最終更新:2021年1月6日

賃貸物件を借りる時に代理契約ってできる?という疑問を解決します!無職や未成年・学生など審査に不安がある人は、どうすれば一人暮らしできるか徹底解説します!代理契約に必要な条件や、部屋探しから入居までの流れも紹介します!
契約できるか不安がある方は代理契約という手段をとれる
現在、未成年や学生で自分自身で契約できない、無職やフリーターなどで収入に不安がある人は「代理契約」という形で、賃貸契約が可能です。
ここでいう代理契約は、賃貸契約に必要なもろもろの手続きを、入居者本人に代わって代理でおこなう人なので、法律上の代理とは違います。
以下に、契約できない可能性がある人の特徴をまとめたので、当てはまる人は代理で契約する人に手続きをお願いしてみてください。
・成人済の学生
・無職
・フリーター
・収入が不安定で審査に不安がある
・信用情報に傷がある
代理契約という形がとれるかは、代理で契約する人が賃貸契約に必要な条件をクリアしている必要があります。
また、無断で契約者以外の人が住むことは「転貸」「又貸し」という違反行為なので、代理契約をする旨は必ず不動産屋に伝えてください。
代理契約をするのに必要な条件
代理で契約する人が、そのまま契約者の名義になる場合は、以下の条件をすべてクリアする必要があります。手続きだけ代理の人に頼む場合は、入居者本人が下記の条件をクリアしましょう。
・安定した収入の業種で働いているか
・勤続年数が長いか
・信用情報に傷が無いか(信販審査の場合)
また、原則として代理で契約する人は、両親や兄弟など3親等までの親族にお願いしましょう。それ以外の人に代理をお願いすると、審査に落ちる可能性が高くなります。
代理契約をする場合の入居までの流れ
代理で契約する人にお部屋探しから入居までの手続きをしてもらう場合の、大まかな流れを紹介します。普通の賃貸契約時と、流れはほぼ同じです。
②代理の人が重説・説明交付を受け署名捺印
③契約に必要な書類の提出
④契約者本人の名義で初期費用等を入金
⑤本人と不動産業者の間で鍵の引き渡し
⑥入居開始
代理の人に契約してもらい、入居するまでの流れをもう少し詳しく解説します。合わせて、必要になる書類も紹介するので、代理契約をする人は事前に準備しておきましょう。
ちなみに、入居審査や賃貸契約時に必要な「住民票」や「印鑑証明」は、発行から3ヶ月以内のものしか使えません。
①代理の人が部屋探し~入居申込
あらかじめ、代理で契約する人に希望するお部屋の条件を伝えておきましょう。あまりに条件が多いと、該当するお部屋が少なくなるので、条件は3つほどに絞ってください。
また、内見も代理の人がおこなう場合は、壁の防音性・エアコンの有無・家具のレイアウトのしやすさなど、重点的に見る部分を伝えておきましょう。
気に入ったお部屋があれば、そのまま入居申込の手続きをしてもらい、審査に進みます。
「代理の人名義で契約」する場合と「入居者本人の名義で契約」する場合の、入居審査で必要になる書類を紹介します。
代理の人名義で契約する場合に必要な書類
代理の人名義で契約し、契約者と入居者が違う場合に必要な書類は以下です。代理の人・入居者・連帯保証人の3人分の書類が必要です。
・代理で契約する人の収入証明書
・代理で契約する人の住民票
・代理で契約する人の印鑑証明書
・入居者の身分証明書
・入居者の住民票
・入居者の印鑑証明書
・入居者の収入証明書(学生の場合は不要)
・連帯保証人の身分証
・連帯保証人の住民票
・連帯保証人の収入証明書
連帯保証人を立てずに保証会社のみで審査をする場合は、連帯保証人分の書類は不要です。
代理の人が手続きをおこない本人名義で契約する場合に必要な書類
代理の人が手続きを行うが、契約者の名義は入居者本人にする場合、必ず「委任状」が必要です。もろもろの必要書類は以下の通りです。
・入居者の住民票
・入居者の印鑑証明書
・入居者の収入証明書(学生の場合は不要)
・代理の人のの身分証明書
・委任状
・連帯保証人の身分証
・連帯保証人の住民票
・連帯保証人の収入証明書
委任状は、不動産屋によって指定のものがあるので、メールでデータを送ってもらうか、代理の人に受け取ってもらい、後日郵送しましょう。
指定の委任状がない場合は、ネット上にある無料の委任状に署名・捺印をし、不動産屋に提出してください。
②代理の人が重説・説明交付を受け署名捺印
入居審査が通ったら、代理の人に「重要事項説明」を受けてもい、その後渡される「説明交付」に署名・捺印してもらってください。
重要事項説明書とは、契約内容などについて詳しく書かれた重要な書類のことで、資格を持った宅建士から必ず説明を受けなければいけません。
不動産屋によっては、スマホやパソコンのモニタ越しに受けられるサービスを展開している場合があります。可能な限り重要事項説明は、入居者本人が受けましょう。
③契約に必要な書類の提出
重要事項の説明が終わったら契約手続きに入ります。契約者が、代理の人か入居者本人かによって必要な書類が違うので、別々に紹介します。
代理の人名義で契約する際に必要な契約書類
代理の人名義で契約する場合は、通常の契約同様に、代理の人と連帯保証人の書類が必要です。
・住民票
・印鑑証明書
・源泉徴収票
・銀行の通帳と口座印
・連帯保証人の住民票と収入を証明するもの
入居審査をする前に、役所で一緒に住民票と印鑑証明を取得しておけば、手間が減ります。
入居者名義の場合に必要な契約書類
入居者本人名義で契約をする場合は、入居審査同様に「委任状」が必要です。これは、契約を代わりにしてもらう行為に対しての委任状なので、入居審査時とは別物です。
・住民票
・印鑑証明書
・源泉徴収票
・銀行の通帳と口座印
・連帯保証人の住民票と収入を証明するもの
・委任状
また、代理の人の身分証などの提出を求められることがあります。不動産屋によって必要書類が違うので、事前に確認しておきましょう。
契約者本人の直筆署名・捺印がいる場合は、郵送で書類を送ります。遅くなればなるほど、入居日も遅くなるので、書類の郵送は速達で早めに送るべきです。
④契約者本人の名義で初期費用等を入金
賃貸契約が完了したら、不動産屋から連絡があった銀行口座に、初期費用などの必要なお金を振り込んでください。
その際「契約者の名義」でないと、入金しても処理できないので注意してください。入居者本人の名義だけど、入金も代理でしてもらう場合も、必ず契約者の名義で入金しましょう。
⑤本人と不動産業者の間で鍵の引き渡し
入居日当日は、入居者本人が鍵の引き渡しをおこないます。電話でやり取りをし受け渡し場所まで行くか、不動産屋の事務所に行って鍵をもらってください。
⑥入居開始
無事、鍵を受け取れたら入居できます。ライフラインの手続きをしましょう。
水道光熱費などのお金も、代理の人名義で契約する場合は、代わりに契約する人にお願いしてもろもろの手続きをしてもらいましょう。電話もしくはインターネットから開通手続きができます。
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