最終更新:2021年2月25日

「大学生の食費って平均どのくらい?」「みんなは食費にいくら使っているの?」という疑問にお答えします!
日本学生支援機構の調査結果と、当サイトRoochが実施したアンケートの回答をもとに、平均額や実例をご紹介します!
自炊の頻度でどのくらい差が出るのか、自炊派・外食派がそれぞれ取り組める節約方法、また、毎月かかる生活費の合計も解説しています!
大学生の食費の平均額は?
日本学生支援機構が隔年で実施している学生生活調査(平成30年)を参考にすると、アパートやマンションで一人暮らしをしている大学生の毎月の食費は、平均23,716円です。
学生支援機構の調査は、年間の食費のみを載せているので、1ヶ月あたり・1日当たりの金額で計算しなおすと下表のようになります。(昼間部の大学生が対象)
平均額 | |
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1年間の食費 | 284,600円 |
1ヶ月あたりの食費 | 約23,716円 |
1日あたりの食費 | 約779円 |
学生支援機構の調査結果を、12で割ると1ヶ月あたりの食費が分かります。また、365で割ると1日あたりの食費になります。
一人暮らしの大学生の食費は、1日あたり約779円です。コンビニでお弁当を買ったり、外食を中心に食事をしていては、すぐに超えてしまいます。
1日3食しっかり食べる場合は、1食あたり259円しか使えません。スーパーで食材を買い、自炊を中心に生活する必要があります。
大学生の食費は自炊の頻度によって1万円以上変わる
大学生の1ヶ月の食費は「どのくらい自炊をするか?」によって、1万円以上変わります。
下表は、当サイトRoochが、関東に住む大学生100名に実施したアンケートの結果です。「1ヶ月間で自炊する回数」と「食費の平均額」の関係を調べたところ、以下のような結果になりました。
食費の平均額 (1ヶ月あたり) |
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ほとんど毎日自炊する | 約22,000円 |
月に20日ほど自炊する | 約24,000円 |
月に10日ほど自炊する | 約31,000円 |
ほとんど自炊しない | 約33,000円 |
「ほとんど毎日自炊する」という人は、1ヶ月あたりの食費が約22,000円です。反対に「ほとんど自炊しない」を選んだ人は約33,000円でした。
自炊をする人は、外食メインで暮らす大学生よりも、食費を1万円以上も安くできていることが分かります。
男性は女性よりも食費が7,000円ほど高い
一人暮らしの大学生のうち、男性のほうが女性よりも食費が約7,000円高いです。当サイトの同じアンケートで分かった結果を、表にまとめました。
食費の平均額 (1ヶ月あたり) |
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男性 | 約27,000円 |
女性 | 約20,000円 |
男子大学生の約27,000円に比べて、女子大学生の食費は約20,000円です。
性別によって食費に違いが出るのは、男性のほうが女性よりも食べる量が多いことが原因です。
大学1年生に聞いた毎月の食費の実例
アンケートの回答のなかから、一人暮らしをしている大学生の食費の実例をご紹介します。自炊の頻度も合わせて載せているので、参考にしてください。
Aさん(サークルの飲み会が多い男性)
1ヶ月の食費 | 約30,000円 |
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自炊の頻度 | 月に20日ほど自炊する |
Aさんは、サークルの飲み会が多い男子大学生です。月に20日ほど自炊していますが、毎月の食費が約30,000円でした。
Aさんによると、飲み会がない月は20,000円まで食費が下がるということです。飲み会代で、毎月10,000円かかっていることが分かります。
本人は「もう少し食費を抑えたい」とコメントしていましたが「サークルの先輩に飲みに誘われると、断れない」という事情もあるようです。
Bさん(バイトばかりで自炊する暇が無い女性)
1ヶ月の食費 | 約32,000円 |
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自炊の頻度 | ほとんど自炊しない |
Bさんは、生活費や、自分の遊ぶお金が欲しくて、週に4~5間もバイトをしている女性です。毎月の食費は、約32,000円でした。
食事は、外食か、スーパーの冷凍食品で済ますことが多いそうです。バイトで疲れ切っている日が多く、自炊する気力がわかないからです。
ただ「バイトがある日は従業員価格でご飯を食べられるから、その分はおトクです」ともコメントしていました。
Cさん(週1で彼女と外食する男性)
1ヶ月の食費 | 約33,000円 |
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自炊の頻度 | 月に10日ほど自炊する |
Cさんは、それなりに自炊はするが、週に1度は恋人と外食に行く男子学生です。1ヶ月の食費は、約33,000円でした。
彼女のご飯代を奢ることがあるので、平均よりも食費が高くなっています。
ただ、お金がないときは、カレーなど作り置きができるごはんを作って食べているので「月の食費が45,000円を超えたことはない」とのことです。
Dさん(1日3食すべて自炊している女性)
1ヶ月の食費 | 約18,000円 |
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自炊の頻度 | ほとんど毎日自炊している |
Dさんは、料理が好きで、ほとんど毎日自炊している女子大生です。朝と夕だけでなく、昼食も自分で作ったお弁当で済ませています。食費は約18,000円で、かなり安いです。
朝食と、昼のお弁当は、夜のうちにまとめて作っているとのことです。「正直、料理をするのは夜だけなので、時間が足りないということはないです」とコメントしていました。
「スーパーのセール品をメインで買って、ネットで献立を調べています」とも言っており、主婦並みの節約スキルが感じられます。
食費を節約するより家賃を抑えるべき
食費を抑えるより、毎月の固定費である家賃を抑えたほうがラクです。
学生向けの安いお部屋を探すなら、ネット上の不動産屋「イエプラ」に相談してみましょう。
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「1Kで家賃〇万円はあるか」「都市ガスのお部屋のみに絞って!」など、なんでも気軽に相談できます。
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自炊派が食費を抑えるための3つのコツ
自炊派の人は、さらに食費を抑えられるよう、3つのコツを紹介するので、試してみてください。
②安売りを狙って食材をまとめて買う
③コスパの良い食材で献立を考える
①1日の食事をすべて自炊にする
1日3食すべて自炊をすれば、月20,000円以内に食費を収めることも可能です。
小麦粉・キャベツ・卵だけで簡単にできるお好み焼きは1食約60円ほど、もやし・豆腐・鶏むね肉・味噌で作る味噌鍋は1食約120円ほどです。
お酒が好きな人は、お酒はスーパーで購入し、おつまみを自分で作れば1回あたり1,500~2,000円ほどの飲み代で済みます。
②安売りを狙って食材をまとめて買う
スーパーの安売りの食材を狙って、まとめ買いしておけば多少ですが食費を抑えられます。何十円ほどしか変わらない場合もありますが、節約には小さな積み重ねが大切です。
また、業務用スーパーなど、元から値段の安いお店で買えば、さらに費用を抑えられます。
③コスパの良い食材で献立を考える
常に値段が安い食材で作れる献立を作れば、かなり食費の節約になります。とくに使い勝手の良い、安い食材の一部をまとめてみました。
豆腐:1パック20~30円
パスタ麺:1袋100~200円
納豆:3パックセット50~150円
鶏胸肉:100g70円
ひき肉:100g60円
キャベツ:半玉200円
じゃがいも:1個25~35円
人参:1個35~45円
たまご:1パック100~200円
お好み焼きやカレー、シチューやハンバーグであれば、1食分300円ほどに収めることができます。
外食派が食費を抑えるための4つのコツ
自炊せずに外食している人向けに、食費の節約の4つのコツを紹介します。
②飲食系バイトのまかないご飯を食べる
③学食や格安チェーンを利用する
④大学の周りで安いお店を探す
①お惣菜などはスーパーで買う
コンビニ弁当や、コンビニのレジ前で売っているお惣菜は避け、なるべくスーパーの総菜を買いましょう。
コンビニで600円ほどのお弁当も、スーパーだと400円ほどで買えます。1日200円浮くだけで、月6,000円の食費が節約できます。
②飲食系バイトのまかないご飯を食べる
まかないの出るバイト先を選んで、バイトでお金を稼ぎつつも食費を節約しましょう。1食分が無料~半額ほどになるので、かなり節約になります。
また、バイト先によっては従業員価格で、ごはんを注文できる場合もあります。
③学食や格安チェーンを利用する
どうしても自炊ができない日や、少し面倒に思う場合は、学食や格安チェーン店を利用すれば1食200~400円ほどで食べられます。
学食は、学費によって一部費用が控除されているので、安くてボリューム満点の食事が多いです。
格安チェーン店だと、吉野家の牛丼並盛で380円、マクドナルドの安いセットで500円、サイゼリアのランチセットで500円ほどです。
④大学の周りで安いお店を探す
大学の周りには、学生用の格安メニューを用意しているお店や、学生証があれば割引になるお店があります。
頻繁に通うのは経済的に厳しいですが、ファミレスなどで外食を続けるよりも食費を抑えられます。
大学生の生活費の合計額は?
食費以外の費用を含めると、一人暮らしの大学生の生活費は、1ヶ月あたり約124,000円です。下表は、当サイトRoochのアンケートの結果をまとめたものです。
家賃 | 約48,000円 |
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食費 | 約25,000円 |
水道光熱費 | 約8,000円 |
娯楽費・交際費 | 約20,000円 |
通信費 | 約10,000円 |
その他(衣類・日用品) | 約13,000円 |
合計 | 約124,000円 |
上記のアンケート結果は、あくまで関東地方に住む100名の大学生を対象にしたものです。地方の大学であれば、家賃がもっと安くなるため、月10万円ほどで済む場合もあります。
生活費以外に、サークルに入っている人は、学期ごとにサークル費用の徴収があります。また、サークルや友達の付き合いで、飲み会が多いと、追加の費用がかさみます。
一人暮らしをしている大学生の収入は、仕送り・奨学金・バイト代を合わせて、平均125,000円ほどです。収入と支出のバランスはギリギリなので、ぜいたくはできません。
これから一人暮らしを始める大学生は、なるべく家賃の低い物件を借りて、自炊メインで生活するようにしましょう。
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