記事の監修：石塚 ネット不動産「イエプラ」所属

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街の住みやすさや治安

最終更新：2023年2月1日

渋谷区は渋谷駅や代々木駅など、大きな駅がたくさんある区で、充実した子育て支援制度と買い物環境が特徴の地域です。

一方で、繁華街の治安が悪いことと家賃相場が高いことが原因で、子育てをするのに適した環境かと言うと疑問が残ります。

渋谷区は子育てしやすい街なの？という疑問を、子育て制度や待機児童数、治安やファミリー向け物件の家賃相場などから解決していくので、ぜひ参考にしてください！

渋谷区は子育てに向いた環境とは言えない

渋谷区は、充実した子育て支援制度と買い物環境が整っていますが、治安があまり良くないことと家賃が高いことが原因で、あまり子育てに向いた環境とは言えません。

子育ておすすめ度
子育て支援の多さ
治安の良さ
買い物のしやすさ
ファミリー向けの家賃相場

渋谷区の治安や買い物のしやすさ、ファミリー向け物件の家賃相場について解説します。子育て支援については、のちほど別で紹介します。

渋谷区の治安は23区中22位

渋谷区は、東京23区の中で2番目に治安が悪い地域で、新宿区の次に犯罪件数が多いです。

渋谷区は渋谷・原宿・代々木などの賑やかで人が多いエリアが集まっているので、犯罪が起こる可能性が高く、子育てをするには適していません。

下記の治安順位は、平成30年の警視庁の犯罪データと住民基本台帳をもとに、犯罪率を計算しています。

買い物のしやすさ

渋谷区の買い物環境は、東京23区の中でも飛びぬけて優秀です。

「渋谷ヒカリエ」「恵比寿ガーデンプレイス」「表参道ヒルズ」「代官山アドレス・ディセ」「SHIBUYA109」など、全国的に有名なショッピング施設が多数あります。

また、大型スーパーや飲食店も充実しているので、渋谷区に住んでいれば、普段の生活でも大きなお買い物でも困ることはまずありません。

ファミリー向け物件の家賃相場

渋谷区のファミリー向け物件は、東京23区の中で1位、2位を争うほど高いです。例えば池袋がある豊島区と比べてみると、どの間取りも豊島区のほうが5～10万円近く家賃が安いです。

築年数が古く、駅から遠い物件でも良いのなら安い物件が見つかりますが、築年数10年以内、駅徒歩5分以内などの条件でお部屋を探すと、上記の相場に近い物件しか見つからないでしょう。

渋谷区の子育て支援制度は多い

渋谷区の子育て支援制度は、ほかの区と比べて特徴的なわけではありませんが、十分に整っているといえます。

区の公式ホームページで子どもの医療や保育、手当に関してなどの情報をまとめています。

上記の中で特徴的な子育て支援制度について、詳しく解説していきます。

子ども医療費助成

渋谷区内に住んでいて健康保険に加入している子どもの医療費を、区が助成してくれます。ただし、助成してくれるのは保険が適用される診療の自己負担分のみです。

医療費を助成してもらえるのは、15歳になった最初の3月31日までです。

幼児の無料フッ化物塗布

渋谷区では、虫歯の防止につながると言われているフッ化物を、無料で歯に塗布してくれます。

幼児が3歳になる月から3歳7ヶ月になる前日までの間に、歯科医療機関で対応してくれます。

子ども・赤ちゃんショートステイ

親が一時的に子どもを養育できない場合に限って、宿泊付きで子どもを預かってくれる制度です。最大で月に1回、6泊7日まで申し込めます。

対象者は「赤ちゃんショートステイ」が生後4ヶ月未満の乳児で「子どもショートステイ」が小学6年生までの子どもです。

児童育成(障害)手当

以下に該当する20歳未満の児童を養育している家庭に支給される手当です。児童1人につき、月額で15,500円が支給されます。

子育て便利帳

渋谷区の公式ホームページ上で、渋谷区での子育てに関して分かりやすく検索できるサービスです。子育て施設や手当・助成について、子育てに関して相談できる電話番号などを調べられます。

また、子育て世代の人が過去に質問した内容と回答が見やすくまとまっているので、渋谷区での子育てで困ったことがあれば子育て便利帳を見てみると良いでしょう。

渋谷区は待機児童が少し多い

渋谷区の待機児童数は、他の東京23区と比べると少し多いです。平成30年4月1日段階の待機児童数は151人で、23区中10番目に多いです。

ただ、渋谷区では待機児童になった子ども向けの特別枠を設けていて、できるだけ待機児童が減るような対策を実施しています。

特別枠では、渋谷区にある3ヶ所の施設に、待機児童が入園できるように取り計らわれています。

子育てにおすすめなレジャー施設

渋谷区には、子どもが楽しみながら学べる施設や公園が豊富にあります。中でもおすすめの施設を5つ紹介するので、渋谷区で子育てするかどうかの参考にしてみてください。

NHKスタジオパーク

出典：https://syufuzizi.com/archives/751

NHKスタジオパークは、渋谷駅から徒歩12分くらいの場所にある施設で、NHKで放送されている子ども向け番組に関するアトラクションがたくさんあります。

大人気キャラクターの着ぐるみに出会えるコーナーや、アニメのアフレコを体験できるスタジオ、映像と音声の編集を学べるワークショップなどが楽しめます。

入場料は大人が200円で、高校生以下の子どもであれば無料です。

こども科学センター・ハチラボ

出典：https://iko-yo.net/parents/40196/notes/9562

ハチラボは、渋谷駅から徒歩5分の場所にある文化センター内で営業している、子ども向けの施設です。

ものづくりへの意欲や科学的な考え方を育てるために、大学などの研究機関と協力して運営されています。科学実験のワークショップなど、ただの遊びとは少し違った楽しみ方ができます。

入館料は無料ですが、受ける講座、ワークショップ等の内容によっては教材費が必要な場合があります。

渋谷区ふれあい植物センター

ふれあい植物センターは、渋谷駅から12分の場所にある植物園で、日本で一番小さい植物園だそうです。

バナナやバオバブなどの熱帯植物をはじめ、多肉植物や食虫植物などが見られます。また、水生生物の飼育展示などもあり、ちょっとした散歩の途中に寄ったりするのに最適です。

入館料は100円ですが、未就学児、区内の小中学生、身体障碍者手帳を持っている人などは無料で利用できます。

代々木公園

出典：https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index039.html

代々木公園は、原宿駅や代々木公園駅からすぐの場所にある、大きな自然公園です。

明治神宮があることで有名ですが、神社以外にも広大な敷地が原っぱになっていて、ピクニックを楽しんだり子どもがボール遊びをするのに適しています。

入場料などは不要ですが、休日は利用客が非常に多く混雑するので落ち着いて楽しみたい人は平日の夕方などに来園したほうが良いでしょう。

ボーネルンド代官山店

出典：https://www.bornelund.co.jp/daikanyama/

ボーネルンド代官山店は、代官山駅から徒歩5分の場所にある、子ども向けのおもちゃが展示・販売されているお店です。

ポーネルンドの特徴は、商品を実際に手に取って遊んでから買うかどうか決められる点です。使い方はインストラクターが教えてくれるので、子どもが本当に遊びたいおもちゃを選べます。

渋谷区で子育てにおすすめの駅3選

犯罪発生率が高めの渋谷区ですが、中でも比較的発生率が低く、子育てに向いている駅を3ヶ所紹介します。

渋谷区で子育てする場合は、以下で紹介する駅を選ぶと良いです。

千駄ヶ谷駅

千駄ヶ谷駅は新宿や渋谷、六本木などの繁華街に囲まれていますが、落ち着きがあり、閑静な住宅街が広がっています。新宿御苑や将棋会館などがあり、文化的な雰囲気の街です。

ターミナル駅が近くにあるので、アクセスが良く出かけやすいです。また、飲食店が多いので外食に困ることはありません。

ただ、スーパーが少ないため、住む場所によっては日々の買い物がしづらく、不便に感じるかもしれません。

代々木八幡駅

代々木八幡駅は、原宿駅や渋谷駅まで徒歩圏内という便利な場所にありながら、治安が非常に良く住みやすい地域です。

一戸建てが多い街並みで、閑静な高級住宅街です。都会の喧騒から離れて、のびのびと子どもを育てられます。駅前に24時間営業のスーパーがあるので、普段の買い物に困ることはないです。

欠点は家賃が非常に高いことで、1LDKのお部屋の家賃相場でも20万円を超えています。

代々木上原駅

代々木上原駅は、千代田線が通っていて原宿駅から8分でアクセスできる駅です。閑静な住宅街で、人通りが少ないエリアが広がっています。

すぐ近くに渋谷駅があるとは思えないほど落ち着いた雰囲気ですが、スーパーが少なく、買い物しづらいかもしれません。大人向けの落ち着いたバーが豊富で、ディナーに行きやすいです。

ただ、坂道が非常に多いので、ベビーカーを長時間押したり、子どもを抱きかかえながら歩くのは大変かもしれません。

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