最終更新:2021年2月19日

同棲のお金の管理について、徹底解説します!生活費と金額の目安、実際に同棲しているカップルのリアルな生活費、初期費用の目安一覧なども紹介します。
それぞれのカップルに合った費用の分担方法や、おすすめのお金の管理方法、貯金の仕方も紹介します!
お金のトラブルを避けるために役立つ情報が満載なので、ぜひ最後まで読んでみてください♪
同棲に必要なお金って何がある?
同棲生活に必要なお金には、まず「毎月の生活費」と「賃貸の初期費用」の2つがあります。
ほかには、荷物が多い場合は「引っ越し業者の利用料」がかかります。また、同棲に合わせて家具や家電を新しく買う場合は「家具家電購入費」も必要です。
生活費と初期費用は必ず必要です。引っ越し費用と家具家電の購入費用は、工夫すれば抑えることができます。とくに、家具家電は新しく買うものを事前に相談しておきましょう。
同棲の生活費と金額の目安
同棲する際に必要な生活費と金額の目安を、表にまとめました。
外食の頻度や家にいる時間などで、かかる費用は変わってきます。生活費を計算する際の目安として、参考にしてください。
家賃 | 収入の約25% |
---|---|
食費 | 30,000~60,000円 |
水道光熱費 | 15,000~25,000円 |
通信費 | 10,000~20,000円 |
日用品 | カップルによって異なる |
娯楽費 | カップルによって異なる |
生活費は家賃と貯金額から決めるべき
どの項目にどのくらい費用をかけるかは、家賃と貯金額から決めると良いです。家賃は2人の手取り収入の約25%未満が理想とされているので、もっとも決めやすいです。
家賃が決まったら、目安を参考に毎月どれくらい貯金するか決めましょう。2人の手取り収入から家賃と貯金額を差し引いた金額で、ほかの生活費をやり繰りすると良いです。
以下で、手取りの合計に対する適正な家賃をまとめました。家賃を決める際の参考にしてみてください。
手取り(二人分の合計) | 適正家賃 |
---|---|
30万円 | 6~7万円 |
35万円 | 7~8万円 |
40万円 | 8~9万円 |
45万円 | 9~10万円 |
50万円 | 10~11万円 |
55万円 | 11~12万円 |
60万円 | 12~13万円 |
同棲のお部屋は2人揃って探すべき
同棲のお部屋は、勝手に決めずに2人でよく話し合って探しましょう。
ネット上の不動産屋「イエプラ」なら、来店不要でチャットやLINEでやりとりするだけで安めのお部屋が探せます。
2人だけの空間でゆっくりお部屋を探したい、一緒に不動産屋に行く時間がとりにくいというカップルに特におすすめです。
不動産業者専用のデータベースから物件を探してくれるので、ネット上に無い非公開物件も見つかります。
深夜0時まで営業しているうえ、年末年始以外は定休日がないので、同棲するタイミングになったらすぐにお部屋探しを開始できるのも魅力的です。
同棲カップルのリアルな生活費例
実際に同棲しているカップルの、リアルな生活費例を2つ紹介します。
新社会人同士のカップルの例
家賃 | 70,000円 |
---|---|
食費 | 約30,000円 |
日用品 | 約20,000円 |
水道光熱費 | 約15,000円 |
通信費 | 約15,000円 |
娯楽費 | 約30,000円 |
合計 | 約180,000円 |
2人合わせて手取りが30万円、2DKの間取りに住んでいるカップルの実例です。家賃を7万円に抑えて固定費を安くしています。
基本的に自炊して、安い食材をまとめ買いしてから献立を決めています。また、日用品や雑費は安売りしているタイミングで大量に買い込んでストックしてあります。
水道光熱費は、夏は基本的にシャワーで済ませる・洗濯は3日に1回・暖房や冷房は極力使わない・電気のスイッチはこまめに切るなど、細部にわたって節約しています。
デートは近所の公園を散歩したり、チェーン店のカフェでのんびり過ごしてお金をかけすぎない工夫をしています。
30代社会人同士のカップルの例
家賃 | 120,000円 |
---|---|
食費 | 約60,000円 |
日用品 | 約20,000円 |
水道光熱費 | 約20,000円 |
通信費 | 約20,000円 |
娯楽費 | 約50,000円 |
合計 | 約290,000円 |
2人合わせて手取りが50万円、家賃12万円の2LDKに住んでいるカップルの実例です。
できるだけ自炊していますが、仕事が忙しく、月末は特に外食が増えてしまいます。2人とも映画館や博物館に行くのが趣味で、週末はほとんど出かけていて娯楽費が高めです。
古めのお部屋に住んでいるので、家賃に対して広めのお部屋に住めています。
同棲で必要な初期費用の目安一覧
同棲を始める際に必要な、お部屋を借りる初期費用の目安をまとめました。
項目 | 相場 |
---|---|
敷金 | 家賃1ヶ月 |
礼金 | 家賃1ヶ月 |
仲介手数料 | 家賃1ヶ月+税 |
前家賃 | 家賃1ヶ月 |
日割り家賃 | 日数で異なる |
鍵交換費用 | 15,000~20,000円+税 |
保証会社利用料 | 家賃50~100% |
火災保険料 | 18,000円 |
以下で、項目ごとに費用を抑える方法を詳しく解説します。
敷金
敷金0円の物件を選べば、初期費用を抑えられます。ちなみに、敷金は退去時に原状回復費用に充てる預り金なので、お部屋を出るとき余れば返金されます。支払っても損はしません。
敷金0円の物件の場合、退去時に使用するハウスクリーニング費用を、初期費用で預ける形が多いです。
お部屋の広さによって異なりますが、クリーニング費用の相場は約4~5万円です。敷金として家賃1ヶ月分を支払うよりは、家賃0.5ヶ月分は初期費用を安く済ませられます。
礼金
礼金とは、入居する物件の大家さんに「入居させてくれてありがとう」というお礼の意味を込めて支払うお金です。敷金と違って、返金はされません。
礼金は家賃の1~2ヵ月分が相場ですが、最近は礼金が0円の物件も増えています。初期費用を抑えたい場合は、礼金がかからない物件を選びましょう。
仲介手数料
仲介手数料とは、お部屋を紹介してくれた仲介業者に成果報酬として支払うお金のことです。仲介手数料は、不動産屋やお部屋によって無料~半額にできることもあります。
前家賃
前家賃とは、翌月分の家賃のことです。例えば、3月にお部屋の契約をした場合、4月分の家賃まで初期費用で支払うのが一般的です。
フリーレントがあれば、前家賃が不要になると考えても良いです。
フリーレントとは、1~3ヵ月分の家賃を無料にする契約形態です。フリーレントがあっても、住む期間が短いと違約金がかかるのが一般的なので、不動産屋によく確認しましょう。
日割り家賃
日割り家賃とは、家賃を入居日数で割った金額で支払う家賃のことです。月の途中から入居した場合に発生します。月初めや月末に入居することで費用を抑えることができます。
鍵交換費用
鍵交換費用とは、前の入居者が使用していた鍵から自分が使用する鍵に交換する費用のことです。防犯性の低いものだと1.5万円ほどですが、防犯性の高いものは2万円以上かかります。
タイプが選べる場合は、それぞれの鍵の特性をよく聞いて、安いものを選ぶか決めましょう。
保証会社利用料
保証会社利用料とは、保証人の代わりになる会社を利用する費用のことです。保証人のみで審査ができる物件を選ぶことで、初期費用を抑えることができます。
火災保険料
火災保険料とは、火事や落雷で燃えてしまった建物や家具の補償をしてくれる保険の費用のことです。相場の2万円よりも安い料金で利用できる保険会社もあります。
ただし、不動産屋が指定している保証会社以外は選べないことが多いです。
自分たちに合った費用の分担方法は?
家賃や生活費の分担方法はカップルによって違うので、おすすめの分担方法と向いているカップルの特徴をまとめました。自分たちに合っていると思った分担方法を試してみてください。
収入が同じくらいなら完全折半
2人の収入額が同じくらいのカップルなら、家賃や生活費など、あらゆる支出を完全に半分ずつ支払う分担方法が一番モメにくいです。
どちらかの収入が極端に高い場合、負担している金額は同じでも収入に対する割合が偏るので、おすすめできません。
固定費とそれ以外で分担する
支出を細かく管理するのが苦手なカップルにおすすめの分担方法です。家賃やスマホ代などの固定費と、毎月金額が変わる食費や水道光熱費に分けて分担します。
細かい計算が不要なので支払いがラクですが、固定費とそれ以外の費用で金額が偏ってしまうことがあります。
高収入なほうが多めに支払う
毎月の収入の割合に合わせた額の費用を支払う分担方法で、片方の収入が高いカップルにおすすめです。収入に合わせて金額を決めるので、負担が偏りません。
デメリットは、収入額が変わった際に分担方法を決めなおす必要がある点です。
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おすすめのお金の管理と貯金方法
3つのお金の管理方法
お金を管理する際は、以下の3つの方法がおすすめです。
①必要な予算を決める
②家用のお財布・口座を作る
③個人の出費もきちんと管理する
①必要な予算を決める
必要な予算を決めれば毎月の費用が見えやすくなり無駄な出費が減ります。まずは、どの項目にどれだけお金をかけて良いか、項目ごとの毎月の予算上限を決めましょう。
上限が無いふわっとした節約では、結局どの費用も抑えられず、使い過ぎの原因になってしまうこともあります。
項目ごとに上限を決めていれば、使いすぎた費用と節約できている費用がすぐに分かるので、補充したりしやすいです。
ただ、最初は何にどれくらいの費用がかかるか分からないので、同棲を初めて数ヶ月くらいは様子を見てから決めましょう。
②家用のお財布・口座を作る
生活費の支払いは、普段使っている財布や口座と別に、生活費専用の財布や口座を作ることをおすすめします。生活費と個人の出費の区別を明確にできます。
毎月給料が入ったら、あらかじめ一定額をお財布や口座に入れて、食費や雑費などはそこから支払いましょう。
また、家賃・水道光熱費・通信費などの生活費も、専用口座を作って管理すると良いです。
③お互いの個人的な費用も報告し合う
できれば月々どのくらい自由に使える金額があるのか、月初めに共有しておくと良いです。自分のお金だからといって使いすぎてしまうことを防げます。
無駄遣いや生活費の使い込みは、何にいくら使ったのか分からない場合に起こりやすいです。
せっかく二人でお金を管理するなら、ここで紹介したような方法を取り入れて、徹底的に取り組んでみましょう。
おすすめの貯金の仕方
先の管理方法で生活費専用の口座を作ると解説しましたが、さらに貯金専用の口座を作ると良いでしょう。
お金の管理の方法と同様で、個人の口座と同じだと貯金額を把握していても、いつの間にか使ってしまう可能性があります。
貯金方法は、毎月給料日に一定額を貯金用の口座に入れると良いです。いちいち移すのが面倒な人や浪費癖のある人は、預金口座に自動積み立てする方法を利用しましょう。
貯金額は家計に見合った額に設定すれば良いですが、最初は1万円くらいの小額から始めると良いです。
始めは高額を貯金することよりも、貯金する習慣をつけることのほうが大切だからです。貯金に慣れてきたら、毎月の貯金額を少しずつ増やすと良いです。
同棲中のお金に関する4つのトラブル
①生活費の負担が偏ってしまう
最初は折半していたのに、徐々に負担が偏って気づいたら自分が半分以上支払っていた、というケースがあります。
この場合、支払いルールをもう一度二人で話し合って決めることで解決できます。
また、食費や日用品の購入時の立て替えトラブルが起きることもあります。二人の共通の財布を作っておき、立て替える必要がない状態にしておきましょう。
②貯金を勝手に使い込まれた
将来のために二人で貯めている口座から内緒で貯金を使われるケースです。
ちなみに勝手に使いこまれる理由で多いのが、ギャンブル・クレジットカードの支払い・お酒・タバコなどです。
通帳をこまめに更新して、不透明な出費があったらお互いに何に使ったのか確認するようにしましょう。
③同棲相手が貯金してくれない
どちらか一方が貯金をしているのに、もう一人は自分の趣味や嗜好品にお金を使っているパターンです。
毎月の貯金額を決めず、生活費から余った金額だけ貯めようとしているカップルに多いトラブルです。
このトラブルを避けるためには、貯金額をあらかじめ決めて、自動積立しておくと良いです。
④別れる直前に過去の支払い分を請求される
お互いの支払いが偏っている場合に起こりやすいトラブルで「今まで余分に払ってやった費用を払え」と言われてしまいます。
お互いが納得して分担額が偏っていたのなら支払う必要はありませんが、同棲を解消した後までトラブルが続きそうなら、ある程度は支払っておくのが無難です。
あまりにもしつこい場合は警察に相談しましょう。相手はお金を返してほしいのではなく、ただ文句を言って苦しめようとしているだけかもしれません。
同棲向きの間取りで家賃が安いのは2DK
![]() 出典:http://www.fukuoka-chintai.com/1282 |
1LDKや2DK、2LDKなど同棲向きの間取りの中で、一番家賃を抑えやすい間取りは2DKです。
2DKは80年代に流行した間取りで建物が古いことが多く、家賃が安い物件が多いので、家賃を抑えたいカップルに向いています。
LDKタイプの間取りはDKタイプに比べて新しい間取りで、築年数が浅く家賃が高めです。
そのため、1LDKよりも2DKのほうがお部屋の数が多いのに、家賃は2DKのほうが安い場合が多いです。
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