女性

東京都町田市在住の女性
  • ・手取り16万円(月収20.5万円)
  • ・家賃5.3万円の1K
  • ・駅徒歩13分、風呂トイレ別
家賃(管理費込) 53,000円
食費 40,000円
水道光熱費 7,000円
通信費 8,000円
交際費 10,000円
趣味代・衣類代など 20,000円
日用品購入費・医療費など 8,000円
交通費 5,000円
合計 151,000円

希望条件が多かったり、きれいなお部屋に住みたい場合は、家賃相場が低いエリアで探すのがおすすめです。

交通費の支給があるなら、会社から離れたエリアで探すのもアリです。頻繁に自炊する場合は食費を抑えられるので、多少家賃が高くてもやりくりできます。

困り顔の女性のアイコン
日用品や趣味に使うお金を限界まで削っているんですが、貯金ができずに悩んでいます。今後は自炊してもう少し生活にゆとりを持たせたいと思っています。職場まではちょっと遠いんですが、町田市は家賃が安くて住みやすいところだとは思ってます。

新卒で手取り19万円の男性

東京都渋谷区在住の男性
  • ・手取り19万円(月収24万円)
  • ・家賃5.8万円の1K
  • ・駅徒歩12分、3点ユニットバス
家賃(管理費込) 58,000円
食費 50,000円
水道光熱費 8,000円
通信費 8,000円
交際費 20,000円
趣味代・衣類代など 20,000円
日用品購入費・医療費など 8,000円
交通費 8,000円
合計 180,000円

相場が高いエリアで家賃が安いお部屋は探すなら、駅徒歩や築年数など条件を緩和しなければなりません。

自炊しない場合は食費がかなりかさみます。仕事の付き合いでの飲み会が増えると、交際費もかかるので普段から節約する必要があります。

男性のアイコン
自炊しないうえに、仕事柄飲み会が多いため食費や交際費がかさんでます。1人で食事する際はコンビニ弁当や総菜を買ってますが、貯金はほとんどできていません。家は築年数が古くて狭いですが、帰って寝るだけなので気にならないです。

新卒で手取り20万円の男性

東京都豊島区在住の男性
  • ・手取り20万円(月収25万円)
  • ・家賃8万円の1K
  • ・駅徒歩5分、風呂トイレ別
家賃(管理費込) 80,000円
食費 40,000円
水道光熱費 14,000円
スマホ代・ネット代 8,000円
交際費 20,000円
趣味代・衣類代など 20,000円
日用品購入費・医療費など 10,000円
交通費 2,000円
合計 197,500円

毎月の家賃が8万円と、手取りの3分の1をややオーバーしています。お部屋の希望条件が多いと家賃が高くなり、ギリギリの生活になってしまいます。

収入に見合った家賃よりも高いお部屋に住むと後悔する可能性が高いです。家賃は毎月支払う必要があり、1度決めると簡単には変えられないので慎重に選びましょう。

困り顔の男性のアイコン
立地も設備も良くて便利なんですが、家賃が高くて毎日カツカツです。貯金が一切できないので、急な出費があるときは親に借りてます。部屋で使わない設備もあるので、もうちょっと家賃が安いところに住めば良かったと後悔してます。

新卒で手取り22万円の女性

東京都板橋区在住の女性
  • ・手取り22万円(月収28万円)
  • ・家賃7万円の1K
  • ・駅徒歩10分、風呂トイレ別
家賃(管理費込) 70,000円
食費 35,000円
水道光熱費 14,000円
スマホ代・ネット代 8,000円
交際費 20,000円
趣味代・衣類代など 20,000円
日用品購入費・医療費など 10,000円
交通費 3,000円
合計 180,000円

手取り22万円あれば、無理な節約をしなくても一人暮らしできます。貯金や投資にまわす、趣味に使うなど支出を調整しやすいです。

自炊が苦手、忙しくて時間がない人は食費を5千円~1万円程度増やすことも可能です。

女性のアイコン
女性の一人暮らしなので、とにかく防犯重視でお部屋を探しました。築年数は古いですがオートロックもついており、安心して暮らせています。貯金もできているので生活に大きな不安はないですね。

新卒の一人暮らしにおすすめの簡単節約術

  • ・会社の福利厚生を駆使する
  • ・先輩や上司のおごりの食事に行く
  • ・コスパの良い食材で自炊する
  • ・飲み物はタンブラーで持参する
  • ・スマホプランの見直しか格安SIMに変える
  • ・給湯温度を下げる
  • ・エアコンの温度を一定にする
  • ・電気代の安い会社を選ぶ
  • ・美容代はモデルになって浮かせる
  • ・無料で使える施設やサービスを活用する

会社の福利厚生を駆使する

書類を確認する人のイラスト
会社が用意している福利厚生はできるだけ利用したほうが良いです。特に家賃補助・住宅手当は、毎月決められた金額の補助が受けられるのでおすすめです。

企業によっては「引っ越し手当」が出る場合があります。一人暮らしの引っ越しは5~10万円ほどかかるので、少しでも補助を受けて安く抑えましょう。

岩井さんのアイコン 岩井
福利厚生は入社が決まった時点で利用できます。まずはどんな福利厚生があるのか確認して、手続きはどうしたら良いのか採用担当者に相談してみましょう。

先輩や上司のおごりの食事に行く

先輩や上司のおごりのご飯や飲み会に行きましょう。1食分の食費が浮きます。

ご飯や飲み会に行くことでコミュニケーションが取れます。仕事が円滑に進む場合もあるので、おごってもらいやすい新卒には大きなメリットです。

最初は面倒だと感じても、誘われたら行くべきです。また、取引先に誘われた時も同様です。

コスパの良い食材で自炊する

コスパの良い食材例
  • もやし:1袋 10~20円
  • 豆腐:1パック 20~30円
  • パスタ麺:1袋 100~200円
  • 納豆:3パックセット 50~150円
  • 鶏胸肉:100g 70円
  • ひき肉:100g 60円
  • キャベツ:半玉 200円
  • じゃがいも:1個 25~35円
  • 人参:1個 35~45円
  • たまご:1パック 100~200円

食費を抑えるには、自炊するのが1番です。もやし・キャベツ・豆腐などのコスパが良い食材を使って1日3食自炊すれば、毎月の食費を3万円以下に抑えられます。

特売品を狙う、業務用スーパーでまとめ買いするなど工夫すればさらに出費を抑えられます。日々の節約が大切なので、少しでも安いスーパーで食材を買うのを心がけてください。

飲み物はタンブラーで持参する

職場での飲み物は、できるだけ持参のタンブラーや水筒で済ませましょう。

コンビニなどで1本100円のペットボトルを買っていると、毎月2千円もかかってしまいます。家で作った水出しのお茶を持っていけば、月500円以下で済みます。

スマホプランの見直しか格安SIMに変える

スマホのプランを見直すか格安SIMに変更しましょう。

通信料が安いプランにすれば1千円~2千円は節約できます。また、auやドコモなどの大手キャリアから格安SIMに変更すれば、スマホ代が毎月約4千円も安くなります。

お部屋にネット環境を整えている場合は、在宅中にWi-Fiの利用に切り替えることでスマホの通信料を減らせます。

給湯温度を下げる

給湯温度を調節できる場合は、温度を下げることでガス代を節約できます。

シャワーを利用するときには40度以下、洗い物をするときは35度ほどのぬるま湯にするとガス代を抑えられます。

岩井さんのアイコン 岩井
給湯温度が高いと、温めるまでに時間がかかります。温めている間は水を使うので温度を低くすれば、水道代も節約できて一石二鳥です。

エアコンの温度を一定にする

エアコンの温度設定のイラスト

エアコンの温度をこまめに変えず、一定にしておけば電気代を抑えられます。

夏は26度、冬は20度に固定すれば毎月約1千円も電気代を節約できます。1度設定温度を変更するだけで、13%も消費電力が増えると言われています。

どうしても温度を変更したい場合は、変更した後しばらくそのままにしておきましょう。

電気代の安い会社を選ぶ

電力会社によって、料金プランや割引キャンペーンがことなります。自分のライフスタイルに合った新電力に乗り換えるべきです。

一人暮らしの電力使用量では、月1千円ほど節約になり年間で1万円以上お得になるケースがあります。

電力会社比較ナビでは、電話で相談するだけで自分の生活に合った一番お得な会社を紹介してくれます。

以下のサイトから申し込むと最大1万円のキャッシュバック特典を受け取れます。開通工事も必要ないので、簡単に切り替えられます。

電力会社比較ナビのバナー

美容代はモデルになって浮かせる

ヘアカットやネイルサロンなどの美容代は、モデル(練習台)になると無料~格安で施術してもらえます。

アシスタントや見習いの人が担当するため、仕上がりにはばらつきがありますが、費用を抑えたい人におすすめです。

謝礼金がもらえる美容モニターもおすすめ

美容モニターとはエステや脱毛などサービスを実際に体験して、感想や意見を書くと謝礼金がもらえる仕事のことです。自分磨きをしながら収入を得られて一石二鳥です。

他にも商品モニターとして、化粧品やサプリを実際に試して感想を書く仕事もあります。

無料で使える施設やサービスを活用する

休日は無料で使える施設やサービスを利用しましょう。例えば「図書館で本を読む」「公園を散歩する」などです。

毎週のように観光地に出かけているとお金があっと言う間になくなります。過ごし方を工夫して無理なく節約しましょう。

そもそも新卒の給料はどのくらい?

大学卒の給料平均は約19万円

大学院卒 約223,000円
大学卒 約190,000円
高専・短大卒 約168,000円
専門学校卒 約177,000円
高校卒 約151,000円
平均 約22万円

厚生労働省公表の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、大学卒の給料の平均は約19万円です。

これは月収なので、税金や保険料を差し引いた手取り額は15~16万円ほどです。一人暮らしを考えると、無駄遣いをしなければ普通に暮らせる額はあります。

給料の金額は職種や住んでいる地域によっても変わるので、参考程度に見ておきましょう。

初任給がもらえるまで1~2ヶ月間かかる

初任給の支給は会社によってバラバラですが、もらえるまで1~2ヶ月間はかかります。

「4月末〆翌月25日払い」だと、5月25日まではお金がもらえません。長い所だと「4月末〆翌々月末払い」で6月30日の支給です。

給料をもらえるまではお金を確保できないので、事前に1~2ヶ月分の生活費を確保しておく必要があります。

新卒で一人暮らしするまでに約50万円必要

賃貸の初期費用 家賃4.5~5ヶ月分
引っ越し業者費用 約7~10万円
家具家電購入費 約5~10万円

賃貸の初期費用は家賃4.5~5ヶ月分

初期費用の項目 相場 用語解説
敷金 家賃0.5~1ヶ月分 あらかじめ預けておくお金で、退去時にお部屋の修繕や原状回復などに使用される。退去時に費用を精算して、残金があれば返金される。
礼金 家賃0.5~1ヶ月分 お部屋を貸してくれる大家さんへのお礼の意味を込めた費用。敷金とは違い退去時に返金されない。
前家賃 家賃1ヶ月分 入居開始する月の翌月分の家賃。事前に前家賃を支払えば、入居した月は翌月分の家賃を請求されない。
日割り家賃 入居日によって変動 入居開始日から月末までの家賃を日割り計算した費用。月ごとの日数に合わせて計算する「実日数割」や、月の日数に関係なく30日で計算する「30日割」など、不動産屋によって計算方法が異なる。
鍵交換費用 15,000~20,000円+税 前の入居者が利用していた鍵を、新しい入居者が利用する鍵に交換するための費用。ほとんどの物件はセキュリティの関係から交換必須。
火災保険料 15,000~20,000円 火事や台風、雷など自然災害で建物・家具に損害を受けた場合に補償してくれる保険の利用料金。指定された保険会社に加入することが多い。
仲介手数料 家賃0.5~1ヶ月分+税 借り主と大家さんの仲介をしてくれた不動産屋に支払う手数料。宅地建物取引法で「上限は家賃1ヶ月+税」と決まっていて、それ以上請求されることはない。
保証会社手数料 家賃と管理費の合計
50~100%
連帯保証人の代わりの役割を果たしてくれる会社を利用するための費用。大家さんに対して、家賃や債務の代位弁済(立替払い)してくれる。
初期費用の項目 相場 用語解説
敷金 家賃0.5~1ヶ月分 あらかじめ預けておくお金で、退去時にお部屋の修繕や原状回復などに使用される。退去時に費用を精算して、残金があれば返金される。
礼金 家賃0.5~1ヶ月分 お部屋を貸してくれる大家さんへのお礼の意味を込めた費用。敷金とは違い退去時に返金されない。
前家賃 家賃1ヶ月分 入居開始する月の翌月分の家賃。事前に前家賃を支払えば、入居した月は翌月分の家賃を請求されない。
日割り家賃 入居日によって変動 入居開始日から月末までの家賃を日割り計算した費用。月ごとの日数に合わせて計算する「実日数割」や、月の日数に関係なく30日で計算する「30日割」など、不動産屋によって計算方法が異なる。
鍵交換費用 15,000~20,000円+税 前の入居者が利用していた鍵を、新しい入居者が利用する鍵に交換するための費用。ほとんどの物件はセキュリティの関係から交換必須。
火災保険料 15,000~20,000円 火事や台風、雷など自然災害で建物・家具に損害を受けた場合に補償してくれる保険の利用料金。指定された保険会社に加入することが多い。
仲介手数料 家賃0.5~1ヶ月分+税 借り主と大家さんの仲介をしてくれた不動産屋に支払う手数料。宅地建物取引法で「上限は家賃1ヶ月+税」と決まっていて、それ以上請求されることはない。
保証会社手数料 家賃と管理費の合計
50~100%
連帯保証人の代わりの役割を果たしてくれる会社を利用するための費用。大家さんに対して、家賃や債務の代位弁済(立替払い)してくれる。

賃貸契約時の初期費用は家賃4.5~5ヶ月分です。家賃5万円のお部屋だと、初期費用の目安は約22.5~25万円です。

実際は、お部屋の条件や契約オプションなどでも変わります。家賃6ヶ月分ほどのお金を準備しておけば、足りなくなる心配はありません。

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引っ越し業者費用は約7~10万円

東京までの引っ越し距離

出発地 1月~4月
(繁忙期)
5月~12月
(閑散期)
横浜
(約45km)
平均47,000~61,000円 平均37,000~49,000円
宇都宮
(約90km)
平均48,000~77,000円 平均44,000~64,000円
名古屋
(約350km)
平均55,000~95,000円 平均54,000~79,000円
仙台
(約350km)
平均55,000~95,000円 平均54,000~79,000円
大阪
(約510km)
平均67,000~120,000円 平均62,000~98,000円
広島
(約800km)
平均67,000~120,000円 平均62,000~98,000円
福岡
(約1,000km)
平均67,000~120,000円 平均62,000~98,000円

出典:https://hikkoshi.kakaku.com/

引っ越し業者費用は約7~10万円が目安です。時期や距離、荷物量によって変動しますが、一人暮らしの場合は「単身パック」のような名称で定額料金のプランがあるからです。

よほど荷物量が多い人でなければ、目安内に収まります。不安な人は、断捨離で荷物量を減らしたり、見積もりを複数とって安い業者を選ぶなどで調整してください。

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家具家電購入費で約5~10万円

金額
ベッド 約15,000円
テーブル 約7,000円
タンス・チェスト 約7,000円
そのほか収納棚 約7,000円
冷蔵庫 約26,000円
洗濯機 約30,000円
電子レンジ 約8,000円
炊飯器 約7,000円
掃除機 約5,000円
テレビ 約25,000円
エアコン(新居にない場合) 約40,000円
コンロ(新居にない場合) 約15,000円

家具家電購入費は、必要最低限のものに絞って約5~10万円かかります。新卒の場合は、実家から持ち込める家電が少ないので、ほぼ新規購入になるからです。

家電量販店で「新生活応援キャンペーン」などの名目で、家電がセットになっているお得なものを購入すると良いです。

冷蔵庫・洗濯機・電子レンジの3点で4万円前後、照明・電子レンジ・冷蔵庫・洗濯機・掃除機の6点で7万円前後で済みます。

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新卒の一人暮らしに関するよくある質問

新卒で家賃補助なしの一人暮らしはきつい?

お金のやりくりがきついですが、家賃さえ抑えれば一人暮らし可能です。

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新卒で一人暮らしはやめとけって本当?

「お金に余裕がない」「仕事と家事の両立が大変」などが理由で、やめとけと言われることは多いです。

実際は「自立できた」「親の干渉が減った」「通勤しやすくなった」など、一人暮らしして良かったと思う人も大勢います。

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新卒で一人暮らしはメンタルがやられる?

メンタルが弱い人は、慣れない一人暮らしでやられることがあります。

相談する相手が身近にいないこともあり、不安などを抱え込んでしまうからです。相談できる相手を1人でも作っておくと良いです。

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新卒は東京で一人暮らしは無謀?

手取り18万円以上(月収22~23万円)あるなら、新卒でも東京で一人暮らしできます。

家賃・食費・光熱費などで節約出来れば、充分にお金のやりくりができます。ただし、手取り15万円未満の場合は、無謀と言えます。

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新卒の一人暮らしでも貯金できる?

新卒の一人暮らしでも貯金はできます。給料が上がるまでは、月1.5万円ほどが目安です。

貯金額の目安は、手取りの10%ほどです。手取り20万円なら月2万円、手取り25万円なら月2.5万円ほど貯金可能です。

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新卒の一人暮らしの場合は世帯主は誰?

世帯主は、基本的に「自分自身」です。一人暮らしの場合、住民票を移す必要があるからです。

親が賃貸の家賃を払っている場合でも、世帯(家)に「本人(自分)」しかいないので世帯主になります。

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わざわざ不動産屋に行ってお部屋を探そうとしていませんか?

当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!

さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。

家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。

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