お部屋探しのコツや知識まとめブログ|イエプラコラム
お部屋探し用語や探し方のコツ・街の住みやすさなどを初心者にもわかりやすいように解説します。

一人暮らしのお風呂代の平均金額は?今日からできる節約ポイントも解説!

バスタブ

一人暮らしのお風呂代の平均額は?
光熱費を節約出来る方法はある?

1日の疲れを癒すために毎日お風呂に入りたいですよね。

しかし、一人暮らしでは光熱費や水道代を抑えるためにお風呂には浸からず、シャワーで済ませている人が多いです。

そこで当記事では、一人暮らしのお風呂代の平均額や節約方法などをまとめました。せひ参考にしてください。

監修 岩井 勇太
ファイナンシャル・プランナー
宅地建物取引士

日本FP協会認定のFP。お金に関する知識を活かし、一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い世帯の生活費を算出しています。宅建士の資格も取得しており、お客様の収入に見合った家賃を提案するなど、生活設計についてのトータルサポートをおこなっています。

お風呂の方がシャワーより費用がかかる

入浴する場合、浴槽にお湯を張ったり追い焚きをする度に水やガスを使うので、シャワーで済ませるよりも水道光熱費が高くなります。

残り湯を使って節約をしようにも、浴槽の中では皮脂や水垢が溜まり、雑菌が繁殖しています。再利用できる期間が限られているので、一人暮らしの入浴は割高になりがちです。

ちなみに実家暮らしの場合は、1度沸かしたお湯を複数人で使えるので一人あたりの負担が少なくなります。

一人暮らしの平均水道光熱費

総務省統計局が発表している2020年の支出金額によると一人暮らし世帯の月々平均の水道代は2,171円、ガス代は3,021円です。

東京都水道局の調査によると、家庭に供給されている水の40%がお風呂で使われています。

家庭での水の使われ方

出典:東京都水道局 平成27年度一般家庭水使用目的別実態調査

一般的にガスの使用割合はお風呂:お風呂以外=8:2です。

上記を踏まえると、一人暮らしの世帯ではお風呂の水道光熱費だけで月に平均3,284円使っていることになります。

月平均支出 お風呂での使用割合 お風呂に使う金額
水道代 2,171円 40% 868円
ガス代 3,021円 80% 2,416円
合計 5,192円 - 3,284円

お風呂代は1ヶ月あたり約1,800円かかる

総務省統計局が発表している2020年の支出金額と東京都水道局の水道料金・下水道料金の計算方法(23区)を元に計算すると、1リットル(以下L)当たりの水道代は約0.169円です。

都市ガスの単価を150円、200Lの水を20℃から40℃まで沸かしたと想定すると、ガス代は1回につき約49円かかります。

お湯はりを3日に1度とすると、1ヶ月間入浴するためには水道ガス代合わせて約1,800円が必要です。

3日に2度の入浴なら平均は超えない

水道ガス代の平均金額と上記の数字を用いると、入浴の頻度を1ヶ月で22日、約3日に2度に抑えれば平均金額に収められます。

とはいえ、毎日入浴した場合でも平均を約600円越える程度の支出で収まります。入浴には疲れを癒やす効果もあるので、体調やお財布と相談して決めてください。

入浴には体調を整える効果がある

入浴には体調を整える効果があります。

以下、入浴することで得られるメリットをまとめました。

・疲れがとれる
・汚れを落とせる
・リラックスできる
・むくみがとれる

湯船に浸かって体を温めると末端神経が拡張され、血液の流れが良くなります。老廃物や溜まった二酸化炭素が運び出されるので、疲労回復やむくみの解消に期待できます。

じっくりした入浴で血流が改善されれば体の隅々まで温ます。湯冷めしにくくなるので冷え性対策にもなります。

湯船に浸かると浮力が働き、重力の影響がが9分の1ほどになります。筋肉や間接が開放されるのでフレッシュ&リラックス効果があります。

一人暮らしでの入浴はどうしても割高になりますが、「疲れを癒やし、日々のパフォーマンスを向上させる」と考えれば、十分支出に見合います。

疲れがとれにくい、冷え性やむくみやすい体質に悩んでいる人はぜひ毎日入浴してください。

簡単にできる節約ポイント

入浴する際の節約方法です。記事を読んだその日から簡単に実践できるものをまとめました。

・都市ガスを利用する
・お風呂が湧いたらすぐに入る
・節水シャワーヘッドに交換する
・ぬるいお湯で長時間半身浴をする
・お湯を再利用する

節約できる金額の目安も併せて紹介します。よければ参考にしてください。

都市ガスを利用する

細かい節約より使用するガス選びのほうが家計に与えるインパクトが大きいです。プロパンガスと都市ガスの料金比較をまとめました。

プロパンガス 都市ガス
1㎥あたりの料金 504円 314円
20㎥使用した場合 10,080円 6,280円
基本料金 1,574円 950円
月額合計 11,654円 7,230円

基本料金、使用量のどちらも都市ガスのほうが安いです。

都市ガスは「ガスの自由化」により会社ごとに契約プランが違います。自分に合った契約をしてください。

ガス管やコンロなど設備の関係で都市ガスからプロパンガスに切り替えることはできません。節約を意識するなら都市ガスを使えるお部屋を借りてください。

詳しい記事を紹介します。気になった人は確認してください。
▶プロパンガスと都市ガスの詳しい記事はこちら

節水シャワーヘッドに交換する

備え付けのシャワーヘッドを節水シャワーヘッドに交換すれば水の使用量を抑えられます。

水道代が0.24円/L、1分当たり12L水が出るシャワーを1日10分、50%節水できるシャワーヘッドに交換したと想定すると、1日あたり14.4円、1ヶ月で432円も節約ができます。

交換も簡単で、1度取り替えれば自動で節約してくれます。手元にある止水スイッチもこまめな節水に便利です。

ヘッドの向きや水流の調整、塩素の除去など独自の機能を備えた商品も販売されています。備え付けのシャワーだと物足りない人にもおすすめです。

お風呂が湧いたらすぐに入る

お風呂が沸いた直後に入浴すれば余計なガス代を使わずにすみます。

ユニットバスに蓋をして2時間放置し、200Lのお湯の温度が4.5℃下がったとします。これを追い焚きするのには約17円のコストがかかります。1ヶ月続けると510円もの出費になります。

また、窓を開けたり換気扇を回して浴室が冷えるとお湯が冷めやすくなります。

特に冬場は外気との温度差が大きく、ヒートショックの原因にもなります。入浴前から浴室を温めるよう意識してください。

ぬるいお湯で長時間半身浴をする

38~40℃のぬるいお湯で半身浴をすれば水道代ガス代どちらも節約できます。

節約になるだけでなく、体が深部までじっくり温まるので血圧の急激な変化と体への負担が少なく、湯冷めもしにくいです。

半身浴中にお湯が冷めてしまう場合は、レンジで加熱するタイプの保温器がおすすめです。入浴中に使えるだけでなく1回あたりに使う電気代も約2.5円と保温機能を使うよりも経済的です。

お湯を再利用する

節約のためには、浴槽に溜めたお湯を別の用途にも使ってください。

お湯を入れ替えた日は普通に入浴し、2日目はかけ湯や洗濯機の「洗い」機能に使えば無駄がありません。

入浴剤を使ったお湯は色移りが、日を跨いだお湯は雑菌が繁殖しているので洗濯には向きません。また、「すすぎ」は汚れや洗剤を洗い流す行程です。キレイな水を使ってください。

一人暮らし向けのユニットバスでも200リットルもの水を溜められます。存分に有効活用してください。

お風呂に入らない人には「シャワーのみ物件」がおすすめ

シャワー派の人には、浴槽が最初から設置されていないシャワーのみ物件がおすすめです。

浴槽の工事費や設置する面積をカットできる分、安い家賃でお部屋を借れます。

以下に代表的なメリットをまとめました。

・家賃が安い
・光熱費を削減できる
・浴槽掃除の手間が省ける
・駅チカ物件が多い
・シャワールームとトイレが別れている
・築浅物件が多い
・広い生活空間を確保できる
・ロフト物件が多い

様々なコストを抑えられる

「家賃が安い」「駅から近い」「浴槽の掃除をしなくてすむ」のように、支出だけではなく時間や手間も抑えられます。

豊かに暮らすにはお金だけではなく、時間の余裕やストレスのない環境が必要です。総合的に判断して自分にあった環境を選んでください。

光熱費の節約になる

必然的に毎日の入浴がシャワーになるので水道光熱費の節約になります。

2日に1度浴槽に貯めるお湯を200L、毎日シャワーから10分で120L使うと想定すると、1日あたり使うお湯は220Lです。シャワーだけ浴びるのに比べて2倍近いお湯を使う計算になります。

お追い焚きすることも考えると、光熱費の節約にもなります。

広い生活スペースを確保できる

リビングやキッチンなどの生活スペースを広く確保できます。

同じ面積の物件と比べて、浴槽を設置する面積を住居スペースにまわせるからです。

シャワーのみ物件はワンルームや1Kの間取りが多くお部屋全体が手狭ですが、ロフトや壁面収納など限られた面積を有効活用する設備が多いのも特徴です。

シャワーのみの賃貸について扱った記事を紹介します。もっと踏み込んだ話や実際に住んでいる人の声を紹介しています。お部屋探しにぜひ役立ててください。
▶シャワーのみ賃貸の詳しい記事はこちら

わざわざ不動産屋に行ってお部屋を探そうとしていませんか?

当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!

さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。

家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。

仲手無料バナー
累計利用者数117万人突破 イエプラの公式サイトはこちら
follow us in feedly
仲手無料バナー
累計利用者数117万人突破 イエプラの公式サイトへ
仲手無料バナー
累計利用者数117万人突破 イエプラの公式サイトへ
お役立ちまとめページ
  • 東京大阪周辺の住みやすさ大図鑑東京大阪周辺の住みやすさ大図鑑
  • お部屋探しの前に知るべき知識お部屋探しの前に知るべき知識
  • 家賃の上手な決め方家賃の上手な決め方
  • お部屋の間取りや広さについてお部屋の間取りや広さについて
  • 賃貸契約の初期費用について賃貸契約の初期費用について
  • 入居審査についての疑問解決入居審査についての疑問解決
  • 不動産屋を賢く利用する知恵不動産屋を賢く利用する知恵
  • 引っ越しに必要な費用について引っ越しに必要な費用について