最終更新:2021年1月6日

シャーメゾンの退去手続きの流れや退去費用の相場、クレジットカードで分割できるのか、シャーメゾンの退去費用に関しての口コミやトラブル解決方法などについてご紹介します!
シャーメゾンの退去手続きの流れ
シャーメゾンの退去手続きは、基本的に以下の4つのステップに沿っておこないます。
②退去の立会い希望時間を調整
③公共料金などの清算・移転手続き
④退去当日の立会い・鍵などの返却
シャーメゾンの退去手続きは、お部屋探しMASTではできないので注意してください。
以下で、それぞれのステップを詳しく解説していきます。
①退去日の1ヶ月前までに解約を申し込む
シャーメゾンの退去手続きは、退去日の1ヶ月前までに「積和不動産」に連絡しないといけません。賃貸契約書内に以下のように記載されているので、確認しましょう。
もし、賃貸契約書が見つからない、失くしてしまったという人は、近くの積和不動産に連絡すれば解約申込を受け付けてくれます。
基本的に、平日の9:30~17:00しか解約申込の電話を受け付けていないので注意しましょう。
②退去の立会い希望時間を調整
解約申込をしたら、そのまま退去日と立会い希望時間の調整をおこないます。立会いも、基本的に平日しか受け付けてくれません。
また、シャーメゾンの管理物件だとしても、管理会社の積和不動産ではなく委託先のハウスクリーニング会社が立会いをする場合があります。
その時は、シャーメゾン側からどこに連絡するべきか教えてくれるので、指示に従って調整しましょう。
③公共料金などの清算・移転手続き
電気・ガス・水道などライフラインは、自分で解約手続きを行わなくてはいけません。
ガスは最後に立会いをしなくてはいけませんが、電気や水道はネット上ですぐに解約できるので、退去日の5日前くらいまでに手続きをしておくとラクです。
火災保険は、シャーメゾンが解約手続きを進めてくれる物件と、自分でやらなくてはいけない物件があるので、解約申込時に一緒に確認しておいてください。
そのほか、電話・インターネット・郵便物・保険などの住所変更や解約手続きを忘れずに済ませましょう。
④退去当日の立会い・鍵などの返却
退去日当日は、積和不動産のスタッフもしくは委託されたハウスクリーニング会社のスタッフが来るので、一緒に部屋に汚損がないかチェックしましょう。
シャーメゾンの物件は、立会い時にかなり細かい部分まで確認されるようです。エアコンのスキマや、洗濯機の排水など確認された人もいます。
立会い時に、修繕ヶ所を指摘されますが、納得がいかない場合はその場でストレートに伝えておきましょう。
立会いが終わったら、お部屋の鍵やエアコンのリモコン、各種取扱説明書などを返却して完了です。退去費用については、後日「解約精算明細書」が郵送されてきます。
シャーメゾンの退去費用相場や詳細解説
シャーメゾンの退去費用は、お部屋ごとに違うため公式サイトにも費用例が掲載されていません。そのため、お部屋の設備ごとにいくらくらい必要か、退去立会い後まで不明です。
下記に、修繕費が発生しやすい箇所の目安金額をまとめてみたので、あくまで参考程度にし、おおよその費用を計算してみてください。
修繕費用 | |
---|---|
壁紙の張り替え/㎡ | 750~900円 |
ふすまの張り替え/1枚 | 3,000~4,500円 |
トイレの水垢・カビの清掃 | 5,000~8,000円 |
床材についた汚れ/1ヶ所 | 10,000円 |
サッシのカビの清掃/1ヶ所 | 10,000~20,000円 |
浴室の水垢・カビの清掃 | 10,000〜20,000円 |
キッチンの油汚れの清掃 | 15,000〜25,000円 |
床材の張り替え/1枚 | 8,000~10,000円 |
壁の下地ボードの取り替え | 25,000~60,000円 |
壁紙の張り替え(全面/6畳) | 30,000~40,000円 |
柱の修繕 | 10,000~40,000円 |
カーペットの張り替え | 40,000~60,000円 |
フローリングの張り替え | 80,000~120,000円 |
また、原状回復費用とは別に、ハウスクリーニング代が請求されることが多いです。
シャーメゾンのお部屋だと、一人暮らし向けのワンルーム・1K・1DKの場合、ハウスクリーニング代は約30,000円~約40,000円ほど必要です。
6年以上住み続けた場合は経年劣化で減額の可能性あり
経年劣化とは「普通に暮らしていれば自然とできるキズや汚れ」のことで、修繕費用を入居者ではなく大家さんや管理会社が負担することになっています。
6年以上住み続けると、経年劣化によって壁紙などの価値がほとんど0円まで下がるので、入居者が負担する割合が減ります。
経年劣化に当てはまるキズや汚れは以下のような箇所です。入居者の不注意でできたキズや汚れは、退去費用として請求されます。
・冷蔵庫、TVによる壁の電気ヤケ
・ポスター、カレンダーなどの跡
・画びょう、ピンの穴
・エアコン設置によるビス穴、跡
・自然災害によるガラスの損傷
・耐用年数経過による設備品の故障
・破損や紛失以外の鍵の取り替え
・畳の表替え、裏返し
・フローリングのワックスがけ
・網戸の張り替え
・エアコンの内部洗浄
・台所、トイレの消毒など
退去費用の見積もりで高いと感じた場合は、国土交通省が定める「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」をネットで調べ、経年劣化に当てはまるか確認しましょう。
納得がいかない場合は、退去書類にサインをする前に不動産屋に相談するべきです。
シャーメゾンは退去費用の分割は不可
シャーメゾンは退去費用の分割払いや、クレジットカード払いに対応していないので、現金で支払うしかありません。
どうしても支払期日までにお金を用意できないという人は、すぐにシャーメゾンに相談してみましょう。
期日を伸ばしてくれたり、特例として現金での分割払いに対応してくれる場合があります。
もし、連絡もなしに期日を過ぎた場合は、不動産屋から催促の連絡が入ります。催促に応じなければ家庭裁判所経由で通告書が届き、通告書にも応じなければ、裁判所に出廷になります。
シャーメゾンの退去に関するネット上の反応
シャーメゾンの退去に関するネット上の反応は、退去費用が高かったという人と、敷金が戻ってきたからよかったという人に分かれていました。
以下で、ネット上にあったシャーメゾンの退去に関する口コミを紹介します。
退去時のトラブル事例と解決策
シャーメゾンの退去費用をめぐって起きたトラブル例と対処方法を紹介します。
国民生活センターによると、シャーメゾンの物件かどうかに関わらず、原状回復をめぐるトラブルは2018年度で12,489件も発生しています。
原状回復費をめぐるトラブルは、管理会社や賃貸物件に関わらず起きやすいので、以下の事例と解決策を読んで適切な対応を取りましょう。

家具の日焼けは、日常生活で自然とできる汚損なので「経年劣化」の対象です。そのため、シャーメゾン側が費用を負担しなければいけません。
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」にも記載されていることなので、電話で「ガイドラインの内容と相違がある」と使えるべきです。

2年弱ということは、もしかすると契約期間内に解約したための「違約金」が上乗せされている可能性があります。
請求書の内訳に、違約金など類似の言葉が書かれていた場合は、支払わなくてはいけません。違約金が書かれていなかった場合は、すぐに見積もりを作成した担当者に根拠を聞きましょう。
それでも納得がいかなかった場合は、消費者センターや宅建協会支部などに相談して、妥当性を判断してもらうべきです。

すぐさまシャーメゾンの担当に連絡し「契約時に支払ったお金と、破損させていない部分の取り換え費という不当なものが入ってるのはなぜか」と聞いてみてください。
すぐに、事情の説明と見積書の作り直しをしてくれるはずです。それでも支払えと言われた場合は「消費者センターに相談し、納得がいったら支払います」と伝え、その場を保留にしてください。
後日、消費者センターか宅建協会支部に相談し、専門家の意見を聞きましょう。無料で相談できるうえ、適格なアドバイスがもらえます。
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