木造アパートのメリット・デメリットとは?気になる防音性も紹介!

部屋探しの知恵

中村

この記事の監修:中村
「家AGENT」店長

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木造の物件

木造アパートの防音性や耐震性ってどうなの?といった、木造アパートのメリット・デメリットについて解説します。木造アパートで快適に生活するコツや、木造アパートの選び方についてもあわせて紹介します!

木造アパートのメリットデメリット

木造アパートのメリットとデメリットを一覧で紹介します。

下の項目でそれぞれ詳しく解説しますので、木造アパートに住むか住まないかを判断してみてください。

木造アパートのメリット

・建築コストが低いので家賃が安い
・管理費がかからない物件が多い
・他の構造より通気性が高く湿気がこもりにくい
・柱が無いためお部屋のレイアウトがしやすい
・ツーバイフォー工法の採用で耐震性が高い
・おしゃれな木造アパートが増えている

木造アパートに住むメリットは、他の建物構造と比べて家賃が安いところです。

マンションタイプに多い、オートロックやエレベーターなどの共有設備がないので管理費がかからない物件が多いです。

木でできているので、コンクリートや鉄骨でできている建物と比べると通気性が高いです。熱がこもりにくく寒いときでも結露があまり出ません。

近年ではツーバイフォー工法という耐震性の高い建築工法が採用されている物件も多いので、従来の木造アパートよりも耐震性が高いです。

梁(はり)と呼ばれる、天井の出っ張りもないので家具のレイアウトがしやすいのも特徴です。

木造アパートのデメリット

・建物構造の中で1番防音性が低い
・気密性が低く冷暖房が効きづらい
・木は燃えやすいのでやや耐火性が低い
・1981年6月以前の木造アパートは耐震性が低い
・築年数が古いと害虫が発生しやすい

木造アパートのデメリットは、やはり防音性が低いところです。隣人のテレビの音や、話し声などが筒抜けの物件も少なくありません。

気密性が低いのも木造アパートの特徴です。冷暖房が効きづらいので光熱費がかさむことが多いです。

また、木で出来ているので耐火性や害虫の発生に関しても心配なところです。

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木造アパートは防音性が低い

新しめの木造アパート
木造物件は、建物構造の中で1番防音性が低いです。周囲の音が聞こえやすく、また自分の生活音が外に聞こえやすいです。

隣人のテレビやくしゃみの音、シャワーの音などが聞こえるだけでなく、路上で歩く人の話し声や土砂降りの雨音まで聞こえてきます。とくに築年数が古い木造アパートは、音がよく響きます。

ただし築年数が浅い木造アパートは、壁に防音素材が使われていることがあるので、すべての木造アパートの防音性が低いわけではないです。他の物件と比べると、防音性が低いというだけです。

木造と軽量鉄骨造の防音性はほぼ同じ

防音性についてを、木造・軽量鉄骨造・重量鉄骨造・RC造(鉄筋コンクリート)・SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)で比較してみました。1番防音性が高いSRC造をMAX10として紹介します。

建物構造ごとの防音性比較のグラフ
木造 テレビや電話の声などの生活音が丸聞こえ
軽量鉄骨造 多少音量が軽減されるが、生活音はほぼ聞こえる
重量鉄骨造 洗濯機や掃除機などは少し聞こえるが気にならない
RC造 子どもの泣き声や走り回る音は聞こえる
SRC造 防音性が高く外の音が聞こえてこない

実は、木造と軽量鉄骨造の防音性はほぼ同じです。あくまで骨組みに使われる柱が木造か鉄骨かの違いだけです。

軽量鉄骨造は、隣の部屋のテレビの音が聞こえてきたり、洗濯機やシャワーの音が聞こえてきます。とくに足音などの低音が響きやすいです。

鉄骨造は、木造よりは音を遮りますが、洗濯機や足音など低音や振動が響くので体感的には同じです。

ただし、キッチンが出っ張った造りや、壁側にクローゼットがあるなど、間取りにより音が響きにくいお部屋があります。

RC造とSRC造は、コンクリートの壁の厚みにより防音性は高いです。ただ、子どもの泣き声や走り回る音は響いてきます。

内見時に防音性を確認する方法

壁に耳を当てる男性

木造アパートの防音性は、内見時に確認しましょう。確認方法は以下になります。

防音性を確認する方法
・お部屋の中央で手を叩いてみる
・壁をノックしてみる
・営業マンに廊下を歩いてもらう
・窓を開けて隣の建物との間隔を確かめる
・物件の周辺環境を確認する

お部屋の中央で手を叩いてみる

お部屋の中央で、大きな音が鳴るように手を叩いてみてください。

防音性が低い場合は、壁に音が跳ね返り、振動とともに音が部屋中に反響します。すぐに音が消えた場合でも、壁に吸収されずに外に音が漏れていることがあるので、次の方法を試しましょう。

壁をノックしてみる

壁の中をノックしてください。高く軽めの音が聞こえてきた場合は、壁が薄いので防音性が低いです。ゴツゴツと、低く鈍い音が聞こえてきた場合は、壁が分厚いので防音性が高いです。

営業マンに廊下を歩いてもらう

不動産屋の営業マンに、物件の共有廊下を歩いてもらいましょう。扉を締め切った状態で足音が聞こえてきた場合は、防音性が低いです。

また、実際の音の聞こえかたがわかるので、このくらいの聞こえ方なら自分は大丈夫という判断材料にもなります。

窓を開けて隣の建物との間隔を確かめる

お部屋の窓を開けて、隣の建物との間隔を確かめましょう。お部屋の窓と、隣の建物の窓の位置が同じの場合、お互いの生活音が聞こえる可能性があります。

物件の周辺環境を確認する

内見時は、駅から物件までの道を実際に歩いてみて、近くに保育園や学校、大きな公園はないか、音が出る工場はないかなど、周辺環境を確認しましょう。

建築コストが低いので家賃が安い

お金と通帳
木造アパートは、建物構造の中でも建設コストが安いため、家賃が低めに設定されています。

材料となる木材は、鉄骨などと比べて安く手に入ります。木材は軽くて加工しやすく、RC・SRC造よりもコンクリートの使用量も少ないので建設コストが抑えられます。

また、マンションタイプの物件によくあるオートロックや、エレベーター、エントランスなどの共用設備がないことが多く、管理費がかからないため家賃が抑えられます。

以下の表は、東京23区内でワンルーム・1K・1DKのお部屋の家賃を建物構造ごとに調べたものです。木造物件の家賃は他の建物構造よりも8千円~2万5千円安いです。

ワンルーム 1K 1DK 平均額
木造 3.5万円 4.2万円 5.5万円 4.4万円
鉄骨造 4.6万円 5万円 6.3万円 5.2万円
RC造 5.1万円 5.7万円 7.4万円 6万円
SRC造 6.2万円 6.6万円 8.2万円 7万円

1981年6月以降の物件は耐震性が高い

アパート
1981年6月以降に建てられた物件は、以前に建てられた物件よりも頑丈にできていて、耐震性が高いです。

1981年6月1日に新耐震基準が制定されて、旧耐震基準の「震度5程度の地震で倒壊しない」という基準から「震度6強から7までの地震で倒壊しない」という基準に変わっているためです。

さらに2000年6月1日には、新耐震基準の内容が変更され、さらに耐震性が強化されています。

家賃を抑えたいけど耐震性が気になるという人は、2000年以降に建てられた新しい物件でお部屋を探しましょう。

また、物件がある土地が埋め立て地かどうかや、過去に大きい地震があったかなどを調べるとより安心して物件選びができるでしょう。

耐火性は低いが強度が失われにくい

燃える木
木はたしかに燃えやすいですが、鉄に比べて強度が失われにくいので火災に強いです。

木は燃えると炭化層と呼ばれる層ができ、空気を通しにくくするため芯まで燃えるには時間がかかります。そのため鉄でできた物件よりも、倒壊の可能性が低いです。

一方の鉄は、燃えにくいものの高熱で強度が急激に失われてしまうので、木造よりも倒壊の危険性が高くなります。

通気性が高く湿気や熱がこもりにくい

木造の物件は、柱や壁の間に隙間を開けて建てられているので通気性が高く、鉄筋造やコンクリート造に比べて湿気や熱がこもりにくいです。

そのため、窓の結露やカビが発生しにくく、夏場は暑くなりにくいです。

築年数が古い物件ほど木造が多い理由は、日本が1年を通して気温が大きく変わる気候で、通気性が高い木造物件が好まれていたためです。

新しい物件は技術が進歩しているため、木造物件でなくても通気性対策が取りやすいです。

木造とコンクリート造の通気性の違い

柱が出っ張らないので家具を置きやすい

木造のお部屋は、柱が出っ張らず壁や天井に凹凸がないので、家具をレイアウトしやすいです。

一方で鉄筋造やコンクリート造のお部屋は、天井や壁が柱や梁(はり)で凹凸があり、家具を置きづらい形であることが多いです。

出っ張りがない木造の例 出っ張りがある鉄骨造の例
出っ張りがない木造の例 出っ張りがある鉄骨造の例

出典:http://faisisiba.naganoblog.jp/e357061.html

気密性が低くエアコンが効きづらい

エアコン
木造物件は気密性が低いため、風通しが良いぶん冷暖房が効きづらく、冬場は寒くなりやすいです。

木造物件は、結露や湿気を防ぐために柱や壁の間に空間があります。一方、コンクリート造は型にコンクリートを流し込んで建物の基礎を作るので、すき間が無く、気密性が非常に高いです。

築年数が古いと害虫が発生しやすい

シロアリ被害
木は湿気を吸収しやすい性質で、築年数が古いほど湿気をため込んでいます。白アリなどの害虫は湿気を含んだ木を好むので、築年数が古い木造建築ほど害虫が発生しやすいです。

とくに1階は害虫が発生しやすいので、念入りに対策するべきです。入居する際には家具を運び込む前にバルサンなどの殺虫剤を使いましょう。

▶ゴキブリが出やすい物件の特徴はこちら

おしゃれな木造アパートが増えている

おしゃれなアパート
「木造=和風で古臭い」というイメージを持っている人も多いですが、現代風のおしゃれな木造アパートがたくさんあります。

新築の物件はもちろんのこと、築年数が古い物件でもリノベーションによって洋風の木造アパート生まれ変わっている物件や、木造を活かした古民家風のアパートもあります。

木造アパートで快適に住むコツ

やる気を出す人
木造ならではのデメリットをできるだけ軽減させて、快適に住むためのコツを紹介します。防音性の低さなども、対策次第では快適に住めるかもしれません。

自分でできる防音対策

木造のアパートで、騒音トラブルなく快適に過ごすために、自分でできる防音対策はなるべくしておきましょう。

対策方法
・テレビなど音が出る物は壁から50cm離す
・テレビなど音が出る物の裏に吸音パネルを張る
・壁際に本棚やタンスを置いて音を遮断する
・家電に防振ゴムをつける
・カーペットを敷いて足音などの物音を和らげる
・壁に遮音シートを張る

スリッパやルームシューズを履いたり、踵(かかと)からドスンドスンと歩かないよう気を付けるだけでも、防音対策になります。

暑さ・寒さ対策

夏の暑さと冬の寒さ対策の方法を紹介します。すぐにできる対策ばかりなので、室温で困っている人は試してみてください。

暑さ対策
・窓に断熱シートを貼る
・レースのカーテンで直射日光を防ぐ
・エアコン温度を28度にしてつけっぱなしにする
・市販のひんやりグッズを買う
寒さ対策
・断熱シートの上にカーペットを敷く
・エアコンの風向きを下向きにして足元を温める
・スリッパや室内シューズを履く
・ドアにすきま風ストッパーをはさむ

防火対策

仮に、火事になってしまったら、一瞬にしてすべてのものを失います。木造アパートで防火設備が気になる人は、下記の対策を徹底しましょう。

・料理しているときに目を離さない
・コンセント周辺の埃を定期的に掃除する
・お部屋の中や野外にゴミを放置しない
・寝タバコをしない
・市販の消化グッズを購入しておく

万が一火事が起きてしまっても慌てないように、物件に備え付けられている消化器の場所や避難経路なども合わせて確認しておくとより安心です。

害虫対策

基本的には、お部屋を清潔に保つようにしていれば、害虫の発生を防げます。虫が嫌い、事前に対策しておきたいという人は、下記の方法を試してみてください。

・食べ残しは密封して冷蔵庫にしまう
・食器や水回りは汚れたらすぐ洗って乾燥させる
・掃除して虫のエサになる髪やホコリを取り除く
・除湿器で湿度を低く保つ
・ハッカ油など虫が嫌がる液体をドアや窓に吹く
・入居前にバルサンなどの殺虫剤を撒いておく
・1月~3月頃の冷たい空気で長時間換気する

木造アパートを選ぶ際の5つのコツ

ポイント
防音性が低いなど、木造ならではのデメリットをできるだけ抑えた物件を見つけたい人向けに、良いお部屋を選ぶコツをご紹介します。

①道路に面していない角部屋を選ぶ
②コンビニや飲食店の近くは避ける
③近くに線路などがある場所は避ける
④2階以上のお部屋を選ぶ
⑤居室同士が隣り合っていないお部屋を選ぶ

①道路に面していない角部屋を選ぶ

角部屋は隣り合っているお部屋が1つだけなので、騒音が少ないです。ただし、大通りに面している角部屋は車の騒音が響くので、避けたほうが良いです。

また、角部屋はほかの部屋と間取りが異なり、家賃が少し高くなっていることがあるので注意しましょう。

②コンビニや飲食店の近くは避ける

コンビニや飲食店はゴミや油が出やすく、虫が発生します。木造の物件は他の構造に比べて虫が集まりやすいので、コンビニや飲食店からはできるだけ離れた場所にある物件を選ぶべきです。

特に、建物の1階で飲食店が営業している建物は極力避けましょう。虫だけでなく、料理のにおいが部屋まで届くことがあります。

③近くに線路などがある場所は避ける

木造は防音性が低いため、隣の部屋だけでなく、外の音も聞こえやすいです。線路や幹線道路など、騒音のもとになる場所の近くは避けましょう。

また、線路に近い場合は、電車が通った際にお部屋が揺れることがあります。

もし内見の際に電車が通って揺れが気になったら、避けたほうが良いです。終電や始発の時間など、深夜や早朝でも揺れる可能性があります。

④2階以上のお部屋を選ぶ

1階のお部屋は、不審者が外から侵入しやすい、虫が出やすい、上階の音が響きやすいなど、デメリットが多いです。

木造建築の場合は虫の被害と騒音の問題が特に起こりやすいので、できるだけ2階以上のお部屋に住むべきです。

⑤居室同士が隣り合っていないお部屋を選ぶ

隣のお部屋の居室と自室の居室が隣り合っている物件は、隣のお部屋の生活音が聞こえやすいです。

お部屋とお部屋との間に、収納スペースやトイレ、お風呂などがある間取りのお部屋を選ぶと良いです。

ネット上の物件情報で隣のお部屋と居室が隣り合っていないかどうか分からないときは、不動産屋に聞けば教えてくれることがあります。

音が響きにくい間取りの例
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