
アパートの音漏れと対策について徹底解説します!音漏れのしやすい建物構造を解説し、騒音問題に悩まされないためのアパート探しのコツ、賃貸アパート向けの防音対策のやり方をご紹介しています!
アパートは音漏れしやすい
一般的に「アパート」と呼ばれる賃貸物件は、音漏れがしやすい傾向にあります。
音漏れのしやすさは建物構造で決まりますが、アパートは防音性の低い「木造」や「鉄骨造」で建てられていることが多いからです。
以下の表に、建物構造ごとの防音性の違いをまとめました。青い文字を押すとそれぞれの建物構造について解説した記事に移動しますので、より詳しく特徴を知りたい方は参考にしてください。
防音性 | |
---|---|
木造 | × |
鉄骨造 | △ |
RC造 | 〇 |
SRC造 | ◎ |
防音性の高い建築構造である「RC造」や「SRC造」は、4階以上の高さがある、いわゆる「マンション」に多く、アパートタイプの賃貸物件には少ないです。
音漏れの少ないことが物件選びの条件として上位にある人は、アパートよりもマンションを中心にお部屋を探したほうが良いでしょう。
生活リズムが逆転している人は騒音被害にあいにくい
夜勤などで生活リズムが逆転している人はアパートに住んでいても騒音被害にあいにくいです。日中は人が少ないため生活音が聞こえず、在宅率が上がる夜間は仕事などで出かけているからです。
ただし、自分が夜中に動きまわることで、ほかの住民に騒音被害を与える危険はあります。自分の立てる音がトラブルに発展しないように、音漏れには気を付けましょう。
また、平日とは違って土日祝の場合は、日中でもアパートの在宅率が高く、昼間に睡眠を取るのが難しいことがあります。
音漏れ・騒音問題に悩まされないアパート探しのコツ
音漏れや騒音問題に悩まされないアパート探しのコツを6つご紹介します。以下の6点を踏まえてお部屋選びをすれば、騒音問題に悩まされるリスクをかなり減らせます。
②共有スペースが荒れていないか確認する
③在宅率が高い夜間に内見する
④地図で周辺環境を確認する
⑤どんな人が住んでいるか不動産屋に聞く
⑥隣の部屋との接点が少ない角部屋にする
以下で、それぞれのコツを詳しく解説していきます。
①内見のときに壁の厚さを確認する
内見のときにお部屋の壁をノックして音の響き方をチェックすれば、音漏れをしやすい物件かどうかを確認できます。
壁を叩いて高い音がしたら、なかが空洞になっているため、隣の部屋から音漏れがある危険が高いです。
②共有スペースが荒れていないか確認する
内見の際に、郵便受けやゴミ捨て場などが荒れていないかをチェックすることで、住民のモラルを推測できます。共有スペースが荒れている物件はモラルが低く、音漏れが激しい傾向にあります。
特に、共有スペースに「深夜の掃除や洗濯は控えてください」「テレビや音楽の音量は小さくしましょう」などの注意書きがある場合は、ほとんど確実に騒音トラブルがあります。
③在宅率が高い夜間に内見する
夜間の内見であれば、住民の在宅率が高いので、どのくらいの音漏れが隣人から聞こえてくるのかを確認しやすいです。特に午後7時以降であれば、多くの住民が仕事から帰ってきています。
ただ、内見できる時間帯は仲介の不動産屋や管理会社の営業時間などによって変わります。事前に営業マンに確認して「なるべく遅い時間帯に内見に行きたい」と伝えましょう。
また、いま住んでいる場所が希望物件の近くにある場合は、深夜に窓の明かりを見に行き、住民の生活リズムを確認するのもおすすめです。
深夜0時以降でも明かりが点いているお部屋が多いと、騒音で睡眠を妨げられる危険が高いです。
④地図で周辺環境を確認する
お部屋選びの際には、必ず物件の周辺地図を確認して、周りにどんな道路や建物があるのかを確認しましょう。高速道路や幹線道路、線路などが近くにある場合は、昼夜を問わずうるさいです。
また、近くに学校がある場合は、登下校時の子どもの話し声や校内放送の音などが騒音になる危険が高いです。
⑤どんな人が住んでいるか不動産屋に聞く
不動産屋に「どんな人が住んでいるんですか?」と聞いてみるのもおすすめです。プライバシーに関わることですが「ファミリーが多い」「一人暮らしが多い」など大雑把な回答は得られます。
基本的に、子どものいる家庭は、一人暮らしよりも音漏れが激しいです。子どもの走り回る音、説教する親の声などが騒音になります。
住民の層について全く不動産屋が教えてくれない場合は、アパート全体でどのような間取りのお部屋があるか確認すると良いでしょう。
単身向けか、ファミリー向けかという間取りのタイプで、住んでいる人の構成が予測できます。ワンルーム、1K、1DKの間取りに子育て世帯が住んでいることは、まずありません。
⑥隣の部屋との接点が少ない角部屋にする
アパートであっても、角部屋で、隣の部屋と接している箇所が脱衣所やバス・トイレのある一画になっていれば、かなり騒音を防げます。例えば、以下のような間取りです。
上記の図のような間取りであれば、生活スペースの中心である居室が隣り合っていないので、話し声やテレビの音などが聞こえてくることはほとんどありません。
賃貸アパート向けの3つの防音対策
賃貸アパートでできる防音対策は大きく3つあります。音漏れの激しい物件であっても、以下のような防音対策を実践すれば、かなり音をシャットアウトできます。
②防音シートを壁に貼る
③防音マットを床に敷く
以下で、それぞれの防音対策の具体的なやり方と、実践している人の体験談をご紹介します。
①音のするほうの壁に家具を配置する
背の高い家具を音のする方向の壁に配置すれば、音漏れによる被害を減らせます。壁を伝って届いた音が家具で遮られるからです。
家具を配置するポイントとして、壁にぴったりと付けてしまうより、1cmほど離しましょう。壁にくっつけてしまうよりも、防音効果が高まります。

防音シートを壁に貼る
出典:https://debriefing.hatenablog.com
背の高い家具がない場合は、防音シートを壁に付ける方法がおすすめです。もちろん、防音シートを貼った壁際に家具を寄せて置けば、さらに遮音性は上がります。
退去時の費用が心配で壁になにかを貼ることに抵抗がある人もいますが、ホームセンターで買える貼り付け跡の残らない両面テープを使えば、賃貸物件でも防音シートは活用できます。

防音マットを床に敷く
出典:https://www.pialiving.com
防音マットを床に敷くことも防音対策になります。アパート内の騒音は、壁だけでなく柱や天井などを伝ってさまざまな方向から届くからです。
また、自分の足音が下の階に響くのも防げるので、騒音トラブルの予防にもなります。

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