最終更新:2021年1月15日

高校生で一人暮らしは可能?という疑問を解決します!高校生で一人暮らしできないケースや、やらないほうが良い理由、親と不動産屋に行くべき理由や、一人暮らしを始めるまでの費用と毎月の生活費、高校生で一人暮らしをした人の体験談も紹介します!
一人暮らし可能だがやらないほうが良い
高校生での一人暮らしは、可能だがやらないほうが良いです。
高校生は法律上、未成年に該当するため自分1人でお部屋を借りることができません。
そのため、親の同意が必要になったり、毎月の生活費の援助をしてもらうなど、親との関係を断つことができないのが正直なところです。
また、アルバイトで毎月の生活費を賄うとしても、普通の高校の場合は平日は1日4時間しか働けないので、一人暮らし費用を稼げません。
一人暮らしができない2つのケース
「実家暮らしが嫌だ!」「一人暮らしにあこがれる」場合でも、下記で紹介する2つに当てはまった場合は、高校生で一人暮らしできないので、あきらめましょう。
親の同意を得られない
法律で「未成年は親(親権者)の同意が必要」と定められているので、親の同意がないと、お部屋を借りれません。
親の同意は、親が契約者で家賃をすべて払う場合も、保証人が親になる場合も、住む人が高校生であれば必ず必要です。
仮に、親の同意を得たと偽っても、自宅に確認電話が入るのでバレてしまいます。
また、親の署名を偽ったり、ハンコを勝手に押して同意書を作成することは、有印私文書偽造罪という罪になる可能性があるので、絶対にやめましょう。
公立高校に通う予定もしくは通っている
公立高校は「保護者と本人が同じ住所に住んでいる」ことが必須条件に定められているので、一人暮らしは諦めましょう。
公立高校は自治体が運営しており、住民税を収めている世帯のための学校であることが前提です。学校が認める特別な理由が無い限り、実家暮らしの人以外は入学できません。
もし、学校に内緒で一人暮らしをして、何らかの事情でバレてしまった場合、入学取り消しや退学処分になる恐れがあります。
高校生の一人暮らしの割合は凄く低い
「平成27年の国勢調査」によると、15~19歳で一人暮らしをしている人の割合は、男性が6.6%、女性が5.4%という結果でした。全体で見ると約6%ほどです。
ちなみに、東京都で一人暮らししている世帯は約300万なので、15~19歳の一人暮らしは約18万世帯となります。
ただし、15~19歳の中には専門学生や大学生も含まれているので、高校生での一人暮らしになると1%ほどと、かなり低い割合です。
▶一人暮らし向けの未公開物件たくさん!
おすすめのお部屋探しサイトはこちら
高校生で一人暮らしをしないほうが良い4つの理由
親から同意がもらえれば一人暮らしできる、早く一人になりたい、親と関わりたくないと思っていても、高校生で一人暮らしはかなり厳しいです。
後悔して親に泣きつくハメになる前に、なぜ高校生で一人暮らしをやらないほうが良いか、4つの理由を紹介します。
家賃や生活費などの費用問題
一人暮らしは、家賃以外に光熱費やスマホ代、食費代など様々な出費があります。学校に通いながらアルバイトしても月7~8万円稼げれば良い方です。
家賃は安いアパートでもワンルーム4万円ほどかかり、食費で約2万、光熱費で約1万、衣類で約1万としても月に8万円ほど必要になります。家賃4万円と仮定して、目安金額を紹介します。
家賃 | 約40,000円 |
---|---|
食費 | 約20,000円 |
水道光熱費 | 約8,000円 |
スマホ、通信費 | 約8,000円 |
趣味・衣類など | 約10,000円 |
日用消耗品など | 約6,000円 |
合計 | 約92,000円 |
なるべくお金をかけないようにしても、毎月9万円ほどの生活費が必要です。
あと1万くらいなら、バイトで何とかなると思っても、病気やけがをしたときの医療費や、友達とのごはん、文房具費など、急な出費があるので、月13万ほどないと生活できません。
学業とバイトの両立が難しい
昼は学校、夜はバイトとなると1日朝8時半~夜10時まで活動していることになり、それがほぼ週5続くのであれば、学業とバイトの両立が難しくなります。これは、社会人で例えると、毎日4~5時間残業していることになります。
バイトで疲れ切って、帰宅後すぐ寝ると宿題ができません。また、次の日まで疲れが残ると、授業中に居眠りする可能性もあり、最悪、過労で倒れる恐れがあります。
貴重な青春時代を楽しめない
生活費を稼ぐために、ほぼ毎日バイトしなければいけないので、放課後に友達と遊んだり、彼氏彼女と休日にデートを楽しむことができません。
唯一の休みがあったとしても、疲れて1日中寝てるか、必需品の買い物で終わってしまい、バイトと生活費に追われて苦い思いでしか残りません。
自由の時間を多く確保して、貴重な青春時代を楽しむためにも、なるべく高校生での一人暮らしはやめるべきです。
トラブルに巻き込まれる可能性が高い
高校生や女性の一人暮らしは、トラブルに巻き込まれる確率が高くなります。社会的地位が弱く、空き巣やストーカーなど悪い大人に目を付けられやすいです。
また、友人を呼んで騒いだ場合の騒音トラブルなども、自分で対応しなくてはいけません。
高校生で一人暮らしをするなら親と不動産屋に行くべき
親の同意をもらった、金銭面を援助してもらえることになったなら、次は親と一緒に不動産屋に行ってお部屋を探しましょう。
1人で不動産屋に行った場合、親の同意があったとしても遠回しに断られて、まともに相手をしてもらえない場合があります。
また、親と一緒に不動産屋に行くことで、親の同意があることが目に見えてわかるうえ、連帯保証人になるであろう人の顔がわかるので、不動産屋も安心できます。
一人暮らしを始めるなら約35~45万円かかる
家賃5万円のアパートで一人暮らしをしても、引っ越し代やお部屋の初期費用などで、一人暮らしを始めるまでに約35~45万円かかります。
お部屋を借りる初期費用 | 家賃約4~5ヶ月分 |
---|---|
引っ越し費用 | 約7~9万円 |
家具家電、日用品の購入費 | 約7~13万円 |
敷金・礼金がないお部屋を探したり、引っ越し業者に頼まず親と協力して引っ越せば、その分のお金がいらないので、費用を約20~30万円ほど抑えることができます。
それでも、まとまったお金が必要になるので、親の援助なしに一人暮らしは無謀です。
高校生の一人暮らし体験談
実際に高校生活で一人暮らしをした経験がある人に体験談を聞いてみたところ、ほとんどの人が辛い思いをしたようです。





家庭環境の事情でどうしても家を出たいなら
「親と不仲で精神的にキツい」「虐待を受けている」「高校でのいじめが辛く、誰もいないところに行きたい」など、事情により親の同意を得られない人は、児童相談所に連絡してください。
18歳未満であれば児童相談所の保護対象なので、事実確認の調査を経て一時保護、もしくは施設に入居できる可能性があります。
保護対象になれば、無料で個室の用意をしてくれるうえ、食事などの援助をしてもらいながら高校に通うことができます。
ただし、奨学金制度のように、社会に出て働くようになったらお金を返さなくてはいけない場合があります。
事情によって助けてほしいという人は、東京都福祉保健局の児童相談所や、よいこに電話相談室などに電話しましょう。親身になって話を聞いてくれます。
わざわざ不動産屋に行ってお部屋を探そうとしていませんか?
街の不動産屋に行かなくても、イエプラなら、チャットで相談しながら部屋が探せます!
SUUMOやHOMESに載っていない未公開物件もありますし、不動産業者だけが有料で見れるサイトで、最新情報をチェックしてくれます!
引っ越し先が遠くて不動産屋に行けない人や、外出を避けたい人にもおすすめです!