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メゾネットでの子育ては大変?メリットやデメリットは?【体験談】

メゾネットでの子育ては大変?のイメージイラスト

メゾネットでの子育ては大変?
メゾネットで子育てするコツってある?

メゾネットタイプの物件は、一軒家のような住み心地です。2階のお部屋を子ども部屋にすれば、下の階への足音のトラブルを防げます。

しかし、メゾネットのお部屋で子育てするのは大変なです…。階段の上り下りをしないといけないし、家事をしながら子どもの様子を見れないんです。

そこで当記事では、実際にメゾネットで子育てしたことがある人の体験談をもとに、メゾネットで子育てするメリットとデメリットを紹介します。

監修 阿部 陽一郎
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長

「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。

メゾネットの子育て経験者に聞いてみた

メゾネット物件で子育てをしたことがある人に、子育ては大変だったかどうかや、実際のお部屋の使い方を聞いてみました。メゾネットでの子育ては、経験者の間でもかなり賛否両論あるようです。

大変だった派の意見

子どもまでの距離が遠い
現在メゾネットに住んでいますが、正直子育てには向いてないと感じます。1階を親(私たち)の居室、2階を子ども部屋として使ってます。家事をやってて、子どもが泣いた時は、階段を上がって駆けつけるのが大変です。いまさら後悔しても遅いですが、普通のフラットな間取りであればもう少し違ったのかな?と思います。(30代前半/女性)
ハイハイや歩けるようになると階段が怖い
ウチの子は月齢7ヶ月頃からハイハイしだすと階段に興味を示し、9ヶ月頃から伝い歩きできるようになると、しきりに階段で遊びたがりました。一応階段の上下にベビーゲートを設置していましたが、子どもがゲートに手をついてガタガタやったり、もたれているのを見たときは毎回ヒヤッとしました。当時はメゾネットでなければ、こんな問題は起こらないのになぁと切実に思ってました。(30代後半/女性)
ベッドは2つ必須…
最初は1階で寝かせてたけど、家事の音のせいでよく子どもがグズってたので、2階で寝かせる。でもできるだけ目が届くところで寝ててほしいし…と思って、結局ベビーベッドを1階にも2階にも置くことにしました。部屋がかなり狭くなっちゃうけど、まあ…みたいな感じです。(20代後半/女性)

大変じゃなかった派の意見

工夫次第で全然暮らしやすい
メゾネットは1、2階の行き来が面倒だと聞いていたので、子どもが小さいうちは洋服やおもちゃなどの荷物を全部1階に降ろして、昼寝もリビングでできるようにして、夜寝る以外はずっと1階で生活させていました。今は駆け回るようになって、階段が危なっかしいとかお隣さんに迷惑じゃないとかが新たに気になっていますが、当時からほとんど問題なく過ごせています。(20代後半/女性)
子どもの生活リズムが整えられるでおすすめ
メゾネットは、普段遊んだり食事をする場所を1階のリビング・ダイニング、寝る時は2階のベビーベッドのある寝室というように生活シーンを明確に分けられたので、子どもの生活リズムが整うのが早かった気がします。おかげで夜泣きも2ヶ月くらいで収まり、寝る前も抱っこして階段を上る習慣のおかげで、早い段階ですんなり寝てくれるようになりました。(30代後半/女性)
色んな便利グッズがあるので不便しなかった
私の母親世代であれば、メゾネットや一軒家で子育てするのはまあまあ大変だったと思いますが、今は色んな便利グッズがあるので、すごい子育てに不便することはありませんでした。例えば、子どもがまだ動けないうちは1階に可動式のバウンサーを置き、卒乳までは2階にウォーマーを置いておいて、自分で動けるようになって階段が危なく感じたらベビーガードをつけていました。(30代前半/女性)
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メゾネットで子育てする4つのメリット

メゾネット物件は、普通のワンフロアの賃貸とは使い勝手がかなり違います。メゾネットタイプでの子育てならではのメリットを紹介します。

  1. 上下階の騒音を気にしなくて済む
  2. 家賃が安めで養育費を貯めやすい
  3. 収納スペースが多い
  4. 駐車場から玄関が近い

それぞれ詳しく解説していきます。

①上下階の騒音を気にしなくて済む

一般的なマンションやアパートだと、子どもが走ったりジャンプしたりして下の階に響かないか気を遣います。しかし、メゾネット物件なら1階と2階に分かれているので、2階に子ども部屋を作ってあげれば騒音を気にしないで済みます。

とくに以下のような、戸建て住宅が連なっているタイプの物件なら、隣り合っているお部屋が少ないので、騒音の心配が少ないです。以下のような物件は、不動産屋によって「テラスハウス」と呼ばれる場合もあります。

メゾネット
出典:ユニホー

②家賃が安めで養育費を貯めやすい

同じくらいの広さや間取りのメゾネットと、フラットタイプのマンションやアパートなら、メゾネットの方が数千~3万円ほど家賃が安い傾向があります。

物件情報サイトのSUUMOで、比較的メゾネット物件の募集が多い世田谷区での家賃相場を調べてみました。メゾネットタイプのほうがマンションタイプよりも約3万円ほど家賃相場が低いです。

物件タイプ 家賃相場
メゾネット 18.3万円
マンション 21.0万円

※絞り込み条件「2LDK」「50~60㎡」「築年数10年以内」

③収納スペースが多い

メゾネットは玄関のシューズボックスからキッチン回りの戸棚、洋室のクローゼットまで、フラットタイプの物件よりも比較的収納が大きく作られている物件が多いです。

小さな子どもを育てている家庭は子ども用の衣服や道具などがかさばりやすいので、フラットタイプのお部屋よりも使いやすいです。

④駐車場から玄関が近い

メゾネットタイプのお部屋は、玄関の前に専用駐車場が付いていることが多いです。

フラットタイプのマンションだと、買い物した後にわざわざ駐車場から子どもと荷物を抱えて移動するのが大変ですが、メゾネットなら最小限の労力で済みます。

また、駐車場が付いているタイプのメゾネット物件は、1世帯につき車1台分の駐車場が備え付けになっている場合が多いので、駐車場が満車になる心配もありません。

メゾネットの専用駐車場
出典:BLUE BOX

メゾネットで子育てする3つのデメリット

続いて、メゾネットで子育てするデメリットは以下のとおりです。

  1. 子どもを抱えての階段の昇り降りが大変
  2. 子どもが階段から落ちる心配がある
  3. 冷暖房や照明で電気代が高くなる

①赤ちゃんを抱えての階段の昇り降りが大変

子どもがまだ小さいうちは抱っこして階段を昇り降りすることになります。産後で骨盤が安定していなかったり、普段から子どもを抱っこして足腰を酷使しがちなお母さんにとっては、負担がかかりやすいです。

②子どもが階段から落ちる心配がある

子どもがまだよちよち歩きの時期までは階段にベビーゲートなどを設置して、転落を防げますが、自力でゲートを開けて階段を昇り降りできるようになると、階段から落ちてしまう可能性が出てきます。

もしメゾネットに住むなら、以下のような階段が設置されている物件に住むべきです。

  • ・段数が多くて傾斜が緩やか
  • ・1段の幅が、子どもが座れるくらい広い
  • ・手すりが付いている
  • ・日中は日が当たり、夜は照明で明るくできる

③冷暖房や照明で電気代が高くなる

子育てしていると子どもの体調を気遣って冷暖房を頻繁に使用したり、危なくないように夜間は電気を色んな場所で点けっ放しにすることがあります。

しかし、例えばリビング脇から2階に続く階段があるような間取りの場合、冷暖房を使用しても階段から上に空気が抜けてしまうので、なかなか冷えない・暖まらないという現象がおき、結果的に電気代が高くなりやすい傾向があります。

冷暖房を効率よく使うためには、サーキュレーターで冷暖房から出た空気を循環しやすくすると良いです。

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メゾネットで子育てする際の4つのコツ

メゾネットタイプのお部屋で子育てをする際に役立つコツを4つ紹介します。

  1. 階段にベビーゲートをつけておく
  2. リビング周りで生活が完結する環境にする
  3. 寝室に哺乳瓶ウォーマーを置いておく
  4. 別室で寝る子どもはベビーモニターで見る

①階段にベビーゲートをつけておく

子どもが2~3歳頃までは階段の上下にベビーゲートを設置して、子どもの転落を防ぎましょう。

ただ、子どもは1歳を過ぎて歩けるようになると、自分でベビーゲートを開けるようとしたり、よじ登ろうとしたりする子もいます。大きめのゲートを取り付けたり、鍵を付けたりして対策しましょう。

階段のベビーゲート
出典:amazon.co.jp

②リビング周りで生活が完結する環境にする

子どもが赤ちゃんのうちは、子どもを抱えて上階と下階を往復するのが大変なので、リビング周りで生活が完結する環境を整えると良いです。

例えば、子どもの洋服やおむつ、本やおもちゃなどの荷物は全部リビング付近に収納しておき、遊び場所もリビングの一画に設けると良いです。

そして、子どもを抱えて階段を上るときは夜寝るときだけという風にすると、日中の移動する際の負担を極力減らすことができます。

③寝室に哺乳瓶ウォーマーなどを置いておく

もし哺乳瓶で授乳するなら、寝室に哺乳瓶ウォーマーや調乳ポット(もしくは電気ポッド)を置いておくと、夜間にわざわざキッチンへ行ってミルクを作る手間が省けるのでおすすめです。

哺乳瓶ウォーマーは、だいたい1,000円~3,000円くらいで買えますし、メゾネットタイプのお部屋でなくても重宝するので、買っておくと良いでしょう。

哺乳瓶ウォーマー
出典:amazon.co.jp

④別室で寝る子どもはベビーモニターで見る

例えば、子どもを別室で寝かしつけた後に、キッチンで家事を進めたり、リビングで休んだりしたいときは、ベッド脇にベビーモニターを設置して子どもの様子を見守れるようにすると良いです。

ベビーモニターは、設置したカメラから専用受信機器やスマートフォンに映像と音声をリアルタイムで送ることができるもので、映像に動きや音声があるとライトが光って教えてくれる機種があります。

ちなみに、ベビーモニターは1万円以下で購入することができます。また、デジタル式とアナログ式のベビーモニターがあって、セキュリティや解像度がより優れているのはデジタル式です。

ベビーモニター
出典:マイナビ子育て
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