2018年7月3日投稿
線路沿いの賃貸物件に住むメリットやデメリットについて解説します!線路沿いの物件に住むのに向いている人の特徴や、音が気になりにくいお部屋の特徴、住み始めてからでも始められる騒音対策も合わせて紹介します!
線路沿いの賃貸に住むメリット
線路沿いの物件は騒音や振動などが酷いという印象が強いですが、次のような線路沿いならではのメリットがあります。
以下の項目で、実際に線路沿いに住んだ人の体験談と合わせて詳しく解説します。
①駅から比較的近い
②帰り道が明るく人通りがある
③窓が線路向きなら日当たりが良い
④家賃が安めに設定されている
⑤音を気にする隣人が少ない
①駅から比較的近い
線路沿いの物件は駅から近く、駅徒歩10分以内くらいで帰宅できる物件が多いです。
また、駅から線路に沿って歩くので道なりがまっすぐで、入り組んだ道を歩く必要がありません。
②帰り道が明るく人通りがある
とくに都市部にある線路沿いの道は、街灯がきちんと整備されている場所が多いため、夜でも明るいです。
また、線路沿いの道は通勤通学に利用する人が多いため、利用者が多い駅であれば、常に人通りがあります。
明るく人通りが多い道は防犯性が高く、女性の一人暮らしでも安心できます。
③窓が線路向きなら日当たりが良い
お部屋の窓が線路のほうを向いていれば、日光を遮る大きな建物が無いので、日当たりが良い物件が多いです。
線路沿いだとしても、線路側が壁になっている物件では日当たりは良くならないので注意しましょう。
④家賃が安めに設定されている
線路沿いの物件はイメージがあまり良くないため、家賃が相場よりも安めに設定されている場合が多いです。
また、敷金や礼金などの初期費用が安くなっている場合もあります。
⑤音を気にする隣人が少ない
線路沿いの物件に住んでいる人は騒音を気にしない人が多いので、騒音に関してトラブルになってしまう可能性が低いです。
ただし「電車の音は我慢できるが他の騒音は耐えられない」という人もいるので、音を気にせず生活して良いわけではありません。
線路沿いの賃貸に住むデメリット
線路沿いの賃貸物件に住むと、次の一覧のようなデメリットがあります。以下の項目で、デメリットを感じたことがある人の体験談も合わせて解説します。
①騒音問題がある
②電車が通るたびに建物が揺れる
③室内や洗濯物が見えることがある
④窓や洗濯物が汚れやすい
①騒音問題がある
電車が通る音は、当然線路に近ければ近いほどうるさく聞こえます。騒音対策として二重窓になっていても、室内にいれば聞こえる物件がほとんどです。
また、深夜から早朝にかけての電車が通らない時間帯には、線路が頻繁に工事されます。工事期間中、完全に静かになる時間帯はほとんどありません。
線路沿いの賃貸を内見する際は、窓や玄関ドアを締め切った状態で電車の騒音具合を確かめてみましょう。うるさいと感じるなら、住まないほうが良いです。
②電車が通るたびに建物が揺れる
築年数や建物構造によって差はありますが、電車が建物のそばを通るたびに揺れる建物がほとんどです。
とくに線路から10m以内の場所に建っている木造や軽量鉄骨造のアパートの場合、振動が伝わりやすいです。
③室内や洗濯物が見えることがある
窓が線路側を向いていると、電車から室内や洗濯物が見えてしまう場合があります。
電車や通りから室内が見えてしまうのは防犯上好ましくないので、女性はとくに1、2階などの低層階に住むのを避けましょう。
また、男性でも洗濯物は見えない高さに干したり、ミラーレースカーテンをつけるなどして、室内や洗濯物が見えないように対策したほうが良いです。
④窓や洗濯物が汚れやすい
電車が通過する際、ホコリや粉じんが発生して、風で飛び散ります。もしベランダやバルコニーが線路側にあると、洗濯物や窓ガラスが汚れやすいです。
また、通気口を開放したり網戸にしていると、ホコリや粉じんが入ってきて、室内の通気口周りや窓際の床材が黒ずむことがあります。
線路沿いの物件が向いている人
線路沿いの賃貸物件に住むのに向いている人の特徴をまとめてみました。以下の項目に多く当てはまっている人は、線路沿いのお部屋を探すと良いです。
・騒音や振動が気にならない
・騒音や振動よりも家賃の安さが優先
・女性の一人暮らしで防犯性が気になる
・帰宅が遅く電車が通る時間は外にいる
線路沿いでも音が気になりにくいお部屋の特徴
以下のような賃貸のお部屋は、線路沿いだとしても騒音が気になりにくいです。以下の項目で詳しく解説するので、線路沿いのお部屋を探す際の参考にしてみてください。
①建物構造がコンクリート製
②窓やサッシが防音用になっている
③お部屋の階数が5階~8階くらい
①建物構造がコンクリート製
建物構造がコンクリート製の物件は、他の構造よりも防音性が優れています。同じコンクリート造の中でも、鉄筋コンクリート造より鉄骨鉄筋コンクリート造のほうが防音性が高いです。
コンクリート造と比べると、鉄骨造や木造の防音性は非常に低いです。
②窓やサッシが防音用になっている
ペアガラスや、防音合わせガラスが使われた防音窓、既存の窓の内側にもう1つ窓を設置した防音サッシが使われているお部屋は、普通のお部屋と比べて防音性が高いです。
ただ、防音用の窓やサッシになっていても完全に音を遮断できるわけではなく、あくまで「無いよりマシ」といったレベルの設備です。
内見した際にどれくらい音が聞こえるのかきちんと確認しましょう。
③お部屋の階数が5階~8階くらい
一般的に、音は距離が離れるほど小さく聞こえるので、高い階のお部屋に住むほど騒音が軽減されます。
ただし、高層階は電車の騒音とは別に、風圧による騒音が低層階に比べて強くなる傾向があります。5階~8階くらいのお部屋なら、電車の騒音も風の騒音もあまり気にならない可能性が高いです。
住み始めてからできる騒音対策
住み始めてからでもできる、電車の音を軽減する騒音対策を5つ紹介します。以下の項目で詳しく解説しますが、どの対策をしても完全に音を遮ることはできません。
あくまで、大きすぎる騒音を軽減するための対策として参考にしてみてください。
①防音カーテンをつける
②防音テープをつける
③線路側の壁に家具を並べる
④普段はテレビをつけておく
⑤耳栓やヘッドホンを着けて寝る
①防音カーテンをつける
防音カーテンは高音を防ぐのに優れているので、レールと車輪が擦れる際の「キーッ」という金属音を防ぎやすいです。
ただ、電車が通過する際の騒音には中低音域の音も含まれているので、防音カーテンだけでは対策しきれません。ガタンゴトンという地鳴りを含む重低音はほとんど防げません。
②防音テープをつける
玄関ドアやサッシのすき間に厚みのある防音テープを貼れば、騒音を少し和らげられます。線路側に向いている玄関ドアやサッシにとくに有効です。
ただ、防音テープは窓やドアの開閉の妨げになることも多いので、慎重に取り付けてください。
③線路側の壁に家具を並べる
お部屋の線路側が窓ではなく壁なら、線路側の壁に集中して家具を並べると良いです。家具が緩衝材になって、騒音をやわらげられます。
④普段はテレビをつけておく
周りの住人に迷惑にならない程度の音でテレビをつけてみましょう。電車の騒音が無くなるわけではありませんが、騒音よりも気になる内容の音が聞こえることで、騒音が気になりにくいです。
⑤耳栓やヘッドホンを着けて寝る
寝るときに騒音が気になるなら、耳栓やヘッドホンを付けたまま寝ると良いです。ノイズキャンセリング機能付きのヘッドホンならほぼ完全に音を遮断できます。
ただ、もちろん目覚まし時計やアラームの音も聞こえなくなるので注意しましょう。
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