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木造アパートの防音性やメリットデメリットを徹底解説!音漏れはどれくらい?

木造の物件

「木造アパートにしたいがやめとけと言われた」「家賃が安いから気になっている」という人向けに、メリットとデメリットをまとめました。

防音性や隣室の音漏れはどんな感じなのか、実際に住んだことのある人の体験談を含めて紹介します!

耐震性や耐火性なども解説するので、木造アパートの住み心地が丸わかりです!

木造アパートのデメリット一覧

木造アパートのデメリットを、ほかの建物構造と比較して解説します。

主なデメリットは、以下の5つです。

①防音性が低い
②冷暖房が効きづらい
③害虫の発生リスクが高くなる
④築年数が古い場合は耐震性が低い
⑤耐火性が低い

「木造アパートはやめとけ」「木造アパートに住むと後悔する」と言われる理由を、詳しく解説していきます。

①防音性が低い

木造は、通気性が良いので音が通りやすく、建物構造の中でも1番防音性が低いです。

日本建築学会が発表している、建物の「遮音等級」を参考に、建物構造ごとの音の聞こえ方をまとめました。

遮音等級 建物構造 音の聞こえ方
L-35 - 日常生活で気になるような音はほぼ聞こえてこない
L-40 SRC造 防音性が高く外からの音も軽減されている
L-45 - 子どもの泣き声や走り回る音は少し聞こえる
L-50 RC造 子どもの泣き声や走り回る音は聞こえる
L-55 - 洗濯機や掃除機は少し聞こえるが気にならない
L-60 重量鉄骨造 足音やドアの開閉音や振動を伴う音が聞こえる
L-65 軽量鉄骨造 多少音量が軽減されるが、生活音はほぼ聞こえる
L-70 - L-75よりマシなレベルで大差はあまりない
L-75 木造 隣室のテレビや電話の音など生活音がかなり聞こえる

引用:日本建築学会編「建築物の遮音性能基準と設計指針」技報堂出版

遮音等級のLは、歩行音やモノを引きずるなどの軽い音(LL値)と、子どもが飛び跳ねたり振動を伴う重たい音(LH値)の総合です。

実際に木造アパートに住んだことのある人に、リアルな音の聞こえ方を聞いてみました。

左右と上の部屋の音はほぼ聞こえてくる
困り顔の男性のアイコン隣人のテレビの音とか、通話音、風呂に入る音とか丸聞こえですね。あと上の階の人の足音とかドアの開閉音とかも全部聞こえてきます。正直、何のテレビ見てるかもわかるほどなので、プライバシーはあまりないと思います。(男性/20代前半)
寝れないほどで睡眠不足になる
困り顔の女性のアイコン寝てると、ドンドン!って足音が聞こえてきたり、ベランダの扉を開ける音が響くので飛び起きます…。夜遅い人が自分の上の部屋にいるともう最悪ですよ。おかげでこっちは寝不足だし、毎日毎日モノ音でイライラしています。(女性/20代後半)

遮音等級の表の通り、防音性がかなり低いことがわかります。

ただし、すべての木造アパートの防音性が低いわけではないです。中でも特に防音性が低い間取りを紹介します。

隣の部屋と生活スペースが隣接する場合は音漏れが酷い

隣の部屋と生活スペースが隣接するお部屋は、お互いの生活音が筒抜けなのでうるさく感じます。

防音性が低い間取り例

音に敏感だと、ストレスで寝れないケースもあるので、木造はやめたほうが良いです。

多少防音性が高いお部屋を探す場合は、居室の間に水回りや収納スペースがある物件にしましょう。

居室が隣接していない間取り例

隣のお部屋の間取りを確認するときは、不動産屋に聞くと良いです。図面を見せてくれたり、同じ造りなのかなどの情報をくれます。

②エアコンが効きづらい

木造は、通気性を良くするために柱や壁の間に隙間があるので、エアコンが効きづらいです。

木造とコンクリート造の通気性比較

エアコンで思うように温度調節ができないので、極度の暑がりや寒がりな人には向いていません。

エアコンの効きが悪いと感じて設定温度を変更すると、電気代が高くなります。

③害虫の発生リスクが高くなる

木造は柱や壁の間に隙間があるので、ゴキブリや蚊の発生リスクが高いです。

とくにゴミ置き場が近いお部屋は、隙間や排水溝からゴキブリがお部屋の中に侵入してきます。

また、築年数が古い場合は木が縮んでさらに隙間が大きくなっているため、さらに害虫が発生しやすいです。

虫が苦手な人は、木造はやめるべきです。

④築年数が古い場合は耐震性が低い

1981年6月以前の古い木造は、耐震基準が改定される前のものなので耐震性が低いです。

耐震基準には「旧耐震基準」と「新耐震基準」があります。1981年(昭和56年)6月1日に建築基準法の改定があったためです。

旧耐震基準では「震度5程度の地震で倒壊しない」が基準でしたが、新耐震基準では「震度6強から7までの地震で倒壊しない」という基準に変わっています。

また、築年数が古いものは建物自体の耐久性が低くなっている可能性があります。

⑤耐火性が低い

木自体が燃えやすい素材のため、ほかの建物構造と比べると耐火性が低いです。

ただし、木は燃えると炭化層と呼ばれる層ができ、空気を通しにくくします。芯まで燃えるには時間がかかるので、火災による倒壊の可能性は低いです。

木造アパートのメリット一覧

デメリットばかりが目立ちますが、木造アパートにもメリットがあります。

家賃が抑えられる

最大のメリットは、家賃が抑えられることです。

木造アパートは、ほかの建物構造よりも建設コストが安いので、家賃が低い傾向にあります。

不動産屋専用サイト「ATBB」を使って、東京23区内でワンルーム・1K・1DKのお部屋の家賃を調べてみると、ほかの建物構造よりも家賃が安い結果でした。

ワンルーム 1K 1DK
木造 3.5万円 4.2万円 5.5万円
鉄骨造 4.6万円 5万円 6.3万円
RC造 5.1万円 5.7万円 7.4万円
SRC造 6.2万円 6.6万円 8.2万円

※家賃安い順30件の平均家賃

もともとの家賃が安いため、家賃を元に計算される賃貸契約時の初期費用も抑えられます。

マンションと違って戸数が少ないうえ、エントランスやエレベーター、オートロックがない場合が多く、管理費も安いです。

夏に冷房を付けなくても涼しい

柱や壁に隙間を開けて建てられているので通気性が良く、夏に冷房をつけなくても涼しいです。暑がりな人や冷房代を少しでも抑えたい人に向いています。

築年数が古い建物ほど木造が多い理由は、日本が1年を通して気温が大きく変わる気候で、通気性が高い木造が好まれていたためです。

また、木は水分を吸収する特性があり、梅雨や冬の時期でも結露が発生しにくいです。

木造アパートの適正診断

気になる物件が木造アパートだった場合、家賃の安さに惹かれて迷う人も出てきます。

本当に住んでも大丈夫か判断するため、メリットとデメリットを踏まえてチェックシートを作成しました。

3つ以上当てはまるなら避けるべきです。

音に敏感(眠りが浅い、神経質)
昼夜逆転の生活を送っている
ゴキブリだけは絶対に嫌
寒いのが苦手(極度の冷え性)
家賃の安さよりも設備やグレードが優先
大音量でテレビや音楽をつける
室内で楽器を演奏する

家賃の安さが最優先なら木造もあり

他の建物構造よりもデメリットが多いですが、家賃を抑えることが優先なら、木造アパートを検討することもおすすめです。

できるだけデメリットが減るように、お部屋を探す際は以下を参考にしてみてください。

内見時に壁に耳をあてて隣人の音を聞いてみる

内見時に壁に耳をあてて隣人の音が聞こえるか確認してください。

はっきりと聞こえてきた場合は、防音性がかなり低いです。こもった音で聞こえた場合は、多少防音性があるお部屋です。

また、昼と夜の2回内見すれば、より木造アパートの防音性を確認できます。

昼は、住民が出払っていて1番人が少ない時間帯なので、自動車や電車など、外から聞こえる交通騒音が確認できます。

夜は、周辺住民がお部屋の中にいる可能性が高い時間帯なので、隣の住民の生活音が聞こえないかどうかや、どんな人が住んでいるのか分かりやすいです。

築年数が浅めの木造アパートにする

築15年以下の木造アパートを探してください。

築年数が浅いお部屋であれば、壁に防音素材が使われていたり、新耐震基準をクリアしている建物が多いです。

また、老朽化による建物のズレや隙間が無く、害虫が発生しにくいです。

自分でできる防音対策をする

自分でできる防音対策をしておくべきです。

壁際に本棚やタンスを置く、壁から5cmほど離して家具を設置するだけでも音が軽減します。

「防音シート」「防音マット」を壁や床に敷き詰めるのも手です。賃貸物件では、両面テープタイプのものを使えば、退去時に剥がせます。

余りお金をかけたくない人は、耳栓や防音イヤーマフがおすすめです。周りの騒音を気にせず、睡眠や読書に集中できます。

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