
入居審査で落ちる割合が高いのはどんな人?という疑問にお答えします!大家さんは何が不安で入居審査するのか、支払い能力はどうやって審査されているのかをご説明します。また、入居審査に通りやすくなる5つのコツも大公開しています!
入居審査で落ちる割合が高い人の特徴
入居審査で落ちる割合が高いのは、以下のような特徴がある人です。
・近隣住民とトラブルを起こしそう
・部屋を乱雑に扱いそう
なかでも、入居審査でもっとも重要になるのはきちんと家賃を支払えるかどうかという点です。
毎月の家賃を支払えるだけの十分な収入がない人や、病気の療養などで収入が途絶えたときに代わりに家賃を支払う連帯保証人がいない人は、審査に落ちる割合が高いです。
また、内見の時などの振る舞いが乱暴だった人も、近隣住民とトラブルを起こしたり、お部屋を乱雑に使いそうと捉えられるので、審査に落ちやすいです。
大家さんはどんな点で不安を感じているの?
日本賃貸住宅管理協会が公表した調査報告書によると、大家さんは以下のような点で不安を感じていて、審査を通して入居者を選んでいます。
グラフ上のパーセントは、それぞれの理由を審査基準に入れている大家さんの割合です。大家さんは複数の項目で入居審査をするので、合計が100%を超えています。
参考:日本賃貸住宅管理協会による調査報告書
上記のグラフから家賃の支払い能力と、お部屋をキレイに使ってくれるかどうかがもっとも重要視されているのが分かります。
退職や孤独死の危険がある高齢者や、言語や習慣の違いがある外国人、お仕事が夜勤でほかの住民と生活リズムが合わない人なども、トラブルが起きる危険があるので避けられる傾向にあります。
支払い能力はどうやって審査されるの?
家賃の支払い能力は、入居申込の際に提出した収入証明書で審査されます。
審査に通るための目安は家賃の36倍の年収です。以下に、家賃ごとの年収の目安をまとめましたので、参考にしてください。
家賃 | 年収 |
---|---|
5万円 | 180万円以上 |
6万円 | 216万円以上 |
7万円 | 252万円以上 |
8万円 | 288万円以上 |
9万円 | 324万円以上 |
10万円 | 360万円以上 |
11万円 | 396万円以上 |
12万円 | 432万円以上 |
収入の条件を満たしていても、フリーター・契約社員のように雇用形態が不安定だったり、フリーランス・個人事業主のように収入にブレがある人は、審査に落ちる割合が高いです。
また、正社員として働いていても、勤続年数が短いと断られることがあります。入社して間もない人は、退職する危険が高いと考えられるからです。
連帯保証人を用意できていない人も、審査に落ちやすいです。連帯保証人がいないと、入居者が家賃滞納した際にお金を請求することができないからです。
保証会社を使うならクレジットや家賃の滞納履歴で審査される場合もある
保証会社を使って入居する場合は、クレジットカードやローンの返済履歴、以前の物件での家賃滞納歴を調べられて、支払い能力を審査されることがあります。
クレジットカードやローン、家賃の滞納履歴がある人は、きちんと家賃を支払わない可能性があると考えられて、審査で落とされやすいです。
以下に、信用情報や家賃滞納歴などを使って審査する保証会社をまとめましたので、参考にしてください。
・株式会社エポスカード
・オリエントコーポレーション(オリコ)
・株式会社ジャックス
・株式会社クレディセゾン
・セディナ 三井住友フィナンシャル
・ライフカード株式会社
・株式会社アルファー
・エルズサポート株式会社
・株式会社近畿保証サービス
・興和アシスト株式会社
・ジェイリース株式会社
・全保連株式会社
・賃住保証サービス株式会社
・ニッポンインシュア株式会社
・ホームネット株式会社
・株式会社ランドインシュア
信用情報の考え方として落とし穴になりやすいのが、スマートフォン代金の支払滞納です。スマートフォンを分割払いで購入している場合、携帯会社でローンを組んでいる扱いになります。
毎月の電話代と一緒にローンを返済しているので、少しでも支払いが遅れると信用情報に滞納の記録が残ってしまいます。
入居審査に通りやすくなる5つのコツ
入居審査に通りやすくなるコツは、以下の5つです。それぞれのコツについて、詳しく解説するので入居審査に不安がある方は参考にしてください。
②保証会社は独立系をにする
③来店時の身なりや言葉遣いに気を付ける
④預貯金審査を通してもらう
⑤代理契約で入居する
①安定収入がある親族を連帯保証人にする
安定した収入のある連帯保証人を立てれば、もしものときにも踏み倒されるリスクが下がるので、審査に通りやすくなります。
年収の目安は家賃の36倍です。ただし、連帯保証人が賃貸物件に住んでいる場合は、もっと大きな金額が必要です。
また、2親等以内の親族(父母、子、祖父母、孫、兄弟姉妹)であることが望ましいです。両親が年金生活で収入が低いならば、会社勤めの兄弟にお願いする方が審査に通りやすいです。
ちなみに、たとえ安定して十分な収入があったとしても、友人や上司などを連帯保証人にするのは現実的ではありません。
②保証会社は独立系にする
保証会社を使う場合は「独立系」と呼ばれる企業が対応している物件を選ぶと審査に通りやすいです。
他社やクレジット会社と情報を共有していない保証会社を「独立系」といいます。クレジットカード、ローン、家賃の滞納などが原因で落とされる危険がなくなります。
下記に、独立系の主な保証会社をまとめましたので、参考にしてください。
・株式会社Casa(カーサ)
・日本セーフティー株式会社
・日本賃貸保証株式会社(JID)
ただし、どの保証会社を使うのかは、物件によってある程度決まっています。入居者側で自由には選べないので、お部屋探しの段階で不動産屋に相談して、紹介してもらう物件を絞ると良いです。
③来店時の身なりや言葉遣いに気を付ける
お部屋を乱雑に使わないか、近隣住民とトラブルを起こさないかという点を気にしている大家さんは多いので、不動産屋に行くときには身だしなみを整え、物腰を柔らかくすると良いです。
契約前に大家さんと会うことはほとんどありませんが、不動産屋の担当者に良い印象を与えると「信頼できそうな人」と伝えてもらえることがあります。
反対に、不潔な服装で不動産屋に行ったり、乱暴な言葉遣いを使っていると、大家さんに悪い印象を伝えられる危険があります。
④預貯金審査を通してもらう
入居申し込みの際に、預貯金の残高が分かる通帳のコピーを提出することで、審査に通りやすくなる場合があります。十分な預貯金があれば、支払い能力の証明になるからです。
預貯金の残高を使って入居審査することを「預貯金審査」といいます。収入に対して家賃が少し高い場合や、雇用体系が不安定な場合に効果的な方法です。
ただし、預貯金審査はすべての物件でできるわけではありません。希望する場合は、不動産屋に相談してみましょう。
⑤代理契約で入居する
どうしても入居審査に落ちる割合が高いという人は、親族に「代理契約」をしてもらうことで、お部屋を借りられます。「代理契約」とは、入居者とは別の人が賃貸契約を結ぶことをいいます。
代理契約では、実際に住む人ではなく、契約者の支払い能力が審査の判断材料になります。十分な収入のある親族に頼んでみましょう。
代理契約をしたい場合は、必ず、入居申し込みの前に不動産屋に相談します。無断で契約者以外の人が住むことは「転貸」「又貸し」という違反行為になります。
審査期間は普通どれくらいかかる?
入居審査には3~10日ほどかかるのが一般的です。
不動産屋が書類を準備するのに1日、大家さんが申込内容を確認するのに1日、入居させて大丈夫か審査するのに1日という感じで、最短でも3日はかかると考えましょう。
連絡が遅いからといって、審査に落ちているとは限りません。不動産屋のスタッフが足りていない、大家さんとなかなか連絡が取れないなどの理由で時間がかかることはあります。
また、審査に落ちていたとしても、不動産屋からは必ず連絡があります。もしも10日待っても連絡がない場合は、自分から電話をかけましょう。
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