最終更新:2021年2月22日

LGBT(レズ・ゲイ・バイ・トランスジェンダー)などのセクシュアルマイノリティの人が賃貸物件の入居審査に通る3つのコツを紹介します!LGBTフレンドリーな不動産屋や、LGBTの人に聞いてみたお部屋探しの悩みなども合わせて紹介します!
入居審査を通す3つのコツ
LGBTの人がお部屋を借りる際の入居審査を通す3つのコツを紹介します。
LGBTであることを隠すのも1つの手ですが、せっかくパートナーと理想のお部屋で暮らすのですから、堂々と連名で契約する方法のみ紹介します。
・都条例の話を不動産屋にする
・LGBTフレンドリーな不動産屋を探す
大家さんの年齢が若いお部屋を探す
不動産屋に協力してもらって、大家さんの年齢が若いお部屋を探しましょう。
若い大家さんであれば、LGBTへの偏見がない人にあたる確率が高いです。また、将来のために不動産投資をしている人が多く、収入や職業さえしっかりしていれば審査に通るケースが多いです。
逆に、年配の大家さんの場合、偏見が根付いている人や、趣味で大家さんをしている人がいるので、断られる可能性が高くなります。
都条例の話を不動産屋にする
東京都内でお部屋を探しているカップルは、2018年10月5日に可決・成立された「人権尊重条例」の話を、不動産屋にしてみましょう。大家さんにそのまま都条例の話をしてくれるかもしれません。
人権尊重条例では「LGBTなどのセクシュアルマイノリティへの差別をしてはならない」と明記されているので、条例違反になります。
「都条例でLGBTの差別禁止が成立したので、LGBTだからという理由で断られることはないですよね?」と相談してみてください。
LGBTフレンドリーな不動産屋を探す
LGBTに理解のある不動産屋に相談しましょう。店舗や企業全体がLGBTフレンドリーを謳っているところであれば、スタッフも理解があり親身に相談に乗ってくれます。
また、最初からLGBTでも入居可能なお部屋の紹介をしてくれる可能性があります。
LGBTフレンドリーな不動産まとめ
「パートナーと一緒に幸せに暮らしたい」と思っているカップルのために、LGBTだからといって入居に関する悩みや審査を断らない「LGBTフレンドリー」の不動産屋を紹介します。
イエプラ
イエプラは、不動産屋に来店しなくてもスマホやPCを使ったチャットで、入居の悩みを相談したり、お部屋を紹介してもらえるネット上の不動産屋です。
「不動産屋に足を運ぶ前にLGBTでも入居可能な物件を探してほしい」「偏見のない大家さんが良い」などの相談ごとをチャットで送信するだけで、スタッフがお部屋を探してくれます。
不動産業者専用のデータベースから物件を探してくれるので、ネット上に無い非公開物件も見つかります。
深夜0時まで営業しているうえ、年末年始以外は定休日がないので、一緒に住むタイミングになったらすぐにお部屋探しを開始できるのも魅力的です。
LGBTの方の入居に関する様々な悩みも、理解あるスタッフが相談に乗ってくれるので、気軽に問い合わせてみてください。
SUUMO
出典:https://suumo.jp/jj/chintai/ichiran/FR301FC011/
SUUMOは、物件検索の項目に「LGBTフレンドリー」という項目を追加し、LGBTの人向けに物件検索を可能にしました。
さらに、LGBTを理由に入居を断ることはないと公言していて、安心して物件を探せます。
エンプラス
出典:https://www.enplus.co.jp/company/lgbt.html
入居審査で不利になることなく、同性カップルが賃貸に入居できることや社員採用でもLGBTが理由で不利益にはならないことなど、LGBT支援に向けたエンプラス4つの約束を公表しています。
IRIS(アイリス)
出典:http://iris-lgbt.com/
スタッフ全員がLGBTs当事者で、とても相談しやすい不動産屋です。LGBTs向けのお部屋をたくさん紹介している他に、同性カップル向けの記事も公開しています。
ブルーボックス
出典:http://bluebox-lgbt.com/
LGBTの人にも幸せな住まい探しを提供したいという思いから、社外の講師を招きLGBTについての勉強会を実施しています。
LGBTフレンドリー不動産として、現在も成長している企業です。
結家不動産
出典:http://musubiya0401.jp/index.html
セクシャルマイノリティの人に物件を提供した実績がある不動産屋です。ただ、セクシャルマイノリティ専用に何かしらのサービスを行っているわけではありません。
お客さんに真髄に向き合ってくれる不動産屋なので、LGBTの人にも紳士に向き合ってくれます。
LGBT不動産
出典:http://lgbt-estate.com/
LGBT不動産は、セクシャルマイノリティのお部屋探しを応援しています。
ホームページに実際に訪問した人の感想も載せられていて、同性愛への理解がありデリケートな部分も深く追求してこないなど、とても評判が良いです。
リネシス
出典:https://www.renesys.co.jp/
秋田を中心に事業を展開している不動産屋です。LGBTに対してALLYであると公言している信頼できる企業です。
LGBT研修を行っていて、制度や設備、サービス向上に意欲的に取り組む、向上心ある不動産屋です。
サマリヤ
出典:http://www.rainbow-samariya.co.jp/
サマリヤは、LGBTs専門の不動産屋と公言していて、LGBTsの人のお部屋探しをサポートしています。
LGBTsの人が当たり前のサービスを当たり前に受けられる社会を目指している企業です。実際にLGBTsにお部屋を紹介した実勢も豊富で、信頼できる不動産屋です。
LGBTの人に聞いてみたお部屋探しの悩み
条例などのおかげで少しずつ理解が高まっていますが、まだまだ偏見や差別によりお部屋が借りにくいのが正直なところです。
実際に、同性パートナーとお部屋探しをしたことがある人に悩みを聞いてみました。



このように、職業や年収などの項目で審査条件をクリアしていても、「LGBTだから」という偏見で大家さんの審査に落ちるケースが多いです。
信頼できる不動産屋を探すことが最重要
LGBTの人が、パートナーと暮らす理想のお部屋を見つける近道は、信頼のできる不動産屋を探すことです。
LGBTフレンドリーを謳う不動産屋も年々増えてきていますが、スタッフによってはまだ偏見を持つ人がいるかもしれません。
1回で複数の不動産屋に問い合わせてみたり、胸を張って堂々と「LGBTなどに偏見のないスタッフさんをお願いします」と伝えることで、理解のあるスタッフが見つかりやすくなります。
後悔しないためにもパートナーと協力しあって、相性の良い不動産屋を見つけてください。
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