最終更新:2021年4月12日

オール電化のお部屋で一人暮らしした場合にかかる電気代は平均いくらなのかを解説します。ガスと併用の賃貸物件と比較して1ヶ月の水道光熱費は高いのか、オール電化物件特有の節約術やメリットデメリット、オール電化が向いている人の特徴も紹介します!
オール電化の電気代は平均10,000円程度
オール電化の物件に一人暮らしをした場合にかかる1ヶ月の電気代は、約10,000円です。
季節や生活スタイルによって料金は前後しますが、オール電化の物件と電気とガスを併用している一般的な物件で光熱費の平均を比較すると、以下のような差が出ます。
水道光熱費 | オール電化 | ガス併用 |
---|---|---|
電気代 | 約10,000円 | 約5,000円 |
ガス代 | 0円 | 約3,000円 |
水道代 | 約2,000円 | 約2,000円 |
合計 | 約11,000円 | 約10,000円 |
オール電化の物件とガス併用の物件では、生活スタイル次第では1ヶ月で約1,000円の差が生まれるため、年間約12,000円の差が生まれることになります。
オール電化のほうがやや高い
オール電化のほうがガス併用より光熱費が高いです。その理由は、オール電化は電力使用量による料金変動がないからです。
ガス併用の場合は、電力使用量が1~120kWhまでの電気代が安く設定されています。しかしオール電化は、電力使用時間によって料金設定されていることが多いです。
以下は、東京電力のオール電化向け料金プランをまとめたものです。
料金プラン | 1kWhあたりの料金 |
---|---|
夜トク8 | 32.14円(7時~23時) 21.16円(23時~7時) |
夜トク12 | 34.39円(9時~21時) 22.97円(21時~9時) |
スマートライフプラン | 25.80円(6時~翌1時) 17.78円(1時~6時) |
オール電化は、電力使用量が少ないと割高になりやすいです。一人暮らしでオール電化を選ぶなら、節約したほうが良いです。
オール電化で有効な電気代の節約方法
オール電化の物件でとくに有効な電気代節約方法を紹介します。それぞれ詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
2.極力夜間に電気を使う
3.エコキュートの省エネモードを利用する
4.追い焚きは使わずに高温のお湯を足す
5.電力会社の契約アンペア数を見直す
1.電気代が安い新電力会社を選ぶ
2016年4月1日から始まった電力自由化により、消費者が自由に電気代の安い会社が選べるようになりました!
電力会社によって、料金プランや割引キャンペーンがことなります。自分のライフスタイルに合った新電力に乗り換えるべきです。
一人暮らしの電力使用量では、月1,000円ほど節約になり年間10,000円以上お得になることがあります。
以下の記事では、新電力会社のおすすめランキングをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2.極力夜間に電気を使う
オール電化の1kwhあたりの価格は日中と夜間で大きく差があるので、洗濯機や炊飯器はタイマーを使って夜間に電気を使えるようにしましょう。
日中の電気の使用を抑えて夜間に使うことを意識するだけでも、1ヶ月で円ほど節約が可能です。
3.エコキュートの省エネモードを利用する
オール電化の物件に備え付けられているエコキュートには、各メーカーがおすすめの省エネモードを紹介しています。メーカーに合ったモードに設定することで、消費電力を抑えられます。
以下に主なメーカーのおすすめ省エネモードを紹介するので、参考にしてください。
メーカー | 省エネ設定の運転モード |
---|---|
三菱電機 | おまかせ |
パナソニック | おまかせ節約 |
ダイキン | おまかせモード |
コロナ | おまかせ省エネ |
東芝 | おまかせ |
日立 | おまかせ節約 |
4.追い焚きは使わずに高温のお湯を足す
入浴の間隔が空く場合は、エコキュートの保温機能や追い焚きで温め直すのではなく、高温のお湯を足したほうが電気代を抑えられます。
また、前日の残り湯は洗濯に利用して、毎日新たなお湯を張り直すのも有効な節約術です。
5.電力会社の契約アンペア数を見直す
いくらオール電化といえど、使用量を大きく上回るアンペア数の契約をしていては、基本料金が無駄になってしまいます。
オール電化のお部屋の契約アンペア数は60Aで設定している方が多いですが、人によっては40Aでも不自由なく生活できる方もいます。
60Aと40Aでは基本料金に大きな差があるので、自分にあったアンペア数に契約し直しましょう。
アンペア数 | 基本料金 |
---|---|
30A | 860円前後 |
40A | 1,150円前後 |
50A | 1,450円前後 |
60A | 1,750円前後 |
家電によって必要なアンペア数は変わります。まれにA(アンペア)ではなくW(ワット)で性能が書かれている場合もありますが「100W=1A」で置き換えることができます。
オール電化のお部屋を探すなら
自分の力だけでオール電化のお部屋を探すのは大変なので、不動産屋に相談したほうが手っ取り早いです。
ネット上の不動産屋「イエプラ」なら、わざわざ来店しなくてもチャットやLINEで気軽に相談できるのでおすすめです。
「オール電化と普通の物件だとどっちが良い?」「オール電化で家賃の安い物件を紹介して!」など、要望を送るだけでスタッフがお部屋を探してくれます。
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オール電化物件のメリット
オール電化の賃貸物件に住むメリットは以下の4つです。
・災害時の復旧が早い
・キッチンの掃除がラク
・ガス漏れや火事の危険性が低い
オール電化のメリットは、当たり前ですがガスを使用しないので、ガスの基本料金がかからないことです。
また、火を使わないIHコンロなので、ガス漏れや火事が起きる危険性が低く、キッチン周りの掃除がしやすいのもポイントです。
加えて、大規模な災害でライフラインが止まった場合に、ガスよりも電気のほうが早く復旧する傾向にあるため、オール電化のほうが早く料理や入浴を再開できます。
オール電化物件のデメリット
オール電化の賃貸物件のデメリットは以下の3つです。
・停電中は料理や入浴が不可能になる
・貯湯タンクの定期メンテナンスが必要
オール電化のデメリットは、夜間の電気料金が安い分、日中の電気料金が割高になっていることです。日中に入浴や料理など電気を多く使う場合は、ガス併用のほうが費用を抑えられます。
また、計画停電等で電気の供給が止まってしまうと、お湯や熱も同時に使えなくなるため、外食や銭湯を利用を強いられます。
オール電化の物件は日中電気をほとんど使わない人に最適
オール電化の賃貸物件は、日中外出していることが多く、基本的に夜遅くに入浴や料理をする人に向いています。
23時以降は1Kwhあたりの電力の料金が安いため、ガス併用の賃貸物件に住むよりも電気代が抑えられます。
反対に、夜勤や勤務時間が不安定な方は、ガス併用の賃貸物件がおすすめです。オール電化の物件に住むと、かえって電気代が高くなることが多いです。
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