お部屋探しのコツや知識まとめブログ|イエプラコラム
お部屋探し用語や探し方のコツ・街の住みやすさなどを初心者にもわかりやすいように解説します。

新社会人の一人暮らしに必要な費用は?毎月の生活費やお部屋の選び方を解説!

新社会人の一人暮らしに必要な費用のイメージイラスト

新社会人の一人暮らしに必要な費用は?
一人暮らしの毎月の生活費は?

新社会人で始めて一人暮らしするなら、どんな生活になるのか楽しみですよね。しかし、一人暮らしでは何かとお金がかかって、新社会人の初任給だと毎月のやりくりが大変です。

そこで当記事では、新社会人が一人暮らしする際に必要な費用について解説します!生活費の平均や家賃目安、初期費用を抑えるコツもまとめました。

当サイトが運営する「イエプラ」ではFPが在籍しているので、収入や予算に合ったお部屋の提案が可能です。費用交渉にも応じているので、安い物件を探したい人におすすめです。

検索で見つからないお部屋探します

お部屋探しのイエプラは、検索で見つからないお部屋も提案できます。

また、仲介手数料を基本0円でご紹介でき、一部のお部屋ではキャッシュバックが可能な場合もあります。

監修 岩井 勇太
ファイナンシャル・プランナー
宅地建物取引士

日本FP協会認定のFP。お金に関する知識を活かし、一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い世帯の生活費を算出しています。宅建士の資格も取得しており、お客様の収入に見合った家賃を提案するなど、生活設計についてのトータルサポートをおこなっています。

新社会人の生活費は月15万円ほどかかる

一人暮らしの生活費は、家賃や食費、水道光熱費や娯楽費などのトータルで毎月15万円ほど必要です。

総務省公表の「家計調査 2020年(表番号1)」によると、一人暮らしの生活費の平均額は約15万円です。内訳は以下を参考にしてください。

家賃 約70,000円
食費 約30,000円
水道光熱費 約8,000円
娯楽費・交際費 約30,000円
スマホ・ネット代 約8,000円
衣類・日用消耗品代 約8,000円
交通費・医療費 約10,000円
スーツ・オフィス用品代 約10,000円
合計 約147,000円

社会人1年目はスーツなどのビジネス用品にお金がかかります。

また、職場の人や取引先など付き合いで食事の機会が増えるなど、かなり出費が多くなるので予備費は必要です。できれば月1万円は確保しておきましょう。

検索で見つからないお部屋を探せる不動産屋
「イエプラ」は
検索で見つからない
お部屋を探します
イエプラの特徴
  • 検索で見つからないお部屋探します
  • 仲介手数料基本0円
  • 上場企業が運営で安心

新社会人の暮らし方の実例

実際に新社会人で一人暮らししている人の生活費を紹介します。手取り別で解説するので、自分の収入と近い人の生活を参考にしてみてください。

手取り17万円の生活費の実例

手取り17万円で都内に一人暮らししている男性の生活費です。

職業:営業職
  • ・東京都葛飾区在住
  • ・家賃7万円の1K
  • ・勤め先から家賃30%の補助あり
家賃 49,000円
食費 約30,000円
水道光熱費 約8,000円
娯楽費・交際費 約35,000円
スマホ・ネット代 約8,000円
衣類・日用消耗品代 約10,000円
交通費・医療費 約5,000円
その他雑費 約5,000円
貯金・予備費 約20,000円
合計 約170,000円
余裕のある暮らしができている
男性のアイコン家賃は7万円ですが、会社から家賃補助が出ているので実質4.9万円です。遊びにお金を使いたいので、できれば自炊して、面倒な時は外食かテイクアウトですね。遊びに結構お金使ってるんですけど、それなりに毎月貯金できてるので生活には困ってないです。(男性/20代前半)

会社から家賃補助が出る場合は、積極的に利用したほう良いです。毎月の固定費である家賃を抑えれば、ほかの生活費に余裕が生まれます。

貯金にお金を回すのであれば、日頃から節約すると良いです。自炊の割合を増やすだけでも、大きく節約できます。

手取り15万円の生活費の実例

手取り15万円で都内に一人暮らししている女性の生活費です。

職業:事務職
  • ・東京都練馬区在住
  • ・家賃6万円の1K
  • ・勤め先から家賃補助なし
家賃 60,000円
食費 約25,000円
水道光熱費 約8,000円
娯楽費・交際費 約20,000円
スマホ・ネット代 約7,000円
衣類・日用消耗品代 約8,000円
交通費・医療費 約5,000円
その他雑費 約5,000円
貯金・予備費 約12,000円
合計 約150,000円
かなり生活が苦しいです
困り顔の女性のアイコン本当はもっと家賃が安いところに住みたかったんですけど、防犯対策を気にしてオートロック付きの物件を選びました。毎日自炊しないと厳しいので、外食はほとんどしないですね。たまに同僚と行くくらいです。頑張って貯金にまわしたいんですけど、ほぼ残らないので切羽詰まってます。(女性/20代前半)

一般的に、家賃は手取りの3分の1ほどが良いとされています。頑張って節約しても自由に使えるお金が少ないので、贅沢はできません。

また、女性は化粧品やスキンケアなどにお金がかかるので、収入が少ない場合は毎月のやりくりが大変になります。

手取り20万円の生活費の実例

手取り20万円で千葉県に一人暮らししている男性の生活費です。

職業:開発職
  • ・千葉県船橋市在住
  • ・家賃6.8万円の1DK
  • ・勤め先から2万円の家賃補助あり
家賃 48,000円
食費 約30,000円
水道光熱費 約10,000円
娯楽費・交際費 約30,000円
スマホ・ネット代 約10,000円
衣類・日用消耗品代 約10,000円
交通費・医療費 約5,000円
その他雑費 約7,000円
貯金・予備費 約50,000円
合計 約150,000円
広い部屋に住みたかった
男性のアイコン仕事柄、在宅ワークが増えるということだったので、快適な物件に住みたいと思って1DKの間取りにしました。都内だと家賃が高いので郊外で探しました。物価も家賃も安いので、自由に使えるお金が多いのは嬉しいです。(男性/20代前半)

できれば家賃を抑えたいなら郊外でお部屋を探すのもアリです。都内に勤めるなら埼玉や千葉で探すと良いです。

また、家賃だけでなく物価も安いので食費や日用品の支出を抑えられます。値段が安い飲食店が多いので、外食がメインの人でも生活しやすいです。

生活費が不安なら固定費を下げておくべき

生活費シミュレーションを見て、お金が足りるか不安になった人は固定費を下げておきましょう。主に「家賃」と「スマホ代」です。

当サイトが運営するネット上の不動産屋「イエプラ」は、AD付き物件という費用交渉しやすいお部屋の提案が可能です。

業者専用のデータベース「ATBB」や「REINS」を使っているので、ネット上に無い物件が出てくる可能性があります。ほかサイトの物件もまとめて提案できます!

一人暮らしの理想の生活費割合

手取り18万円を想定として、FPである岩井さんに理想の支出割合を算出して頂きました。

支出割合 支出金額
家賃 約30% 約54,000円
食費 約20% 約36,000円
水道光熱費 約5% 約8,500円
衣類・日用品購入費 約5% 約9,000円
スマホ・ネット代 約5% 約9,000円
娯楽・交際費 約20% 約36,000円
医療・保険代 約3% 約5,400円
その他雑費 約2% 約3,600円
貯金・予備費 約10% 約18,000円
岩井さんのアイコン 岩井
家賃と食費で、全体の支出の50%に収まるように調整してください。残りの半分で、衣類・日用雑貨・娯楽費などを賄いましょう。家賃と食費さえ確保すれば、多少金欠でも生活できます。

給料が上がるまでは貯金・予備費は、スーツ代や会社関係の急な出費、冠婚葬祭時の予備費として考えたほうが良いです。

予備費で1.8万円あるから他の支出を増やそうとすると、お金が足りなくなり給料日前は金欠になります。

家賃を抑えれば生活費に余裕が出る

毎月の固定費である家賃を抑えれば、無理に節約しなくても生活費に余裕がでます。

ただし、家賃が安すぎる物件は欠陥があったり、騒音トラブルになる可能性があります。不動産屋に相談したほうが、お部屋の状態を細く確認しましょう。

当サイト運営の不動産屋「イエプラ」は、LINEなどから気軽に相談できます。「近くに物価が安いお店がある物件」など、検索サイトでは探せない条件でもお部屋を探してくれます。

23時まで営業しているので、学校や仕事が忙しくてお店に行けない人や、移動中や寝る前のスキマ時間を活用したい人にもおすすめです。

新社会人におすすめの生活費節約方法

新社会人におすすめの生活費節約方法を9つ紹介します。全て実践できれば、月に2万円ほど生活費を抑えられます。

  • ・会社の福利厚生をできるかぎり駆使する
  • ・電気代の安い会社を選ぶ
  • ・格安SIMのスマホに変えるかプランを見直す
  • ・電子レンジで簡単にできる料理に挑戦する
  • ・ランチや飲み会は上司や先輩と行く
  • ・飲み物は家から持参する
  • ・エアコンの温度を一定にして電気代を抑える
  • ・美容室代はカットモデルになって浮かせる
  • ・娯楽は無料のものを活用する

会社の福利厚生をできるかぎり駆使する

4月から勤務する会社が決まった時点で、企業の福利厚生を確認しておきましょう。

企業によっては「家賃手当」や「引っ越し手当」が出る場合があったり、社宅や提携マンションを持っていることがあります。

福利厚生は入社が決まった時点で受けられる特典なので、積極的に利用しましょう。

特に家賃補助がある場合は、毎月決められた金額の補助が受けられるのでおすすめです。

電気代の安い会社を選ぶ

2016年4月1日から始まった電力自由化により、消費者が自由に電気代の安い会社が選べるようになりました。自分のライフスタイルに合った新電力に乗り換えるべきです。

一人暮らしの電力使用量では、1ヶ月あたり千円ほど節約になり年間1万円以上お得になることがあります。

電力会社比較ナビでは、電話で相談するだけで自分の生活に合った一番お得な会社を紹介してくれます。

以下のサイトから申し込むと最大1万円のキャッシュバック特典を受け取れます。開通工事も必要ないので、簡単に切り替えられます。

電力会社比較ナビのバナー

格安SIMのスマホに変えるかプランを見直す

スマホのプランを見直すか、格安SIMに変更すれば、毎月約2千円~4千円ほど節約できます。

契約中のプランを見直して、使っていない分の電話代や通信代を削れば、毎月千円~2千円ほど抑えられます。

キャリアを変更できる人は、格安SIMにすればスマホ代が毎月4千円ほど安くなります。

また、お部屋のインターネットを、スマホと同時契約にすることで、別々に契約するよりもお得になるケースが多いです。

電子レンジで簡単にできる料理に挑戦する

新社会人は、仕事に慣れるまで私生活との両立がかなり大変です。最初は無理に自炊しようとせず、電子レンジで簡単にできる料理から始めてみましょう。

100円均一に売っている、耐熱タッパやシリコンスチーマーを使えば、蒸し料理から煮込み料理など何でもできます。

例えば、耐熱タッパにもやしと豚バラを入れ、ポン酢を上からかけて電子レンジで3分チンするだけで、ボリューミーな1品ができます。1食200円ほどです。

また、電子レンジは高火力なので、コンロで料理するよりも光熱費の節約になります。

ランチや飲み会は上司や先輩と行く

新社会人のうちは上司や先輩が甘やかしてくれるので、ランチや飲み会に誘われたら積極的に行きましょう。

ご飯を奢ってもらえる可能性が高いので、食費が浮きます。

また、先輩や上司とコミュニケーションが取れるので、仕事が円滑に進んだり、困ったときに助けてもらいやすくなるというメリットもあります。

飲み物は家から持参する

コンビニやカフェで飲み物は買わずに、家から持参しましょう。

例えばコンビニでペットボトルの飲み物を買うと約100~150円ほどしますが、ティーパックで麦茶を作れば1回あたり約12~16円ほどで済みます。

エアコンの温度を一定にして電気代を抑える

エアコンの温度設定のイメージイラスト
エアコンの温度を夏は26度、冬は20度に固定するだけで、月千円ほど電気代を節約できます。

エアコンの温度は1度変更するだけで、13%も消費電力が増えると言われています。どうしても温度を変更したい場合は、長時間同じ温度設定にしましょう。

ちなみに寝る時はタイマーより、つけっぱなしのほうが消費電力が少なくお得です。

美容室代はカットモデルになって浮かせる

美容室でのカットやネイルサロンの施術代は、モデル(練習台)になって浮かせましょう。

見習いの人が担当するため仕上がりにはバラツキがありますが、無料~格安で施術してもらえます。

モデルになるにはSNSや、カットモデル募集専用アプリを使うのがおすすめです。

娯楽は無料のものを活用する

娯楽費は無料のものを活用して節約しましょう。例えばYouTubeで動画を見る、無料のスマホアプリで遊ぶなどです。

映画館やゲームセンターに行くと1回で2千円以上かかりますが、スマホさえあれば無料で済みます。

ただし、投げ銭機能やゲームアイテムの購入などの「課金」は一切NGです。

新社会人の一人暮らしの家賃は手取りの4分の1が目安

新社会人が一人暮らしを始める場合、家賃は手取りの4分の1を目安にしましょう。

家賃目安は一般的に「手取りの3分の1」と言われています。ただ、新社会人のように手取りが低い人が3分の1を目安にしてしまうと貯金や遊びに使うお金がなくなります。

以下で手取りごとの家賃目安を紹介するので参考にしてください。家賃は毎月かかる管理費(共益費)も含めた「総家賃」で考えましょう。

手取り額 3分の1の家賃目安 4分の1の家賃目安
13万円 約43,000円 約32,000円
14万円 約46,000円 約35,000円
15万円 約50,000円 約37,000円
16万円 約53,000円 約40,000円
17万円 約57,000円 約42,000円
18万円 約60,000円 約45,000円
19万円 約63,000円 約47,000円
20万円 約67,000円 約50,000円
21万円 約70,000円 約52,000円

管理費も家賃と一緒に毎月払うお金です。総家賃で考えないと予算オーバーになるので注意してください。

岩井さんのアイコン 岩井
在宅勤務で家にいる時間が長いから設備を重視したい、収入が多く予算に余裕がある人は手取りの3分の1でも良いです。

新卒の平均給料は約20万円

日本経済団体連合会と東京経営者協会が2021年11月に発表した、2021年3月卒「新規学卒者決定初任給調査結果」によると、新卒の平均給料は約20万円です。

学歴ごとの初任給の金額表にまとめたので参考にしてください。

事務系 技術系
大学院卒 237,190円 238,219円
大学卒 219,402円 220,438円
短大卒 184,606円 186,852円
高校卒 173,354円 175,191円

参考:2021年3月卒「新規学卒者決定初任給調査結果」

上記で紹介した金額をまるごともらえるわけではありません。税金や保険料などが差し引かれたものが「手取り」として手元に入ります。

自治体によりますが単身者の場合は、額面の約75~85%が手取りになると言われています。

岩井さんのアイコン 岩井
新社会人は前年度の所得がないので、1年目の住民税はありません。社会人2年目から差し引かれます。給料が据え置きだと、生活費が足りなくなるので予算の見直しをしたほうが良いです。

生活費が足りなくならないように、生活費は手取りで考えるようにしましょう。

賃貸契約の初期費用は家賃4.5~5ヶ月分

賃貸物件を借りるのにかかる初期費用は、敷金・礼金や仲介手数料などのトータルで家賃4.5~5ヶ月分の金額が相場です。

初期費用の内訳と、各項目の相場は以下です。

敷金 家賃1ヶ月分
礼金 家賃1ヶ月分
仲介手数料 家賃1ヶ月分+税
保証会社利用料 家賃0.5~1ヶ月分
火災保険料 約15,000円
鍵交換費用 約15,000円
前家賃 家賃1ヶ月分
日割り家賃 入居日によって変動

ただ、表の金額はあくまで目安なので、入居日や利用する不動産屋によって変動があります。中には、礼金や仲介手数料などがかからない物件もあります。

岩井さんのアイコン 岩井
物件よってはサポートシステムの利用料や、オプションの管理費用がかかることがあります。初期費用の目安より高額だったら、オプションを外せないか相談しましょう。

初期費用の項目についての解説

初期費用としてかかる各費用についての解説をまとめました。不明な費用があれば参考にしてください。

敷金 退去時にお部屋を入居前の状態に戻すための費用です。退去費用で使わなかった分は返金されます。
礼金 入居する物件の大家さんに渡すお礼金です。礼金がない場合もあります。
仲介手数料 不動産屋や仲介会社に、大家さんとの橋渡しの手間賃や謝礼として支払うお金です。「家賃1ヶ月分+消費税」が上限です。
前家賃 家賃発生月の翌月の家賃のことです。1日など月初に入居する場合は、従来通りの家賃引き落としのため前家賃はありません。
日割り家賃 月の途中にお部屋を借りた場合の、残り日数分の家賃です。入居日を月末にすればするほど日割り家賃を安くできます。

その他の解説はこちら

保証会社利用料 連帯保証人の代わりになる会社を利用する費用です。連帯保証人のみで契約する場合は不要です。
火災保険料 火事や落雷で損失した家具を補償してくれる保険の費用です。保険は大家さんや不動産屋が指定しているので選べません。
鍵交換費用 前の入居者が使用していた鍵から、自分が使用する鍵に交換する費用です。新築の場合は不要です。
管理費・共益費 物件の共有部分の維持費用です。アパートは共有部分が少ないのでやや安めです。

他にも、お部屋のクリーニング代や消臭代、物件独自のサポート費用などが発生する場合があります。契約前に見積もりをもらい、費用の内訳を確認しましょう。

家賃に対する初期費用目安一覧

家賃に対して、おおよそどれくらいの初期費用が掛かるのかを一覧にしました。お部屋探しの際の参考にしてください。

家賃5.5万円 約247,000~275,000円
家賃6万円 約270,000~300,000円
家賃6.5万円 約292,000~325,000円
家賃7万円 約315,000~350,000円
家賃7.5万円 約335,000~375,000円
家賃8万円 約365,000~400,000円

初期費用は家賃を基に計算するので、安いお部屋ほど費用を抑えられます。

おすすめ人気記事
お部屋探しの裏ワザのアイコン
スーモやホームズにない物件を探す裏ワザ!
記事を読む ▶

おとり物件が少ないサイト3選のサムネイル
不動産屋の悪質な広告「おとり物件」が少ないサイト3選!
記事を読む ▶

賃貸契約の初期費用を抑える方法

家賃以外で初期費用を抑える方法を紹介します。どれか1つでも当てはまるように、お部屋探してみてください。

・礼金なしのお部屋を選ぶ
・仲介手数料が半額~無料の不動産屋にする
・月初に入居して日割り家賃をなくす
・フリーレント付き物件を選ぶ
・連帯保証人のみで入居できるお部屋にする

礼金なしのお部屋を選ぶ

礼金なしのお部屋を選べば、家賃1ヶ月分の費用が浮きます。家賃5万円であれば、初期費用が5万円安くなります。

礼金は大家さんに「お部屋を貸してくれてありがとう」という意味で渡すお金です。なしの物件でも、お部屋の質は変わりません。

岩井さんのアイコン 岩井
敷金礼金なしの「ゼロゼロ物件」と呼ばれるものを選んでも良いですが注意が必要です。敷金は、退去費用の預け金です。敷金がないと退去費用が高額になりやすいです。

仲介手数料が半額~無料の不動産屋にする

不動産屋の仲介手数料の相場が「家賃1ヶ月分+消費税」なので、手数料が半額~無料の不動産屋を使えば、その分の費用が安くなります。

1月~3月は引っ越しシーズンで、不動産屋同士の競争があるので、キャンペーンなどで仲介手数料を安くしている場合もあります。

また、仲介手数料は交渉次第で値下げしてもらえることがあります。ダメ元で「予算が少し足りないので相談させてほしい」と伝えてみましょう。

仲介手数料が基本0円のネット不動産屋

当サイトが運営するネット不動産屋「イエプラ」は、仲介手数料が基本無料です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用を抑えられます。

値下げ交渉しなくても最初から安いので、手っ取り早く費用を抑えたい人におすすめです。ぜひ利用してみてください。

月初に入居して日割り家賃をなくす

初期費用のうちの1つである「日割り家賃」は、入居した月の家賃を日割りで支払うものです。当然、入居日を月末に近づけることで、金額を安くできます。

3月7日に入居した場合
家賃80,000円÷31日×26日=67,097円
3月28日に入居した場合
家賃80,000円÷31日×4日=10,323円

上記は、入居日が月の上旬(3月5日)か下旬(3月28日)なのかで、日割り家賃がどのくらい変わるのかまとめたものです。月末に入居すれば、日割り家賃を1万円ほどまで抑えられています。

岩井さんのアイコン 岩井
上手く1日に入居できた場合は、前家賃(翌月分)が不要です。翌月分の家賃は、従来通りの引き落とし日(25日や27日など)に支払います。

フリーレント付き物件を選ぶ

フリーレント物件を選べば、大家さんが決めた一定期間の家賃のみ無料になるので、前家賃や日割り家賃がかかりません。

期間は物件によって違いますが、入居日から0.5~2ヶ月ほどになっていることが多いです。

入居申込の前に交渉することで、日割り家賃分のフリーレントをつけてもらえる場合もあります。費用を抑えたい人は、ダメ元で交渉してみましょう。

岩井さんのアイコン 岩井
フリーレント付きの物件には「短期解約違約金」が設定されていることがほとんどです。1年以内に引っ越す可能性がある人は、フリーレント付き物件は避けたほうが良いです。

連帯保証人のみで入居できるお部屋にする

連帯保証人がいる人は、保証会社不要の物件を選ぶのもアリです。

保証会社利用料の相場は家賃0.5ヶ月分ほどなので、家賃8万円の物件なら4万円前後の節約になります。

ただし、連帯保証人のみで借りられるお部屋は少ないです。選べるお部屋が減ってしまうので注意しましょう。

引っ越し業者の費用は約5~7万円

引っ越し業者の利用にかかる費用は距離や荷物の量によって変わりますが、約5~7万円あれば引っ越せます。

以下で「価格.com引越し」の単身引っ越し料金の相場を基に、引っ越し費用がいくらになるのかまとめてみました。

引っ越す距離 荷物が少ない人 荷物が多い人
~15km未満 平均29,312円 平均38,035円
~50km未満 平均34,276円 平均40,614円
~200km未満 平均44,671円 平均51,961円
~500km未満 平均53,139円 平均63,335円
500km~ 平均54,929円 平均69,632円

出典:価格.com

都内までの距離目安は、横浜で約45km、名古屋で約350km、大阪で約500km、福岡で約1,000kmです。

引っ越し業者を決める時は、即決せずに複数の業者に見積もりをもらった方が費用を抑えられます。

また、引っ越す人が少ない5月~12月の閑散期は、1月~4月に比べて1~2万円ほど値段が安い傾向にあります。

引っ越し業者の費用を抑える方法

新卒におすすめな、引っ越し業者費用を抑える方法は2つです。

相見積もりで安い業者を選ぶ

引っ越し費用は1社のみに絞るよりも、複数の業者から見積もりをもらって比較したほうが費用を抑えられます。

その理由は、引っ越し費用には定価がないこととオプションが追加されているからです。

業者によっては料金が倍以上も変わるので、一括見積もりサイトを利用してたくさん見積もりを集めましょう。

特に「引越し侍」は一括見積もりサイトの中でも提携業者数が多いのでおすすめです。2022年2月現在で約330社と提携しています。

↑費用を安く抑えたいなら引っ越し侍↑

 

引っ越し単身パックを利用する

引っ越し単身パックなど、一人暮らし向けのサービスがある業者を選べば、通常の引っ越し料金より安い料金設定がされています。

ただし、引っ越し業者が保有する台車の中に納まらない場合は、割高になるので注意が必要です。できれば荷物は断捨離しておきましょう。

さらに費用を抑えたい場合は、配達時間を指定しない「フリー便」がおすすめです。時間指定するよりも料金が5千円ほど安くなります。

家具・家電購入費は約10~15万円

寝室・居室で必要なもののイラスト
初めての一人暮らしで、家具家電・日用品などを買い揃える場合は10~15万円ほど必要です。

主な家具家電・日用品の目安金額は下記を参考にしてください。

冷蔵庫(150~200L) 約26,000円
洗濯機(5~7kg) 約30,000円
電子レンジ 約8,000円
炊飯器(3~5合) 約7,000円
掃除機 約4,000円
テレビ(24~32インチ) 約25,000円
ベッド・布団などの寝具 約20,000円
カーテン 約3,000円
収納棚 約7,000円
キッチン用品 約4,000円
トイレ用品 約2,000円
シャンプー・リンスなど 約4,000円

全部一気に揃えると金銭面がきつくなります。引っ越し当日に必要なもののみ購入し、他は徐々に集めるようにしましょう。

家電は1月~3月で買い揃えるのがおすすめ

4月の新年度に向けて一人暮らしする人は、電気屋が1月~3月あたりに「新生活応援セット」などの名目で売り出しているセット品を購入しましょう。

ほとんどの電気屋では、洗濯機・冷蔵庫・電子レンジなど、生活に必要な家電をセットで売り出しています。

安いものだと3点セットで4万円、5点セットで4.5万円ほどです。また、電気屋によっては組み合わせ自由なセットを用意していることもあります。

▶一人暮らしに必要なものリストはこちら

一人暮らしに最適なお部屋探しの条件

初めて一人暮らしする新社会人のために、おすすめなお部屋探し条件を紹介します。

どんなお部屋にすれば良いかわからない人は、以下の条件通りにお部屋探ししてください。家賃が比較的安いお部屋が出てきやすいです。

・間取りは1Kもしくはワンルーム
・駅徒歩10~15分以内まで緩和
・築年数は指定しない
・室内洗濯機置場
・エアコン付き
・都市ガスのお部屋
・バストイレ別
・オートロック

間取りは1Kもしくはワンルーム

新社会人におすすめの間取りは「1K」と「ワンルーム」です。どちらも一人暮らし向けのスタンダードな間取りです。

1K ワンルーム
1Kの間取り図 ワンルームの間取り図2

1Kとワンルームの違いは、キッチンと居室の間にドアなどの仕切りがあるか無いかです。お部屋の広さ(専有面積)は、ほぼ同じで平均17~20㎡です。

家賃の安さを重視する人はワンルーム、料理をよくする・玄関から室内を見られたくない人は1Kがおすすめです。

駅徒歩10~15分以内まで緩和

駅徒歩は10~15分以内まで範囲を広げて探してください。仕事でパンプスを履く機会が多い女性は、駅徒歩10分以内で探すと良いです。

「80m=1分」で計算されるので、距離にすると約800m~1.2kmです。駅から遠いお部屋ほど人気が減るので、家賃相場が低くなります。

岩井さんのアイコン 岩井
駅徒歩5分以内の物件と15分以内の物件では、相場が5~8千円も変わります。安さを重視する人は、自分が歩ける範囲の限界まで緩和したほうが良いです。

築年数は指定しない

築年数は指定しないほうが良いです。リフォームで内装が綺麗になったお部屋が見つかる可能性があります。

リフォームされていても、建物自体の築年数は変わらないので家賃が安くて狙い目です。

耐震性や耐久性を気にする人は、築30年以内で探すと良いです。1981年6月1日に「新耐震基準」に変更になっているので、築30年以内なら震度5以上の地震でも倒壊しません。

室内洗濯機置場

洗濯機置場は外ではなく室内にある間取りにしましょう。

外に洗濯機を置いておくと、風や紫外線によって劣化が早くなります。雨や砂埃によって汚れも付きやすいので、衛生的にもおすすめできません。

洗濯物を盗まれる危険もあるので、特に女性の人は注意してください。

エアコン付き

初めての一人暮らしなら「エアコン付き」で探してください。付いていないお部屋は、自分で取り付ける工事費がかかる、もしくは取り付けできない可能性があります。

余計な費用が掛かったり、夏はサウナ状態・冬は極寒で過ごすことになるので不便です。

岩井さんのアイコン 岩井
エアコンがついてないお部屋に取り付けた場合、退去時に原状回復しなければいけないので手間が増えます。退去費用が高くなる原因にもなります。

都市ガスのお部屋

都市ガスは、プロパンガスと比べてガス代が半額近く安いです。理由は、公共料金のため基本料金が低額なうえ、ガスボンベを運ぶ人件費が不要だからです。

以下で、一人暮らしの平均的なガス使用量を基に料金比較したので参考にしてください。

都市ガス プロパンガス
1㎥あたりの料金 314円 504円
5㎥使用した場合 1,570円 2,520円
基本料金 950円 1,574円
月額合計 2,520円 4,094円

ガスは物件ごとに決まっていて変更はできないので、生活費を抑えたい人は都市ガスに絞って探しましょう。

バストイレ別

バストイレ別は長風呂が好きで毎日湯船に浸かりたい人や、カビや湿気など衛生面が気になる人向けです。

トイレと別になっているのでカビが生えにくく、湯気でトイレットペーパーがふやける心配がありません。

お風呂・トイレ・洗面台が一緒になっている「3点ユニットバス」と比べると、家賃が高めなので費用重視の人は妥協しましょう。

オートロック

防犯性を重視する人はオートロック付きがおすすめです。特に女性の一人暮らしの場合はあると安心して暮らせます。

ただし、100%不審者を防げるわけではないうえ、家賃が高くなりやすいです。住む場所の治安状況なども確認し、総合的に必要か判断しましょう。

最適なお部屋を見つけるには準備が大切

住みやすい最適な物件を見つけるには準備が大切です。事前にお部屋探しの知恵を集めておけば、自分に合う物件かどうかの判断をしやすいので、理想の物件を見つけやすいです。

以下の記事では、選ばないほうが良い物件の特徴について、詳しく解説しています。選ぶべきでない物件の特徴も知っていれば、失敗しにくくなります。

また、急なお部屋探しで、予約しないで不動産屋に来店した場合のスムーズな探し方についても解説しています。ぜひ参考にしてください。

お部屋選びの関連記事
選ばない方がいい物件のアイコン
賃貸で選ばないほうがいい物件の特徴!
記事を読む ▶
不動産屋は予約なしでもOK!スムーズにお部屋を探す方法を公開
予約なしの来店でもOK!スムーズに物件を探す方法を公開
記事を読む ▶

新社会人は通勤面を考慮して住む場所を決めると良い

新社会人は、家から会社までの通勤面を考慮して住む場所を決めましょう。

アットホームの「都内勤務の賃貸一人暮らしの電車通勤実態調査(2018年)」によると、一人暮らしをしている20~30代の平均通勤時間は約50分です。

家から会社までのドアtoドアなので、電車に乗っている時間は約30分ほどが目安です。

通勤時間が長いと、朝早く起きなければいけない、帰宅が遅く自分の時間が取れないため、疲労が蓄積され体調を崩しやすくなります。

特に首都圏は、ラッシュ時の満員電車都合もあるので、住む場所は慎重に選びましょう。

地域別の家賃相場も気にすべき

家賃相場は地域ごとに違います。新社会人は収入が少ないので、家賃相場が低いエリアを選ぶようにしましょう。

「公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会」の「家賃相場:東京都(2022年2月18日)」を参考に、ワンルーム・1Kの平均家賃相場が安い順にまとめたので参考にしてください。

ワンルーム 1K
葛飾区 53,300円 62,400円
足立区 54,300円 61,600円
練馬区 56,200円 64,900円
板橋区 57,100円 64,400円
江戸川区 58,000円 63,100円
北区 61,000円 68,700円
中野区 62,900円 76,900円
杉並区 62,900円 72,200円
荒川区 64,500円 70,900円
江東区 66,800円 80,000円

そのほかの区の相場はこちら

ワンルーム 1K
大田区 67,100円 74,600円
墨田区 67,400円 80,100円
世田谷区 68,300円 72,200円
豊島区 69,000円 77,000円
台東区 72,100円 82,300円
品川区 75,100円 82,000円
目黒区 75,300円 84,900円
文京区 76,600円 86,500円
新宿区,000 77,700円 92,900円
渋谷区 87,600円 94,400円
千代田区 108,000円 104,200円
中央区 104,900円 101,600円
港区 110,700円 116,200円

 

さらに家賃を抑えたい人は、八王子市や立川市などの23区外や、埼玉・千葉の各駅停車しか停まらない駅で探すと良いです

岩井さんのアイコン 岩井
各駅停車の駅周辺であれば家賃相場が下がるので、大きな駅にこだわらずにエリアを広げて探してみましょう。
わざわざ不動産屋に行ってお部屋を探そうとしていませんか?

当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!

さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。

家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。

仲手無料バナー
仲介手数料基本0円 イエプラの公式サイトはこちら
follow us in feedly
仲手無料バナー
仲介手数料基本0円 イエプラの公式サイトへ
仲手無料バナー
仲介手数料基本0円 イエプラの公式サイトへ
お役立ちまとめページ
  • 東京大阪周辺の住みやすさ大図鑑東京大阪周辺の住みやすさ大図鑑
  • お部屋探しの前に知るべき知識お部屋探しの前に知るべき知識
  • 家賃の上手な決め方家賃の上手な決め方
  • お部屋の間取りや広さについてお部屋の間取りや広さについて
  • 賃貸契約の初期費用について賃貸契約の初期費用について
  • 入居審査についての疑問解決入居審査についての疑問解決
  • 不動産屋を賢く利用する知恵不動産屋を賢く利用する知恵
  • 引っ越しに必要な費用について引っ越しに必要な費用について