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【賃貸】保証会社利用料とは?費用は毎月かかるの?なぜ支払うの?

保証会社利用料って何?のイメージイラスト

保証会社利用料について徹底解説します!家賃の保証会社の役割や、費用の相場などを詳しく説明します。

保証会社利用料の安いお部屋を探す3つの方法や、複数ある支払い方のパターンごとに特徴を解説します。

初期費用の実例を使って、交渉の上手な進め方も大公開します。ぜひ参考にしてください!

この記事は、宅地建物取引士で現役の賃貸営業をしている豊田さんに監修して頂きました。

監修 豊田 明
不動産屋「家AGENT」の営業マン
宅地建物取引士

賃貸の仲介会社「家AGENT」の現役の営業マン。宅地建物取引士の資格を取得している。営業マンとしての経験と専門知識を活かして、お部屋探しや入居審査についての不安や疑問を解決しています。

保証会社利用料とは

保証会社利用料とは、家賃の保証会社を使うために支払う費用のことです。多くの不動産屋で「保証料」とも呼ばれます。

保証会社とは、連帯保証人の役割を引き受ける会社です。「家賃債務保証会社」「保証人不要システム」などの呼び方もあります。

保証会社の利用には審査がある

賃貸物件を借りる際は連帯保証人を立てるか、保証会社を利用するのが一般的です。もし家賃を支払えなくなった場合に、立て替えてもらう手段が必要だからです。

契約の前には入居審査に通過する必要があり、保証会社の審査も含まれます。

審査に通って保証料を支払えば、連帯保証人が用意できない人でもお部屋が借りられます。

▶賃貸の入居審査について詳しくはこちら

保証会社の役割とは

保証会社を利用している人が家賃を滞納すると、以下の図解のように、保証会社が大家さんに代位弁済(立替払い)してくれます。

滞納後の代位弁済から家賃回収までの流れ図

家賃が回収できないリスクは保証会社が負うので、大家さんは安心して貸し出せます。

保証会社は、他にも入居者が支払わない可能性がある費用を保証します。退去時の原状回復費用や、残置物の撤去費用などです。

保証する範囲は、保証会社やプランによっても異なります。ちなみに、入居者が返済する際は事務手数料などの手間賃が上乗せされます。

▶保証会社の役割について詳しくはこちら

保証会社利用必須のお部屋が多い

物件情報に保証会社利用「必須」と記載されているお部屋では、保証会社を必ず利用します。中には、必須と書いていなくても、保証会社が必須の物件もあります。

「日本賃貸住宅管理協会」による2020年の統計では、東京など首都圏で8割以上の物件が保証会社利用必須です。

▶保証会社利用必須について詳しくはこちら

物件情報に保証会社利用「可」と書かれているなら、保証会社を使わずに借りられる可能性が高いです。

保証会社を使わない場合、収入のある親族で連帯保証人を立てるのが通常です。連帯保証人の審査もあるので手間が増えるのと、選べる物件が少ないのがネックです。

保証会社は自分で選べない

保証会社は主に「独立系」「LICC系」「信販系」の3つに分けられ、左から順に審査の難易度が増します。全国に100社以上あり、審査基準や保証料は会社ごとに異なります。

しかし、使う保証会社は自分では選べません。どこの保証会社を使うかは、物件の大家さんや管理会社が決めているからです。

お部屋を探す際は、保証会社の料金と、審査に通過できるかまで意識する必要があります。

初期費用や審査が心配なら、不動産屋に早めに相談したほうが良いです。希望条件や予算を伝えれば、審査に通りやすい最適なお部屋を紹介してくれます。

保証会社利用料の相場は家賃の50%

保証会社利用料の相場は「家賃の50%」です。毎月の家賃と管理費(共益費)合計の「総家賃」をもとに計算します。

例えば、家賃60000円+管理費6000円の物件で総家賃50%の保証料なら「33000円」です。

ただし、保証料の具体的な金額は、貸主と保証会社の契約内容によっても変わります。物件が変わると、同じ保証会社でも料金が違う場合があるので要注意です。

全国的にシェアが多い保証会社の、初回保証料を表にまとめました。プランによっても異なるので、目安として参考にしてください。

保証会社 会社名 初回保証料
信販系 アプラス 10,000~20,000円
エポスカード 50%
クレディセゾン 30~60%
LICC系 ジェイリース 50~80%
全保連 50~80%
エルズサポート 50%
独立系など 日本賃貸保証(JID) 30~50%
日本セーフティー 40~80%
カーサ(Casa) 50%
フォーシーズ 50~100%

初回保証料が高めの会社では、口座引落し手数料などの継続的な費用を無料にしたり、通販やレジャー施設の優待を付けたりと、会社ごとに工夫しています。

入居後は1~2年毎に更新保証料が必要

入居後は1~2年毎に「更新保証料」がかかり、相場は1年毎に10000円です。

更新保証料が無く、総家賃1~2%程度の「月額保証料」が必要なケースもあります。中には、更新保証料と月額保証料どちらもかかる場合があります。

お部屋に申し込むまでに、不動産屋に費用を確認しましょう。入居後の料金システムまで確認したほうが良いです。

不動産屋から事前の説明が無くても、指摘するのが遅いと「資料を見て納得しているはず」と扱われて、トラブルになりやすいです。

保証会社利用料を抑える3つの方法

保証会社利用料はプランごとに定額で、交渉で金額を下げることはできません。保証料を抑えたいなら、お部屋選びが重要です。

具体的に、保証料を抑えられる探し方を3つ紹介します。

①保証料の安いお部屋を選ぶ
②料金が安いプランを選べる場合がある
③保証会社不要のお部屋を選ぶ

①保証料の安いお部屋を選ぶ

保証料がいくらかかるかは、物件資料に書いてあります。不動産屋が見せてくれる図面には、小さな文字で備考欄などにまとめてある場合が多いです。

初回保証料が総家賃の20~30%で、相場の50%より安いお部屋もあります。不動産屋に「初期費用を少しでも抑えたい」と相談して、探してもらいましょう。

②料金が安いプランを選べる場合がある

保証会社の中には、条件を満たすと安いプランを選べる場合があります。気に入ったお部屋の保証料が高く感じたら、プランを選べないか確認してみましょう。

例として、連帯保証人を立てると初回保証料を10~30%安くできる場合や、学割などです。

学生がお部屋を探す場合は、学割がある物件をおすすめします。初回保証料が10000円程度に抑えられる物件も多いからです。

③保証会社不要のお部屋を選ぶ

保証会社を使わなくても良いお部屋なら、連帯保証人を立てられる人は保証会社利用料を0円にできます。

物件数は全体の2割程度と少ないので、気に入るお部屋が見つかるかは運次第です。

一般的に、連帯保証人になれる人の条件は以下のとおりです。

・家賃の36倍以上の年収がある
・60歳未満で安定した収入がある
・電話連絡に丁寧に応じてくれる
・契約者から見て3親等以内の親族
・連帯保証人になる合意が事前にとれている

連帯保証人は借主とほぼ同じ責任を負うため、厳しめに審査されます。「家賃の36倍の年収」とは、契約者が家賃の支払い能力を認めてもらえる基準と同じです。

審査では電話対応があり、乱暴に対応すると審査に落ちやすくなります。あらかじめ連帯保証人を引き受けてもらう合意をとって、電話が入る旨を伝えておきましょう。

スムーズに連絡がとれて、充分に収入がある両親や兄弟にお願いできるとベストです。

保証会社利用料の支払い方のパターン

保証会社利用料は支払い方にパターンがあり、住む期間によって損得が変わります。

支払い方のパターンと更新保証料・月額保証料の相場について、以下で表にまとめました。

支払いのタイミング 相場
初回のみ 初回:総家賃の80~100%
以降:なし
初回+1~2年ごと 初回:総家賃の30~50%
以降:1~2年毎に10,000~20,000円
初回+毎月 初回:総家賃の50%
以降:毎月総家賃の1~2%
毎月のみ 初回:なし
以降毎月:1,000円前後
または家賃の1~2%

支払いのタイミングごとに分けて、事例とあわせて詳しく説明します。

「初回のみ」は長く住むとお得

保証会社利用料が「初回のみ」の場合、相場は総家賃の80~100%です。更新料が無いぶん、初回は高めに設定されます。

例:初回のみ
・毎月の家賃:60,000円
・管理費(共益費):3,000円
・初回保証料:総家賃100%
・更新保証料:なし

例に挙げた条件だと、初回保証料「63000円」を契約前に支払い、以降は滞納が無ければ保証会社に支払うものはありません。

更新保証料が無いので、長く住む場合は初回保証料だけの物件がお得です。

「初回+1~2年ごと」はもっとも一般的

1~2年毎の更新保証料が発生する場合は、前述の「初回のみ」より、初回保証料を抑えられるケースが多いです。ちなみに、大半の保証会社がこの形をとっています。

例:初回+1~2年ごと
・毎月の家賃:60,000円
・管理費(共益費):3,000円
・初回保証料:総家賃50%
・更新保証料:1年毎に10,000円

事例に沿うと、契約時に31500円を支払い、以降は、1年ごとに10000円を支払います。以下の表のように、5年目で「初回のみ」よりも総額が高くなります。

年数 初回+1年ごと 初回のみ
1年目(初回) 31,500円 63,000円
2年目 10,000円 -
3年目 10,000円 -
4年目 10,000円 -
5年目 10,000円 -
合計 71,500円 63,000円

更新が無いプランも選べる場合は、何年くらい住むか考えて決めましょう。住む年数の見当が付かないなら、更新ありのプランで初期費用を抑えると良いです。

「初回+毎月」は長く住むと損

契約時の初回保証料と、毎月の保証料を支払うケースです。初回契約時は30~50%、月額保証料は1~2%程度が相場です。

例:初回+毎月
・毎月の家賃:60,000円
・管理費(共益費):3,000円
・初回保証料:総家賃50%
・月額保証料:総家賃の1%

上記の例では、契約時に31500円を支払い、以降は毎月630円を家賃と一緒に支払います。さらに1~2年後の更新保証料も必要なケースがありますが、珍しいです。

月額保証料は、家賃が高い物件に長く住む際はもったいないです。例えば、総家賃150000円の物件だと毎月1%でも「1500円」です。

6年住むと「108000円」の出費で、毎月2%の物件では「216000円」支払う計算です。

提携のクレジットカードで支払うと安くなるなど、お得に支払える場合もあるので、不動産屋に確認してみてください。

「毎月のみ」は住む期間が短ければお得

保証会社利用料が「毎月のみ」のパターンもあります。住む期間が長くなければ、まとまった出費が減らせる点はメリットです。

例:毎月のみ
・毎月の家賃:60,000円
・管理費(共益費):3,000円
・初回保証料:なし
・月額保証料:家賃の2%

月額保証料のみの場合、総家賃の1~5%程度が目安です。事例では、契約時の初回保証料は0円で、以降は毎月1260円を支払います。

どのプランでも「最低保証料」は確認したほうが良いです。例えば、月額の最低保証料が1000円の場合、総家賃の1%が800円でも月額保証料は1000円かかります。

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初期費用の合計金額が高ければ交渉してみるべき

一般的に、敷金礼金などの初期費用は、合計で家賃の「4.5~5ヶ月分」が相場です。初期費用を抑えたいなら、保証料だけを見ずに、総合的に判断したほうが良いです。

予算オーバーの原因がどこにあるか見て、不動産屋に交渉してもらいましょう。

ちなみに、保証料よりも家賃や敷金礼金のほうが、交渉が通りやすいです。

続けて、初期費用の実例を使って解説します。見るポイントの参考にしてください。

保証料が高くても損をしていないパターン

総家賃が管理費込み80000円の見積もりを紹介します。相場だと合計「360000~400000円」になるはずです。

以下は、保証料が総家賃の80%の物件の見積もりから、日割り家賃を除いた実例です。

敷金 0円
礼金 0円
前家賃(翌月の家賃) 80,000円
日割り家賃 入居日によって変動
仲介手数料 88,000円
火災保険料 15,000円
鍵交換費用 0円
退去時クリーニング費用 40,000円
保証会社利用料 64,000円
合計 約287,000円

保証料は相場の50%より高いですが、敷金礼金が0円のゼロゼロ物件で、合計金額は相場より70000~110000円ほど抑えられています。

鍵交換が貸主負担で、特殊なオプション費用なども無い、初期費用が抑えられる物件です。

例えば、この物件に対して「保証料が高い」と交渉を重ねると、交渉の無い入居希望者が優先されたり、申し込みを断られたりするおそれがあります。

保証料が安くても高くついているパターン

比較のために、先程の見積もりの保証料を総家賃の30%にして、賃貸条件を変えてみました。以下の見積もりなら、交渉の余地があります。

敷金 80,000円
礼金 80,000円
前家賃(翌月の家賃) 80,000円
日割り家賃 入居日によって変動
仲介手数料 88,000円
火災保険料 15,000円
鍵交換費用 22,000円
害虫駆除代 16,500円
24時間サポート 22,000円
保証会社利用料 24,000円
合計 約427,500円

保証会社利用料が30%と安いですが、合計金額で考えると、高めの相場「400000」よりさらに30000円近く高い状態です。

不動産屋には「相場より高いと思う」と相談して、まずは不要なサービスを外す交渉から始めてもらいましょう。

家賃や礼金の交渉など、すべてうまくいかなかった場合は、仲介手数料を交渉してみてください。仲介手数料は不動産屋の主な収入源なので、最初に交渉すると嫌がられます。

大切なのは、毎月の予算と初期費用の予算を、不動産屋に正確に伝えることです。予算とかけ離れないお部屋の中から、最適な物件を紹介してもらいましょう。

交渉や相談が気軽にできる不動産屋

初期費用や、入居後の家賃が払えるか心配な人は、不動産屋に相談してみるべきです。予算と希望条件、生活スタイルに合う、最適な物件を提案してもらえます。

仕事で忙しい人や対面が苦手な人には、チャット不動産屋の「イエプラ」がおすすめです。

チャットやLINEでやりとりするので、不動産屋だけが使える専用の検索サイトから、来店不要でお部屋を紹介してもらえます。

「予算オーバーかもしれないけど交渉してほしい」「審査に落ちないか心配」など、対面では言いづらいことでも気軽に相談可能です!

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