最終更新:2021年1月5日

マンスリーマンションに入居するデメリットとメリットを紹介します!家賃や初期費用はいくら差があるのか、防音性や住民票はどうするのかという疑問や、マンスリーマンションに向いている人の特徴も紹介します!
マンスリーマンションの6つのデメリット
マンスリーマンションは、1ヶ月や3ヶ月など短期間だけ入居できますが、普通の賃貸物件と比較した場合のデメリットは6つあります。
・入居後にインテリアを変えられない
・壁の薄い物件が多い
・住民の質が微妙でトラブルが起きやすい
・お部屋の内見ができない
・住民票を移せない
それぞれのデメリットについて紹介していくので、デメリットを把握したうえでどこに気を付けるべきかの参考にしてください。
普通の賃貸より家賃が高い
マンスリーマンションは、お部屋内に家具が揃っていたり、海外からの旅行者など短期間住む人にニーズが多いので、普通の賃貸物件の2割ほど家賃が高く設定されています。
3ヶ月だけ住むならマンスリーマンションのほうがお得ですが、半年以上滞在する場合は普通の賃貸物件のほうが家賃や初期費用などトータル的に安くなります。
また、物件によっては清掃費とは別に退去費用を請求される場合があるので、トータル的に費用がかさんでしまうことがあります。
入居後にインテリアを変えられない
マンスリーマンションは家具家電などが備え付けられているので、自分好みにインテリアを変更できません。
どうしてもオシャレな内装じゃないと嫌という人は、元からオシャレな内装になっているお部屋や、デザイナーズ物件のマンスリーマンションを探しましょう。
壁の薄い物件が多い
マンスリーマンションは、木造と同じくらい防音性が低い「軽量鉄骨造」で作られている建物が多いので壁が薄いです。
廊下を歩く足音が丸聞こえだったり、両隣や上の階の生活音が丸聞こえです。物音に敏感な人だと、夜に寝れない可能性があります。
少しでも防音性を重視するなら、家賃が高くなりますがRC造(鉄筋コンクリート造)で作られているマンスリーマンションを探してください。
住民とのトラブルが起きやすい
マンスリーマンションのほとんどが前金制で、身元がはっきりしていてお金を支払えれば、すぐに審査が通るので誰でも入居できます。そのため、入居者の質が悪い事があります。
観光地なら、外国人旅行客が多く集まるので、文化の違いによるトラブルが起きやすいです。
また、出張や単身赴任の人や、受験生、イベントなどで集まった旅行客など、目的や生活スタイルがバラバラな人が集まるので、ゆっくり休めずストレスが溜まります。
お部屋の内見ができない
普通の賃貸物件の場合、お部屋を内見し、広さや設備などを確認後契約しますが、マンスリーマンションは内見できません。
そのため、事前にホームページで写真や間取りを確認し、マップなどで周辺施設を把握しなければいけません。ネットで調べても不明点が残る場合、直接管理会社に問い合わせてください。
住民票を移せない
住民票は「1年以上継続して生活の本拠が移る場合のみ」移動できるので、短期間だけ住むマンスリーマンションは適応されません。
また、ほとんどのマンスリーマンションは物件情報や契約書に「住民票移動不可」と明記されています。
マンスリーマンションの5つのメリット
マンスリーマンションはデメリットばかりではありません。短期間だけ入居したい人にとっては、5つのメリットがあります。
・初期費用が安い
・入居審査が緩い
・インターネット完備のお部屋が多い
・電気・ガス・水道の手続きが不要
最小限の荷物で引っ越せる
マンスリーマンションは家具家電が備え付けられているので、最低限の荷物で引っ越しできます。基本的に、下記の家具家電が設置されています。
・電子レンジ
・カーテン
・冷蔵庫/冷凍庫
・ベッド
・エアコン
・テレビ
また、備え付けの家具家電だけでなく、レンタル可能な家具家電もあるので、滞在日数に応じて必要な物を厳選して引っ越しましょう。
・トースター
・DVDプレイヤー
・アイロン
・アイロン台
・電気ケトル
・カーテン
・照明
・掃除機
・寝具セット
・ダイニングセット
物件によって備え付けられている家具家電が違うので、事前にホームページ上で確認しておきましょう。
初期費用が安い
マンスリーマンションは、敷金・礼金・仲介手数料が不要なので、普通の賃貸に住むより初期費用がかなり安いです。保険料や鍵交換費用も不要な場合が多いです。
吉祥寺駅から徒歩5分以内・築20年・1Kの実在の物件を参考に3カ月間だけ入居した場合、どれくらい初期費用が違うか比較してみたところ、約半額も差が出ました。
マンスリー | 普通の賃貸 | |
---|---|---|
敷金 | なし | 90,000円 |
礼金 | なし | 90,000円 |
保険料 | なし | 15,000円 |
仲介手数料 | なし | 90,000円 |
清掃費 | 16,200円 | 退去時に決まる |
家具家電購入費 | なし | 100,000円 |
家賃 | 99,000円×3ヶ月 | 70,000円×3ヶ月 |
管理共益費 | 3,000円×3ヶ月 | 3,000円×3ヶ月 |
水道光熱費 | 18,000円×3ヶ月 | 10,000円×3ヶ月 |
合計 | 約376,200円 | 約634,000円 |
また、物件によっては清掃費とは別に退去費用を請求されることがあるので、トラブルにならないよう事前に確認しておきましょう。
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入居審査が緩い
マンスリーマンションは、基本的に身元確認がとれれば審査に通るのでかなり緩いです。必要書類も少なく、身分証明書の写し(顔写真付き)と申込書類をFAXやメールで送るだけです。
中には、審査不要で事前に家賃の振込が済めば、そのまま入居出来るマンスリーマンションもあります。
インターネット完備のお部屋が多い
自分で契約しなくても、ほとんどのマンスリーマンションがWi-Fiの接続が可能です。もしくは、家賃の中にすでにインターネット料金が含まれているケースが多いです。
物件によって、無線LANか有線接続かは異なります。ちなみに、データ通信を多く使う人向けに、使い放題プランなどがオプションで用意されている物件もあります。
電気・ガス・水道の手続きが不要
マンスリーマンションは普通の賃貸と違い、自分でガス会社や電気会社に電話して、手続きする必要がありません。
基本的に、料金が固定されており、水・ガス・電気をどれだけ使っても1日当たり約800円、1ヶ月で約24,000円くらいが相場です。
たくさん使っても、全く使わなくても一定の料金が請求されるので、あまり使わない人や家を空けることが多い人ほど損します。
マンスリーマンションが向いている人の特徴
マンスリーマンションは基本的に、1ヶ月~半年間くらいしか入居しないうえ、最低限な荷物で引っ越ししたい人に向いています。
下記に当てはまる人は、普通の賃貸物件やビジネスホテルに泊まるより、マンスリーマンションを借りたほうが費用を抑えられます。
・短期間の単身赴任
・海外からの一時帰国
・1ヶ月以上滞在が必要な就職活動や大学受験
・持ち家のリフォームや建て替え時の仮住まい
・遠方で入院している人の付き添い
ちなみに、1ヶ月以下しか入居予定がない人は、マンスリーマンションで1ヶ月契約をするか、1週間単位で借りられるウィークリーマンションのほうが良いです。
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