お部屋探しのコツや知識まとめブログ|イエプラコラム
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オートロックとは?どんな人に必要?安全性は本当に高い?

オートロックとはのイメージイラスト

オートロックとはどんな設備?
本当に必要?意味ないって本当?

オートロック付き物件は防犯性が高く安心して暮らせます。特に一人暮らしの女性から人気の設備です。

しかし、そもそもオートロックとはなんなのか、本当に必要なのか迷う人も多いです。

そこで当記事では、オートロックの仕組みやどんな人に必要なのかを解説しています。内見時のポイントも紹介するのでぜひ参考にしてください。

この記事は、不動産屋「家AGENT」池袋店の藤本さんにも内容を監修してもらいました。

監修 藤本 千里
不動産屋「家AGENT」
池袋店 営業スタッフ

池袋にある仲介不動産屋「家AGENT」で勤務する営業スタッフ。女性視点できめ細やかな接客をしてくれます。同棲に関する悩みや地域の住みやすさについてのアドバイスに定評があります。

オートロックとは?

オートロックエントランス
オートロックとは、建物内に共用の玄関ドアがあり、鍵で施錠しなくても自動でロックされるセキュリティ設備です。

オートロックはマンションのエントランスに付いており、24時間施錠されています。そのため、基本的には入居者以外は中に入れません。

エントランスの扉を開けて中に入るには、鍵や暗証番号で解錠するか、居住者に内側から開けてもらう必要があります。

居住区以外に扉があることで、アパートなどと比べると不審者やセールス、宗教関係、集金、新聞取りを簡単に居住区に寄せ付けないため、セキュリティ性が高いと言われています。

そのため、オートロック付き物件は女性や一人暮らしの人や、小さな子どもがいるファミリー層などに人気があります。

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防犯面を重視するなら必要な設備

オートロック付きのマンションは、付いていないマンションより防犯性が高いので、家賃よりも防犯面を重視する人におすすめな設備です。

オートロック付きのマンションであれば、訪問者を建物の中に入れる前に誰なのか確認できるので、犯罪に巻き込まれやすい女性や子どもがいるファミリーにとってメリットが多いです。

ただ、オートロックは防犯性が上がる分、付いていないマンションやアパートと比べると、鍵の閉め忘れといった防犯意識の低下などのデメリットがあります。

防犯性を重視していない人は、無理にオートロック付きの物件でお部屋を探さず、普通のマンションでお部屋を探したほうが良いです。

では、オートロック付きのマンションにすむ最大のメリット2つを、詳しく紹介していきます。

建物に入れる前に訪問者を確認できる

モニターインターホン
オートロックは基本的にマンションに付いており、モニターインターホンが付随しています。

そのため、建物に入れる前に訪問者の顔を確認し、要件を確認した後に任意で建物内に入れます。

オートロックとモニターインターホンは、犯罪被害に遭遇する機会を減らす事ができるので、特に女性におすすめの設備です。

また、アパートと違い、セールスや宗教などに対して直接対応しなくても良いので、不要な要件に応じる回数を減らすせます。

鍵を締め忘れても施錠される

オートロックはエントランス部分が施錠され、簡単に居住区に入れないので、鍵を掛け忘れたとしても安心できます。

ただ、オートロックがあるからといって、鍵を開けっ放しにするのは辞めましょう。安心しすぎると盗難や犯罪などの被害にあうリスクが高くなるので、常に防犯意識を持つことが大切です。

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オートロックの防犯性は完璧じゃない

オートロック付きマンション

オートロックは、他の入居者や自身が解錠したタイミングで一緒に建物内に入る事ができてしまう「共連れ」という事があるので、完全に安全とは言い切れません。

また、塀を乗り越えて外廊下に簡単に入られてしまったり、裏口から居住区に侵入されるケースもあるので、オートロックの防犯性を過信せず、各々の防犯意識を持つことが大切です。

主な侵入経路

オートロックは、許可した人以外は建物の中に入れないシステムですが、意外と防犯性の見落としが多く、外部から侵入されます。

以下が、オートロック付きマンションで、外部から侵入されやすい経路です。

・住民の後に続いて侵入する(共連れ)
・裏口や塀側から侵入する
・同型の鍵や暗証番号が使用される
・センサーの誤作動を利用される

裏口が常習的に開いている場合は裏口から簡単に侵入され、塀が低いと乗り越えて居住区に侵入されてしまいます。

また、エントランスの扉の隙間にチラシや紙などを差し込み、センサーを誤作動させたり、暗証番号を使用され、侵入されてしまう事もあるので、オートロックの防犯性は完璧とは言えません。

1本の鍵で解錠するタイプは防犯性が低い

1本の鍵でエントランスの解錠や、お部屋の解錠もできてしまう「集合キー」と呼ばれる鍵は、オートロック付きマンションの中で1番防犯性が低いです。

集合キーは、オートロックとお部屋の解錠ができるので、鍵を複数持ち歩かなくて済みます。ただ、鍵がお部屋と共通しているので、作りが甘くすぐに複製ができてしまいます。

ただし、デンプルキーといわれる特殊な鍵は、作りが複雑で専用業者じゃないと複製できないため、防犯性が高いです。

そのため、防犯面を重視する方にはディンプルキーや、暗証番号式、カードキー式などのセキュリティの高い鍵やオートロックがあるお部屋を借りるのがおすすめです。

ちなみにオートロックには、以下の4つの種類の鍵が主に存在しています。

・集合キー式(鍵1本で全て解錠可能)
・暗証番号式(暗証番号のみ、または鍵の併用)
・カードキー式(カードキーのみ)
・指紋認証式(指紋のみ)
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オートロック物件の内見時に確認するべき4ポイント!

虫眼鏡で家の置物を探すイメージ画

オートロック本来の防犯性能を活かすためには、内見時に内装や間取りだけに注視するのではなく、建物の外側の状態や鍵などについても確認しておきましょう。

内見時に建物の外の状況を把握しておくことで、セキュリティ面や建物がしっかり管理されているのかを確認できて、防犯性能が有るかどうかの判断基準のひとつとなります。

オートロックの構造や防犯カメラの有無

オートロックはチラシや紙などを利用してセンサーの誤作動を誘発させ、侵入できてしまいます。そのため、エントランスドアに隙間がないかどうかを確認しておきましょう。

もし隙間がある場合は、センサーを誤作動できる程の隙間かどうかについて検証や確認を内見時にさせてもらうと良いでしょう。

また、防犯カメラの有無もしっかりと確認しておきましょう。エントランスやエレベーターなどの共用部分に防犯カメラがあることで、犯罪の抑止力となってくれます。

塀や手すりの高さをチェックしよう!

オートロック物件で内見時に見落としが多いのは、マンションの周りにある塀の高さや、非常階段の手すりの高さです。

塀や手すりが腰くらいの高さの場合、簡単に乗り越えられるのでオートロック付き物件でも防犯性が低いです。そのため、内見時には忘れずに確認すべきです。

裏口が開け放たれていないか

マンションにはオートロックが有るエントランス部分の出入り口と、居住者がエントランスを経由せずに出入りできる裏口があります。

裏口が常時開けっ放しになっている場合も、オートロックが無意味となってしまうので、確認しておきましょう。

ただ、住人の意識で開け放たれてしまう可能性があります。心配であれば、管理人や清掃の方が日々出入りしている様な分譲マンションがおすすめです。

念のためマーキングサインがないか確認

表札やインターホン、電気、ガス、水道メーターなどに見たことがない暗号がある建物には、常習的に訪問販売員が良く来ているか、空き巣の被害にあっている可能性が高いです。

暗号はマーキングサインと呼ばれており、訪問販売の人や空き巣などが自分や仲間内でわかりやすいように残している物です。そのため、暗号の有無の確認はしておきましょう。

暗号 意味
S シングル(1人暮らし)
M 男性
W 女性
F ファミリー
学生(大学生は大またはDと表記されることも)
R 留守

もしマーキングサインがあった場合は、早急に管理会社に連絡して対応してもらうか、許可を得てヤスリなどでサインを消すようにしましょう。

オートロック付き物件に住みたいならネット不動産屋に相談すべき

オートロック付きの物件に住みたいなら、ネット不動産屋に相談してみましょう。当サイト運営の不動産屋「イエプラ」は、LINEで最適なお部屋を提案できます。

「治安が良いエリアで物件を探したい」「オートロックだけど家賃は抑えたい」など、わがままな要望にも応えてくれます!

SUUMOやHOME’Sには載っていない未公開物件も取り扱っているので、お部屋探しの幅が広がります。

オートロックなし物件との家賃の差は?

オートロック付きマンションと、付いてないマンションの家賃の差は、約7千円もあります。

以下は、不動産屋専用物件情報サイト「ATBB」で、池袋駅から駅徒歩15分以内、1K、2階以上、風呂トイレ別、エアコン有を条件にして調べた平均家賃の結果です。

平均家賃
オートロックなしの物件 約73,000円
オートロック付きの物件 約80,000円

※2019年12月3日現在

1ヶ月の家賃が7千円違うということは、1年間では8.4万円もの差になります。

そのため、極力家賃や費用を抑えたい人は、無理してオートロック付きのお部屋を借りる必要はありません。

オートロックは後付ができるのか?

オートロックは、付けたいと思った時に後付けできません。基本的に建物に付いている設備なので、後付するということが難しいです。

そのため、防犯面を取るか、費用を抑えたいかで選び、自分の条件に合ったお部屋を探して借りましょう。

ただ、どちらも希望を叶えたい場合は、自身で簡単な防犯対策をすることで、オートロック付きの物件でなくても実現できます。

簡単な防犯対策としては、モニターインターホン付きの部屋を選ぶ、窓の補助錠や家庭用の防犯ブザーを付けると良いでしょう。

他には必要に応じて、ミラーレスカーテンやポスト用の目隠しシート、ポスト用の南京錠などを用意するとさらに防犯性が上がります。

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さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。

家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。

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