最終更新:2021年1月5日

北東向きの部屋でもいい?やめておくべき?実際の日当たり時間はどうなの?という疑問を解決します!北東向きの部屋のメリットとデメリット、北東向きで快適に暮らすためのポイントを解説し、ほかの方角との日当たりの比較もしています!
北東の部屋でもいい?やめておくべき?
物件を決める際に北東の部屋でもいいのか・やめておくべきなのかは、ライフスタイルによって大きく変わってきます。
北東向きの部屋にしてもいい人・やめておくべき人の特徴をまとめましたので、自分のライフスタイルと照らし合わせて判断してみてください。
北東向きの部屋にしてもいい人
・昼間は働いていて日中は家に居ないことが多い
・洗濯物は部屋干し
・家賃の安さを重視する
・家具や本の日焼けを防ぎたい
・夏はなるべく涼しい部屋で過ごしたい
北東向きの部屋はやめておくべき人
・専業主婦や在宅ワークなどで日中も家に居る
・洗濯物が多いので外干ししたい
・冬はなるべく暖かい部屋で過ごしたい
北東向きの部屋に日が射すのは正午までです。場所によっては、時間帯は1時間程前後しますが、大抵の場合、正午には日が射さなくなります。また、北を向いているので日光の当たり具合は少ないと考えた方がよいでしょう。
夏は日照時間が6時間30分ほどと、かなり短いので夏を少しでも涼しく過ごしたい人にはピッタリの方角です。
北東向き物件のメリット・デメリット
北東向き物件の主なメリット・デメリットを紹介します。
メリット
主なメリットは家賃が安く設定されている、生活リズムを整えやすい環境になるという点が挙げられます。
物件の家賃が安く設定されている
人気の高い「南向き」物件と比べると、東向きや北東向きの物件が安く設定されています。エリアや物件によっても変わってきますが、おおよそ5000円前後安くなると言われています。
午前中に部屋に光が差し込む
東から太陽が出てきますので、朝日をしっかりと浴びることができます。朝の光で体内時計がリセットされ、生活のリズムが取りやすくなります。自然の光で十分明るいため、電気をつける必要もありません。
夏場は涼しい
日当たりがほとんど午前中に限られており、午後には日が陰るので、気温が上がりにくいです。そのため、夏場などは、夕方から夜にかけても「西向き」や「南向き」と比べて涼しい環境です。
デメリット
主なデメリットは洗濯物が乾きにくい、湿気が多いという点が挙げられます。
洗濯物が乾きにくい
朝日は入ってきますが、それ以降はだんだんと日が無くなってくるため、冬場は気温が上がりにくく、洗濯物が乾く前に日が当たらなくなってしまいます。
洗濯物は午前中の早い時間から干さなければ乾かない可能性が高いですが、部屋干しや浴室乾燥機を使う方はそれほど気にならないでしょう。
湿気・カビが発生しやすい
日があまり当たらないので、結露や湿気がよく見られます。湿気が溜まりやすくカビが発生しやすいです。
電気代が高い
夏は、比較的涼しくて良いのですが、冬場はとにかく寒いです。冬場は日が当たらなく寒いため、電気代が高くかかっている家庭が多いです。
北東向きの物件を快適にするポイント
日当たりが悪い北東向きの物件でも工夫や考え方次第で快適に生活することができます。
乾燥機を活用する
南向きや東向きに比べると日が当たる時間が少ないので、洗濯物が乾かないかもしれません。特に大きなタオルケットやシーツなどはなかなか乾かないです。
コインランドリー・浴室乾燥機・乾燥機付き洗濯機を利用するなどで補うことができます。女性の場合は防犯面を考慮して外干ししない方も多いので、北東向きの物件でも意外と快適に過ごせるかもしれません。
除湿器などで室内換気をする
日差しが少ないので、湿気でじめじめしたりやカーテンや壁にカビが生えるかもしれません。
除湿器を使ったり、サーキュレーターで風の流れを作ると部屋の湿気だけでなく、洗濯物を乾かすにも一役買ってくれるので便利です。
物件としては、2つ以上窓がある風通しのよい部屋や24時間換気システムのある部屋を選ぶと室内換気ができてカビ対策になります。内見のときは必ず実際に窓を開けて風の通り道を確認してください。
白や黄色のインテリアで統一する
午前中から電気をつけなければならず、カーテンを開けても日が差さないので暗い気分になってしまうかもしれません。
白や黄色のインテリアで統一すると明るい印象になります。光沢のある家具もおすすめです。
そもそも昼間は仕事で家を空けているという人は気にならないかもしれません。紫外線も入りづらいので、家具や本が日焼けしにくいという意外なメリットもあります。
方角別のメリット・デメリット
以下の一覧は、方角ごとにメリットとデメリットを簡単にまとめたものです。
南向きはどの方角よりも日当たりがよく、東向きは午前中の日当たりがいいので生活リズムを整えやすいというメリットがあります。西向きは夕方でも部屋が明るいです。北向きは夏場でも涼しく過ごせます。
表のなかの青い文字をタップすると、それぞれの方角のお部屋について詳しく解説した記事に移動できます。
南向き | ●どの方角よりも日当たりが良い ●洗濯物が乾きやすい ●夏場は冷房費が高くなりやすい ●家具や本が日焼けしやすい |
---|---|
東向き | ●午前中の日当たりが良い ●夏場でも涼しく過ごせる ●夜は暗く、冷え込みやすい ●午後から干した洗濯物は乾きづらい |
西向き | ●夕方でも日光がお部屋に入る ●夕方から夜にかけてお部屋が暖かい ●朝方は日が入らず、お部屋が暗くて寒い ●夕方は西日がキツくてまぶしい |
北向き | ●どの方角よりも夏場は涼しい ●家具や本が日焼けしづらい ●夜は暗く、冷え込みやすい ●午後から干した洗濯物は乾きづらい |
北東・南・西向きに住んでいる人の体験談
住んでいる方角別で体験談をまとめました。北東の部屋を検討している人はもちろん、南・西向きに住んでいる人の体験談もあわせて参考にしてみてください。
北東向きに住んでいる人の体験談
南向きに住んでいる人の体験談
西向きに住んでいる人の体験談
各方角の日照時間
北東向きの部屋の日照時間はどれくらいなのでしょうか。各方角の日照時間をまとめました。
夏 | 冬 | 春秋 | |
---|---|---|---|
南向き | 約7時間 | 約9時間30分 | 12時間 |
北 | 約7時間30分 | 約0時間 | 約0時間 |
東・西 | 約7時間15分 | 約4時間45分 | 約6時間 |
南東・南西 | 約8時間 | 約8時間 | 約8時間 |
北東・北西 | 約6時間30分 | 約1時間30分 | 約4時間 |
それでは、季節ごとに日照時間の特徴をみていきましょう。
夏の日照時間
南西・南西向きの部屋が8時間と一番長く日照時間があります。長時間日に当たるため、夏はかなり室温が高くなり冷房なしで過ごすことは難しいです。
夏もっとも日照時間が少ないのは北東・北西向きの部屋です。このことから、北東・北西向きの部屋は夏は気温が上がりにくく、比較的涼しいと考えられます。
冬の日照時間
北向きの部屋の日照時間は0時間とほぼ日が当たりません。冬はやはり他の部屋に比べて寒く感じるでしょう。
逆に南向きの部屋は9時間以上も日照時間があり、部屋が暖まりやすい傾向にあります。ですので、冬でも比較的暖かく過ごすことができます。
春・秋の日照時間
北東向きの部屋の春・秋の日照時間は約4時間ほどです。南向きの部屋は約12時間と倍以上の差があります。夏や冬に比べれば過ごしやすいかもしれませんが、それでも十分な日当たりとは言えないでしょう。
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