最終更新:2021年1月15日

入居審査で落ちる割合が高いのはどんな人?という疑問にお答えします!審査に落ちる可能性を減らすために必要な知識を徹底解説します。
審査に落ちやすい人の特徴や、大家さんは何が不安で入居審査するのか、入居審査では何を審査されているのかを説明します。
また、入居審査に通りやすくなるコツと、審査に落ちてしまった場合の対処方法も大公開しています!
落ちる割合が高い人の特徴
そもそも入居審査とは、大家さんや管理会社が「この人にお部屋を貸して大丈夫か?」「家賃を支払い続けられるか?」などの項目をチェックすることです。
入居審査に通過できないと、お部屋を借りることはできません。審査の厳しさはお部屋によって異なりますが、割合でいうと1~2割の人は審査に落ちてしまいます。
とくに、下記の項目に当てはまる人は審査に落ちやすいです。まずは特徴を解説します。
・近隣住民とトラブルを起こしそう
・お部屋を乱雑に扱いそう
・信用情報に傷がある
・引っ越しの理由があいまい
家賃を滞納しそう
とくに重要視されるのは、家賃をきちんと支払えるかどうかです。入居後に「滞納したからすぐに出ていってほしい」と言っても、すぐには追い出せないからです。
収入が少ない・安定していないと思われると、厳しめに審査されます。また、収入に対して家賃が高すぎると、審査に落ちやすいです。
近隣住民とトラブルを起こしそう
態度が高圧的な人や、見た目がハデすぎる人は厳しめに審査されます。近隣の住民に迷惑をかける人がいると、クレーム対応や空室が増えて損失が大きいからです。
また、不動産屋に対する態度がよくない人も審査に落ちます。問題のある人を、大家さんや管理会社に紹介できないからです。
お部屋を乱雑に扱いそう
大家さんや管理会社は「お部屋を乱暴に使われないか」「退去時に修繕費用でもめそうか」なども審査しています。
内見の時などの振る舞いが乱暴だと、お部屋を乱雑に扱いそうと思われてしまうので気を付けましょう。
信用情報に傷がある
家賃の保証会社を利用する場合、保証会社の審査にも通過しないといけません。保証会社には大きく分けて「信販系」「LICC系」「独立系など」の3つがあります。
過去にカードの滞納などで信用情報に傷があるブラックリストの人は、「信販系」の審査が通りません。
落とし穴になりやすいのが、スマートフォン代金の支払滞納です。スマートフォン本体を分割払いで購入している場合、携帯会社でローンを組んでいる扱いになります。
毎月の電話代と一緒にローンを返済しているので、支払いが遅れると信用情報に滞納の記録が残ってしまいます。もし滞納歴があり不安な場合は、早めに不動産屋に相談しましょう。
引っ越しの理由があいまい
引っ越しの理由があいまいな人に貸すのは不安なので、審査に落とされることがあります。引っ越しの理由として言いづらい事情があっても、不動産屋に正直に伝えましょう。
また、不動産屋から大家さんに話した内容と、意思確認の電話などで自分が話す内容が相違していると、審査に落とされやすいです。
大家さんはどんな点で不安を感じているの?
国土交通省が2019年12月に公表したアンケート調査結果によると、大家さんは以下のような入居後のトラブルを抱えています。
参考:国土交通省 2019年 賃貸住宅管理業務アンケート
上記のグラフからもわかるように、大家さんは家賃滞納をもっとも心配しています。多くの大家さんは、お部屋を買った際のローンを家賃収入で返済しているからです。
住んでいる人に家賃滞納をされると、収支は0ではなくマイナスになります。また、家賃滞納があっても、追い出すには時間と労力がかかってしまいます。
入居中の要望対応が多そうな人も審査に落とされやすいです。家賃交渉を重ねたり、契約内容に細かく注文をつけると、入居を断られます。
入居審査は、大家さんや管理会社に安心してもらえる要素が多いほど、通りやすくなります。要望などは、質問や交渉に慣れている不動産屋を、間に挟むようにしましょう。
入居審査が不安なら不動産屋に相談するべき
入居審査に落ちないためには、自分自身の情報を正直にすべて伝え、不動産屋を味方につけることが重要です。
不動産屋は「審査を絶対に通す」ような対応はできません。ただ、審査が通りやすくなるアドバイスをしてくれます。
入居審査に落ちた経験があったり、審査に不安な内容がある方は、チャット不動産屋のイエプラがおすすめです。イエプラなら、審査に強い営業マンを紹介できます!
職業的に入居審査が不安な人や、希望のお部屋の家賃が高めで心配な人も、審査に通りたいならぜひ相談してみてください!
入居審査で確認される項目
入居審査では、以下のような項目を確認されます。審査の途中で質問が入るケースも多いので、不動産屋から連絡が来たらしっかり対応しましょう。
・収入に対する家賃の妥当さ
・就業形態、勤続年数
・連帯保証人の有無
・過去の滞納履歴
家賃の支払い能力は、申し込みのときに提出する収入証明書で確認します。直近の給与明細・源泉徴収票や、税額の決定通知などの提出を求められます。
家賃に対して年収が足りなくても、会社からの家賃補助など補足資料を出せば、審査が通ることもあります。
また、収入の条件を満たしていてもフリーター・契約社員のように雇用形態が不安定だったり、フリーランス・個人事業主のように収入に波がある人は、厳しめに審査されます。
大家さんの不安を解消できれば問題ない場合が多いです。心配な項目があれば、不動産屋に早めに相談してみてください。
審査期間は3~7日ほど
入居審査には3~7日ほどかかるのが、一般的です。定休日や土日祝などを挟むと、10日以上かかる場合もあります。
不動産屋が書類を準備するのに1日、大家さんが申込内容を確認するのに1日、入居させて大丈夫か審査するのに1日という感じで、最短でも3日はかかると考えましょう。
審査結果の連絡が来ないからといって、審査に落ちているとは限りません。大家さんとなかなか連絡が取れないなどの理由で、予定より時間がかかるケースもあります。
また、審査に落ちていたとしても、不動産屋からは必ず連絡があります。もし審査開始から1週間経っても結果が出ない場合、不動産屋に審査の経過を確認したほうが良いです。
審査に落ちる割合を少なくする方法
審査に落ちた理由は、一切教えてもらえないのが通常です。審査に通るためには、対策できる部分を漏れなく押さえておくことが大切です。
審査に落ちる割合を減らす5つのコツを紹介します。ぜひ参考にしてください。
②安定収入がある親族を連帯保証人にする
③来店時の身なりや言葉遣いに気を付ける
④「独立系」の保証会社のお部屋を選ぶ
⑤預貯金で審査してもらう
以下で、1つずつ詳しく説明します。
①家賃が高いお部屋は選ばない
収入に対して家賃が高すぎると、審査が通りにくいです。
審査に通るための目安として家賃の36倍の年収が必要です。以下に、家賃ごとの年収の目安をまとめましたので、参考にしてください。
家賃 | 年収 |
---|---|
5万円 | 180万円以上 |
6万円 | 216万円以上 |
7万円 | 252万円以上 |
8万円 | 288万円以上 |
9万円 | 324万円以上 |
10万円 | 360万円以上 |
11万円 | 396万円以上 |
12万円 | 432万円以上 |
基準に対してギリギリだと、審査に落とされやすいです。手取り収入の3分の1を目安にすると、審査に通りやすいです。
住む人数が2人以上なら、収入を合算して審査してもらえないか不動産屋に相談してみてください。合算して審査してもらえる場合、お部屋の選択肢が広がります。
②安定収入がある親族を連帯保証人にする
連帯保証人を立てるだけで借りられるお部屋は、少なくなってきています。しかし、お部屋によっては、収入のある連帯保証人を立てると審査が通りやすくなります。
連帯保証人になれるのは、お勤めの両親や兄弟で指定されることが多いです。審査が通る年収の目安は家賃の36倍です。
お勤めの親兄弟に、連帯保証人を引き受けてもらえるように相談しておきましょう。連帯保証人が不要な場合でも、緊急時の連絡先は引き受けてもらうことも伝えておきましょう。
③来店時の身なりや言葉遣いに気を付ける
お部屋を乱雑に使わないか、近隣住民とトラブルを起こさないかを気にしている大家さんは多いです。不動産屋に行くときは身だしなみを整え、物腰を柔らかくしましょう。
契約前に大家さんと会うことはほとんどありませんが、不動産屋の担当者に良い印象を与えると「信頼できそうな人」と伝えてもらえることがあります。
反対に、不潔な服装だったり乱暴な言葉遣いで不動産屋に接すると、お部屋の選択肢を絞られてしまいます。厳しい大家さんのお部屋を紹介しても、審査が通らないからです。
④「独立系」の保証会社のお部屋を選ぶ
保証会社を使う場合は「信販系」「LICC系」「独立系など」の3つの種類から「独立系」の保証会社が使える物件を選びましょう。
「独立系」の保証会社は、金融履歴に傷があっても審査に通りやすいです。信用情報や家賃滞納歴を確認せず、独自の基準で審査するからです。審査の難易度は以下の図の通りです。
下記に、おすすめの保証会社をまとめましたので、参考にしてください。
・株式会社Casa(カーサ)
・日本セーフティー株式会社
・日本賃貸保証株式会社(JID)
ただし、どの保証会社を使うのかは、自由には選べません。物件ごとに、大家さんや管理会社が決めています。不動産屋に早めに相談して、紹介してもらう物件を絞ると良いです。
⑤預貯金で審査してもらう
家賃の支払い能力を示すにあたり、預貯金の残高で審査してもらえる場合があります。収入に対して家賃が少し高いときや、雇用形態が不安定な人の補足資料としても効果的です。
貯えがある人は、家賃2年分以上の残高があれば、審査に通りやすいです。預貯金の残高が多いほど、選べるお部屋の幅が広がります。
ただし、預貯金審査はすべての物件でできるわけではありません。希望する場合は、不動産屋に相談してみましょう。
家賃ごとに必要な預貯金の目安をまとめたので、参考にしてください。
預貯金残高の目安 | |
---|---|
家賃5万円 | 125万円以上 |
家賃6万円 | 150万円以上 |
家賃7万円 | 175万円以上 |
家賃8万円 | 200万円以上 |
入居審査に落ちてしまった時の対処法
入居審査に落ちてしまった場合は、内容によっては再チャレンジが可能です。大家さんに入居を断られてしまった場合は難しいですが、以下のような方法もあります。
・親族に代理契約してもらう
・シェアハウスやマンスリーマンションを選ぶ
独立系保証会社のお部屋で再チャレンジ
保証会社の審査に落ちただけであれば、別の保証会社で審査してもらえる場合があります。
審査が甘い保証会社ほど、保証会社の利用料金が高い傾向にあります。保証会社を変えて再チャレンジする場合は、不動産屋に料金を必ず確認しましょう。
親族に代理契約してもらう
自分の名義で審査に落ちたら「代理契約」できないか、不動産屋に確認してもらいましょう。「代理契約」とは、住む人とは別の人が賃貸契約を結ぶことです。
ちなみに、無断で契約者以外の人が住むことは「転貸」「又貸し」という違反行為になるので注意が必要です。
シェアハウスやマンスリーマンションを選ぶ
どうしても入居審査に通らない人には、シェアハウスやマンスリー・ウィークリーマンションをおすすめします。
シェアハウスは「共同生活でトラブルが起きないか」を重要視します。人柄に問題がなければ、審査に通過できます。
マンスリーマンションやウィークリーマンションなどの短期契約では、入居期間の費用を前払いすれば、審査を受けずに入居できるケースがあります。
急ぎの引っ越しが必要なら、一旦は仮住まいとしてシェアハウスやマンスリーに引っ越すのも有効な手段です。納得のいくまでお部屋探しに時間がかけられます。
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