最終更新:2021年1月6日

幹線道路や国道などの大通り沿いのマンションに住んでも大丈夫?という疑問を解決します!騒音や排気ガスなどの避けるべき理由や、大通り沿いのマンションに住むなら内見時に確認しておくべきポイント、自分でできる防音対策も紹介します!
大通り沿いのマンションはできれば避けるべき
大通り沿いのマンションは、車での移動がラク、夜でも街灯で明るいというメリットがありますが、デメリットの方が多いのでできれば避けるべきです。
②建物が揺れる場合がある
③排気ガスが室内に入ってくる場合がある
④洗濯物が汚れやすい
実際、どういうデメリットなのか体験談を交えて詳しく解説していきます。
①車の騒音がうるさい
大通り沿いのマンションは、普通の道路より交通量が多いうえ、スピードを出して走行する車も多いので、かなり騒音でうるさいです。
酷いときには、車のクラクション音が鳴り響いたり、パトカーや救急車などの緊急車両のサイレンが聞こえたりもします。
窓をしっかり閉めていればマシですが、物音に敏感な人は車の騒音に悩まされて快適な生活を送れません。

②建物が揺れる場合がある
大型トラックが頻繁に往来する、国道や幹線道路沿いのマンションでは、車が通るたびに大きな振動を感じることもあります。
物が倒れたりすることはありませんが、毎日常に揺れるお部屋で生活しているとストレスが溜まりやすいです。

③排気ガスが室内に入ってくる場合がある
換気扇を回したり窓を開けたりすると、車の排気ガスが室内に入り込んでくる場合が多いです。
臭いや汚れの原因となるほか、健康面で悪影響を及ぼす場合もあります。
排気ガス問題に関しては、基本的に窓を開けない、給気口フィルターを手入れする、空気清浄機を常時作動させる、といった対策が有効です。

④洗濯物が汚れやすい
大通り沿いのマンションは、排気ガスや砂ぼこりがひどく、毎日手すりや物干し竿を拭いても雑巾が真っ黒になるほど汚れます。
昼間に干している洗濯物が真っ黒になるということはほとんどありませんが、気持ち良く干せる環境ではありません。
また、大通り沿いは人の往来が激しいため、下着や女性の衣類は干しにくいです。
道路に落ちてしまうと大事故の原因になりかねないので、布団の外干しを禁止しているマンションも多いです。

内見時に確認すべきポイント
もし大通り沿いのマンションに住もうと考えている場合は、下記の5つのことを念頭に置き、内見しましょう。
②床に座ってみて振動を確認
③お部屋の壁の防音性を確認
④浴室やキッチン部分の換気扇を確認
⑤昼と夜に内見して外の交通量と騒音を確認
①窓を開閉して音の大きさを確認
内見に行った際、必ず窓を開閉して音の聞こえ方を確認すべきです。
防音ガラスなどの音を通しにくいものを窓に使用していた場合、静かだと思って住んだ後に、窓を開けるとうるさすぎて一切開けれないという事態になりかねません。
また、窓の防音性が低いお部屋は、壁の防音性も低い場合が多いので絶対に避けるべきです。
②床に座ってみて振動を確認
車やトラックの走行による振動を確認するときは、お部屋のど真ん中に座ってみるとどのくらい揺れるのかわかります。
座るだけじゃわからないという人は、寝そべっても良いですし、ペットボトルに入った飲み物を床において、液体の揺れ具合を確認しましょう。
震度2ほどの揺れを感じた場合は、日ごろも揺れが気になってお部屋の中でリラックスできない可能性があるので避けるべきです。
③お部屋の壁の防音性を確認
お部屋の中心で手を叩いたり、ノックする要領で壁を叩くと、音の反響具合を確認できます。
高く軽い音が反響した場合は、外に音が漏れています。すぐに音が消える、低くゴツンという音がする場合は防音性が高いです。
また、不動産屋の営業に外の廊下や階段を歩いてもらって、室内に足音が響いてくるか確認すると良いです。
④浴室やキッチン部分の換気扇を確認
大通り沿いのマンションは、排気ガスのせいで外に洗濯物を干せない可能性があるので、浴室やキッチン部分の換気扇を確認しましょう。
どちらか1ヶ所にしか換気扇がない、換気扇近くに洗濯物を干すスペースがない場合は、室内干しすると嫌な臭いが残る可能性があります。
もし収入に余裕がある人は、浴室乾燥機付きのお部屋を探すのも手です。
⑤昼と夜に内見して外の交通量と騒音を確認
昼夜で交通量が違う場合が多いので、できれば昼と夜、もしくは昼と夕方の2回内見しましょう。
日中の交通量が多くても、夜静かな通りであれば安眠妨害されることはありません。
また、隣人や上下階の人も夜には帰ってくるはずなので、よりリアルな生活音も確認できます。
不動産屋が対応していない時間帯に内見したいと考えている人は、不動産屋にお願いしてみるか、自分でマンション周辺を下見してください。
自分でできる3つの防音対策
大通り沿いのマンションに住むことになった場合は、自分でできる防音対策をしておきましょう。
以下、3つの防音対策は簡単にできるのでおすすめです。
②防音マットを床に敷く
③音のするほうの壁に家具を配置する
以下で、それぞれの防音対策の具体的なやり方を解説します。
①防音シートを壁に貼る
木造や鉄骨造に住んだとしても、防音シートを壁に貼り付ければ、音漏れはかなり予防できます。
壁になにかを貼ることに抵抗を感じるかもしれませんが、ホームセンターで買える貼り付け跡の残らない両面テープを使えば、退去時にも問題になりません。
②防音マットを床に敷く
騒音は壁だけでなく柱や天井などを伝ってさまざまな方向から届くので、防音マットも効果があります。
自分の足音が下の階に響くのも防げるので、騒音トラブルの予防にもなります。
③音のするほうの壁に家具を配置する
隣室からの音漏れが激しいときには、家具や家電を問題の壁のほうに動かすのが効果的です。壁を伝って届いていた音が遮られます。
壁にぴったりと付けてしまうよりも、1cmほど離してから置くほうが防音効果があります。
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